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赤ちゃん語を使うママ、使わないママ

赤ちゃん語とは、自動車を「ぶぅぶ」と呼んだり眠ることを「ねんね」と呼んだりする言葉である。極端な例を挙げると「〜でちゅね」なども、この赤ちゃん語に含まれるだろう。


アナウンサー高橋真麻氏がテレビで語っていた育児論がとても新鮮だった。高橋氏といえば先日第一子を出産して新米ママとなり育児に奮闘中のご様子。

「赤ちゃん語を使わないようにしています」と胸を張って言う高橋氏。理由は「正しい日本語を伝えたいから」と語っていた。分かりやすく伝えることを生業にしている彼女ならではの考えだろう。

私が驚いたのには理由がある。それは、私が通院した産婦人科では真逆の指導があったからだ。

助産師の考えはこうだ。「パパもママもどんどん赤ちゃん語を使ってコミュニケーションをとりましょう。赤ちゃんの発語のレベルに合わせることで、赤ちゃんは自信がついてどんどん積極的にお話しするようになりますよ」と。

以来、私も夫も実母も義母も、娘には赤ちゃん語で向き合ってきた。街ゆく人も「可愛いでちゅね」と話しかけていくので、てっきり育児は赤ちゃん語がスタンダードなものなのかとさえ思っていた。


早くからハイハイする子、ハイハイをすっ飛ばして歩き始めた子、赤ちゃんによって成長の速度も順番も様々だ。ちょうど昨日生後10か月を迎えた娘も、一日中喃語を発しているが確信を持てる言葉は今のところ「ママ」だけである(……愛しい)。

赤ちゃん語を使っても使わなくても、いずれは皆同じように話し始めるだろう。それが遅かれ早かれ、だ。

高橋氏も助産師も、きっとどちらも間違ってはいない。それぞれ自分が一番納得できる方法で子どもと向き合えたらそれが一番いい。


蛇足だが、«成功者»の自己啓発本を100冊読んだら ある人は「朝ごはんは必ず食べた方が良い」と説き、ある人は「朝ごはんはコーヒーだけで気持ちを高める」と真逆のことを言っていたと検証した記事を見たことがある。

そう、子どもの数だけ育児の方法があっていいのだ。様々な体験談を参考にしつつ、笑顔で娘と向き合おうと思う。


明日からの連休はなにをしよう。実りあるシルバーウィークになりますように。

2020/09/18 こさい たろ

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