ゼイゼイ、ヒューヒューしたらぜん息ですか?
乳幼児は、
年長児と比較して気管支が細く、痰などの分泌物の量も多いため、
呼吸器感染症(急性気管支炎や急性細気管支炎など)でも
ぜん息と同様にぜん鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)を呈することがあり、
ぜん息の診断は簡単ではありません。
風邪を引いた時などに
胸からゼイゼイ、ヒューヒューという音が聞こえたり、
息をするのが苦しそうになったり
というエピソードを3回以上起こしたことがある、
あるいはそのような症状が気管支拡張薬の吸入で改善する場合には、
「乳幼児ぜん息」と診断されます。
また、ぜん息の長期管理薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬や吸入ステロイド薬)を1ヶ月ぐらい服薬して、
その効果で判断する場合もあります(「診断的治療」と言います)。
<参考資料>
小児のアレルギー疾患保健指導の手引き
https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?