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アレルギーのおと

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Dr. ドラが患者さんや保護者さんなどに知っておいてもらいたいと思う情報をまとめて見ました。
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2020年12月の記事一覧

災害に備えて何を準備しておけばよいですか?

非常用袋や防災セットと一緒に、感染予防や災害による砂埃対策としてのマスクの準備が必要です…

災害時にはどのような問題が起こりますか?

生活環境が異なるため症状が悪化しやすくなります。 また、薬が入手しにくくなります。 アレ…

ぜん息と言われたのですが、水泳は始めた方が良いですか?

水泳は、重症なぜん息の子どもでも発作が起こりにくい運動であり、呼吸法の習得・筋力増強効果…

走るといつも咳込むのですが、運動をさせない方が良いでしょうか?

運動によってぜん息症状がでる「運動誘発ぜん息」の可能性があります。 運動を辞める前にお医…

強いぜん息発作のサインがあるときは直ちに医療機関を受診しましょう!

「強いぜん息発作のサイン」には以下のようなものがあります。 これがひとつでもある場合には…

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ぜん息のコントロールが不十分な状態とは、どのような状況でしょうか?

ぜん息の「コントロールが不十分な状態」とは、 軽い症状であってもぜん息の症状がしばしばみ…

毎日、吸入ステロイド薬を使用しています。大丈夫でしょうか?

吸入ステロイド薬は、内服のステロイド薬と異なり、副作用が極めて少なく、医師が指示する量を守って使用すれば長期間使用しても安全な薬です。 吸入ステロイド薬は、 毎日使用することで十分な効果が得られる薬です。 ある程度以上の量の吸入ステロイド薬を半年以上続けると、成人になった時の身長が約1cm小さくなることも報告されていますが、 急性増悪(発作)を繰り返すこと自体も成長に影響します。 このため、 治療では早めに症状をコントロールして、吸入ステロイド薬を減らすことを心掛

ぜん息の治療は苦しい時だけにするものですか?

ぜん息の治療には、 1)急性増悪(発作)の時に苦しい症状をとる治療 だけでなく、 2)気…

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ぜん息と言われたのですがペットを飼ってもよいですか?

動物の毛やフケはアレルゲンとなり、ぜん息の悪化因子になる可能性があります。 買い始めた時…

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ダニに対する具体的な対策にはどのようなものがありますか?

ダニ対策の基本は 「掃除機の使用」と「寝具の管理」です 主な吸入アレルゲンであるチリダニ…

ぜん息の増悪因子には何がありますか?

ぜん息を悪化させるもの(増悪因子)は 1)吸入アレルゲン(ダニやペットの毛、カビなどの室…

急性増悪(発作)時の病院受診のタイミングは?

「強いぜん息発作のサイン」がひとつでもある場合には、 直ちに医療機関の受診が必要です。 …

風邪を引くたびに咳が長引くのですが、ぜん息でしょうか?

風邪を引くたびに咳が長引く場合にはぜん息の可能性がありますが、 鼻副鼻腔炎(黄色や緑色の…

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ゼイゼイ、ヒューヒューしたらぜん息ですか?

乳幼児は、 年長児と比較して気管支が細く、痰などの分泌物の量も多いため、 呼吸器感染症(急性気管支炎や急性細気管支炎など)でも ぜん息と同様にぜん鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)を呈することがあり、 ぜん息の診断は簡単ではありません。 風邪を引いた時などに 胸からゼイゼイ、ヒューヒューという音が聞こえたり、 息をするのが苦しそうになったり というエピソードを3回以上起こしたことがある、 あるいはそのような症状が気管支拡張薬の吸入で改善する場合には、 「乳幼児ぜ