ぜん息と言われたのですが、水泳は始めた方が良いですか？

水泳は、重症なぜん息の子どもでも発作が起こりにくい運動であり、呼吸法の習得・筋力増強効果も見込まれます。

でも、

水泳のみでぜん息が治ることはありません。

低年齢でのスイミングスクールへの参加は その後の喘鳴（ゼーゼー）や鼻炎に対して予防や治療効果なし ～アレルギーの予防や治療を目的とした過度な推奨へは注意が必要～ | 国立成育医療研究センター

水泳は、陸上競技と異なって以下の理由より発作が起こりにくい運動です。

１）湿度が高い環境下での運動である

２）水泳中には過呼吸が起こりにくい

３）運動による起動からの熱ロス・水分ロスが少ない

しかし、

水泳のみでぜん息が治ることはなく、

最近ではプールに含まれる塩素の影響を心配する声もあります。

塩素消毒は安全？危険？　プールのニオイの意外な正体

水泳のみにこだわらず、本人が楽しんで続けられる運動やスポーツをすることが良いでしょう。

【医師監修】子供がスイミングに通う、8個のプラス効果とは？

運動時のポイント｜小児ぜん息基礎知識｜独立行政法人環境再生保全機構

＜参考資料＞

小児のアレルギー疾患保健指導の手引き

https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf