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続・日本の夏、トンボの夏。

こんにちは、夢カメラです!
毎日暑いですね、皆さん夏バテしていませんか?

先日、子どもたちと自転車で行ける場所にて
大物のトンボ(ギンヤンマ・ウチワヤンマ)
をGetしたのですが…

本命のオニヤンマを、全く見かけませんでした。
したがって別の日、
市外の川沿いに行ってきたときの話です。

こんどこそ、オニヤンマを求めて。

車で約40分。
オニヤンマを求めて、
林のある川へ行くことにしました。
そこは、市外でキャンプ場がある場所
少々使用料は取られますが、
その分、草むらなどもある程度
管理されているし川も緩やかなので
全くの自然より、子連れには助かります。

到着すると、視界には雄大な自然!
目に優しい~~~!
そして飛び交う色々な虫たちの中に、
トンボがいるいるいる。
(おぉ~トンボ!)
リサーチ通り、いっぱいいる!!
テンション上がります↑↑↑

こども達は、せっかちに
シートベルトを外して前のめりなので、
少し落ち着かせるため、
ウオーターシューズに履き替えて
しっかり用意してもらいます。

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情報によると、川のそばに住む
オニヤンマは縄張りを持って、
メスを待ちながら川に沿って悠々と
パトロールし続けるとのこと。

ついに発見!

しばらく川の周りを
登ったり下ったり、3人で偵察しました。

下の子は、トンボというより水遊びに
夢中になっています。やはりというか…

小川の石の上や浅瀬をジャバジャバ歩き、
捲ったはずのズボンが下がって、
裾を濡らしてます(;一_一)オイオイ

(どろんこ大好きなんです)

ー・ー・ー・ー・ー

しばらくすると、10mくらい先に行っていた
上の子の声が聞こえました。

「あっ!!オニヤンマ、オニヤンマ!」

本当に、”トンボセンサー”でも付いてるのか、
またも上の子が発見します。

見上げると、上空4mあたりを飛行している
大きな影!本物のオニヤンマだ!

「ホントだ!でかい!めちゃくちゃカッコいい!」
親も興奮です。
一年越しの目標ですからね。
でも、静かにしないと
警戒して降りてこないので
みんなを落ち着かせます(;^_^A

時速約60km/h
高い所を飛ぶオニヤンマを
捕まえるのは至難の業です。

下の子も水遊びをやめて
虫取り網を構え始めました。

しばらくは、
テニスの試合観戦しているかのように、
視線を右に左にしていました。(首が…)
何分くらい…15分はしてたと思います。

すると、オニヤンマが少し高度を下げてきました。

上の子の上空に通った時に
狙うも空振りしてしまいます。
「あぁ~、惜しい!!!」

それから数える事空振り3回、
また上に行ってしまいました。
それでも、深追いはいけません。
警戒して来なくなってしまいます。

しばらくすると、縄張りなのか
やはりまた戻ってきました。

そうこうしている内に、
着いてから1時間以上経ちます。
曇って来たので、涼しくなって
高い木の枝や茂みに隠れて寝てしまう。
あまりチャンスは無い・・・。

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そんな事情は知る由もなく、オニヤンマは
悠々と、人間を見下ろしてパトロール。
高いところにいて、届かない(-_-;)

降りてこい・・・
お~い、降りてこいよ~・・・・

すぅーーーーーと
おっ!降りてきたよ!!

「まだ待って、・・・よし行けっ!!」
またまたオヤジが叫びました。

通り過ぎるところを
背後から狙いを定めて、、、一振り!!
【カサカサッ!】とした音。

「入った?!」オヤジが声を掛けます。

網の方から「バババババッバババッ」と大きな音!
網の中を確認する上の子。
上の子「あっ、いるいる。
オニヤンマいるよ!やった~!!!」

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(見事なオニヤンマ♂!
10cmくらいありました)

一年越し、冬からこの日を待っていました(´;ω;`)ウゥゥ
ようやくオニヤンマに会えました。
翅のデカいこと、デカいこと。
そして、硬くてしっぽを丸めて元気に暴れます。
ちなみに、オジサンはオニヤンマに嚙まれました。
(T▵T)いや~痛い痛い。

この日捕れたオニヤンマは、一匹でした。
ですので下の子は、オニヤンマは捕れませんでした。

しかし、今回は泣かなかった(良かった)。
理由を聞いてみたら、大好きな水遊びが出来たのと、
その前にずっと捕りたかった
”カワトンボ”を
捕まえていたから気分良しのようで。

ホッとしました。
次も川にしようかな(笑)

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(カワトンボ。分かりづらいですが
ボディはキラキラした緑です)

※現地では、「ハグロトンボ」のメスだ!
と思ったのですが、
写真の解像度が良くないのですが、
翅はもう少し薄い茶色でした。
帰ってから本で調べて
「ミヤマカワトンボ」のメスっぽいね!と
いうことで落ち着きました。
しっかり、勉強になりました。

最後は、トンボたちを
「元気に子孫残してね~!バイバイ(@^^)/~~~」
と言って、みんなで放しました!
ケガもなく、みんな元気に飛んでいきました。
本当に、新しい虫取り網は虫たちにも良いみたいです。
きっと良いお金の使い方をしたので、
お金もまわりまわって戻って来るでしょう!

あのキレイな虫にも会えました。

そうそう、今回は嬉しいことに
懐かしい虫にも会えました。

僕が小さいころに、
夏の夜風を入れるのに窓を開けていると
窓の明るさに集まってくる虫たち。
その中で、ひと際キラキラしていた…
「ヤマトタマムシ」です!

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(全てがキラキラです☆)

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(お腹も足もキラキラです。)

どう進化したら、こうなるのでしょうか⁉
本当に”宝石のような虫”ですよね。

日本の歴史で習った、
飛鳥時代の工芸品
『国宝 玉虫厨子(たまむしのずし)』

を思い出します。
厨子(仏像などを納める容器)の装飾金具の下に
本物の玉虫の翅が張り付けられていることから、
この名前が付いたそう。
現在、法隆寺の大宝蔵院👇に保管されているらしいです。

飛鳥時代の人も、
現代のぼくらと
同じヤマトタマムシを見て、
綺麗だな~(*'▽')と感じたんだと思うと、
時空を超えて繋がる感じで
嬉しくも不思議な気分になります。

昔の人と感覚の共有って、
なかなか無いので(*^-^*)

おわりに

このトンボの話、どうやって締めようかなと
思ったんですが、
まだ現在も追っているので、
終わってないから締められないんですね(笑)

子ども時代に、何か一心不乱に夢中になることって、
すごく大事だと思うので、これからも時間の許す限り
付き合っていきたいです。

まだ、メスのオニヤンマなど、
出会ってないトンボもまだまだ沢山ですし、
まだまだトンボ熱は冷めてません。
真っ赤なハッチョウトンボとか会いたい!!
と子供たち燃えてます。
まだまだ、この夏の天気の良いうちに、
たくさん外に出て、こんがり焼けて
トンボを追いかけるでしょう!

古いようで、自然の中で過ごすのは、
自宅で過ごすことの多いこの時代、
実は良い遊びなのでは?と思います。
おススメですよ('ω')ノ

もうトンボアカになってしまいそうですが、
トンボの写真だけアップしていくのも、
”デジタル虫かご”
みたいで良いかもしれませんね!
noteさまさまです(*^-^*)
__________

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
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暑い夏ですが、工夫して楽しみましょう!
ではまた!

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