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DRIVEキャリアが大切にしていること
「自分の人生を思い切りDRIVEさせる働き方をする人を増やす」
前回の記事で、DRIVEキャリアの生い立ちを書きました。
DRIVEキャリアでは、求人記事を掲載していただく「求人広告」と、ETIC.スタッフがコーディネーターとなって求人企業・団体様の採用をお手伝いする「人材紹介」を行っています。
今回は、「自分の人生を思い切りDRIVEさせる働き方をする人を増やす」ために、私たちがどんなことを大切に人と組織をつなげる仕事に携わっているのかをお伝えします。
私たちが大切にしていること、それは大きく次の3つに分けられます。
1. 転職者の方にとって一番エネルギーが湧き出ることを一緒に探る
相手の方の価値観を知る
私たちは常に、相手の方の気持ちに寄り添える理解者でありたいと思っています。同じ経験はしていないかもしれない、それでも知りたい、理解したいという気持ちを持って転職者の方々と接しています。
そのうえで大切にしているのは、まず転職者の方の価値観を知ること。
これまで転職者の方が仕事やプライベートで力を注いできたこと、実現できたことなどを、失敗した話も含めてお聞きし、その方が大切にしたいこと、実現したい生き方、ありたい自分などを知るようにしています。その際、業種や職種、社会課題などの「カテゴリ」に捉われず、大切にしたいことを深く知るようにしています。
転職者の方の価値観を自分たちなりに理解できた次の段階では、次の2つのポイントを押さえながら企業や団体とつなぐステップに進みます。
・応募ポジションが転職者の方のやりたいことにマッチしているか
・代表のキャラクター、組織のカラー、働くイメージが湧くかどうか
DRIVEキャリアでは、法人側の理解者、第三者的な存在としての視点も大切にしています。もし、転職者の方と法人をつなぐ前段階でコーディネーターに不安材料が浮かんだ時には、面談で「やりがいを感じる可能性は高いけれど、組織の環境になじめるかどうかは私から見て不安に思います」など、正直なフィードバックをすることをもあります。
その中には、企業に直接エントリーをした場合には入社するまで見えないこと、わからないことが含まれている場合も少なくありません。
2. エントリー先を前提とせずに、その人に合う組織を広く探していく
一般的な採用活動では、エントリーした企業や団体の理念、また仕事内容だけでなく組織の考え方やメンバーとの相性が良いかどうかも大きな判断基準となります。
DRIVEキャリアでは、面接時に客観的な視点から応募先の団体との相性を見た上でほかの選択肢として別の団体を紹介することもあります。また、DRIVEキャリアの求人記事以外のおすすめの求人や企業・団体があれば紹介します。
転職者の方の経験やスキル、想いなどを活かせる選択肢をご提案することもあわせて、納得感のある選択ができることを大切にしています。納得できる選択ができるために私たちが重視する部分は、次の2点です。
・業務内容・ポジションだけでなく、組織や環境含めてフィットするかどうか
・第3者だからこそ見える相性
「転職」は、業務やポジションで選びがち。でも特に社会的事業に取り組む場合は、その企業や団体の価値観や文化もすごく大切です。字面だけでなく、自分が心から共感し、コミットしたいと感じられるかどうか。社会課題は常に速いスピードで変化していくため、事業内容も臨機応変に変化していきます。
だからこそ、「事業」ではなく「価値観」や「一緒に働く仲間」とのフィット感があるかどうかをしっかり見極めることが重要だと考えています。その団体と、ながく付き合い、経営課題やメンバーの顔触れまで理解しているコーディネーターが第3者的に相性をみることで、アンマッチが起きにくい転職活動をサポートできると思っています。
3. 転職者と組織、両方にとって採用はスタートライン
転職者も、採用する組織も、お互いが成長していける関係性をつくれるかが鍵です。
NPOやソーシャルベンチャーの場合は特に、「経験者」がそのまま活躍できるケースは、ほとんどありません。
それは、今までにない挑戦をしているからこそ。特定の社会課題や対象者について、その切り口とビジネスモデルで同じように事業運営している団体はない、ということがほとんど。
だからこそ、参画後に、お互いが成長しあって、よいパフォーマンスを発揮していけるように切磋琢磨することが大切になってきます。
たとえば、規定の採用フローでは2回の面接を基本としています。もし面接を終了した後、求職者の方に不安な気持ちがあれば、「もう一度、現場の方とお話してみませんか?」「次の面接ではこういうところを確認しておいた方がいいと思います」などアドバイスし、必要に応じて企業や団体に交渉しています。求職者の方と企業、団体がお互い信頼し合える良い仲間として働けるかどうか、働き始めるまで伴走しきることを心掛けています。
採用が決まった後も、状況を見ながら採用先でのチャレンジに気持ちよくジョインできるように配慮しています。たとえば、企業や団体の事業などで人材不足の状況をなんとかしたいといった気持ちから、無理をして早く参画しようとされる場合もありますが、そういった時は「入社時期を前倒しする必要はありません。入社前にしっかり有給休暇を取るなど休んで、参画後しっかりと事業に貢献できるように準備を整えましょう」など無理をしないように声がけをしています。
最後に、DRIVEキャリアでは、目の前の人、企業、団体、関わってくださる方々と接する時には正直であることを大切にしています。私たちが日ごろ蓄積している知見をもとに、お役に立てる情報を提供し、DRIVEキャリアの強みも弱みも必要に合わせてお出ししています。
正直に、誠実に、転職者の方に寄り添いながら、おせっかいもやきながら、働きたいと思える団体や企業での仕事とつなぐ。コーディネーターたちは、いつも目の前の方々を「応援したい」という気持ちで自分たちの役割に向き合っています。
インタビュイー:野田香織、腰塚志乃
文・編集:乗越貴子、高梨真紀
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