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無限大の可能性を秘めたる君へ【34/100】

 

夫が東京に帰った。

本来なら地元の駅から送るはずが県庁所在地で7年に一度の御開帳があったので、両親とともに四人でそちらに向かって、普段の帰省方法とは異なる新幹線口で別れを告げた。


※プリンセス=夫

夫大好き人間なのでさみしくて仕方なかったが、夫と別れてから両親とともに一時間半かけて帰るわけで、是が非でも泣くわけにはいかなかった。

潤んだ目でこちらを見てきた夫に、相手が好きだと言った笑顔で返すことしか出来なかった。
大人になったものだ、わたしも。



夫にも魔法を一つかけよう


さて、里帰り前に東京でいろいろなことをやってきたわたしである。
もちろん夫にも一つサプライズを残してきた。

今日からローラ(=うちのバブ)が産まれてから一ヶ月検診までの大体120日はなれるわけで、その間少しでも寂しくないようにと、自分自身のためせっせと準備していた。



時は約一ヶ月前に遡る。

大体は百均


元々夫の誕生日にやろうとしていたものに、プラスアルファで夫自身も巻き込んでやろうと考えた結果、「夫の好きなところに対するQ&A」を思いついた。
トランプのカードには夫の好きなところを書いて(元々そういう商品が売っている)、その対になるページに関連する質問を書いて夫自身に答えさせるというものである。

こういうカードがあるんですよ



トランプはジョーカー2枚を除いた50枚強あり、一日一回シャッフルして一枚だけ引いて中身を確認する。夫としたら、私が思う夫の好きなところを確認できて、褒められる形になる(はず)。


一緒に生活をしていたときは毎日お互いを褒めあっていたのだが、それが出来なくなる期間、きっとメンタルも病むだろう。

自分のいいところを毎日再確認して、それに対する質問に答えたら、すこしでもコミュニケーションした気になるのではないかと考えた。


わたしはわたしで、里帰りを終えたときに夫の質問回答を見ることができるし、一石二鳥である。

字が汚いのはデフォ


暇さえあれば書いた


好きなところを書くだけなら50枚だが、質問も考えなくてはならない。つまるところ100枚のカードを仕上げる必要がある。

と、言うことでスキマ時間を見つけては少しずつ書いた。


これは自宅
会社のお昼休み



今でこそ100日チャレンジで30回を超えたわけだけど、その3回目の投稿でも書いた通り検診の最中でも書いた。


家、病院、会社、外出先の休憩所など、ありとあらゆる場所で書いた。
一ヶ月あれば余裕だろうと高を括っていたわけだが、ほとんど在宅もなく出社し、夜や休日は夫と一緒なわけで、自由時間は存外少なく自分の計画性のなさを呪った。
本当はこれとは別にお手紙も書きたかったのだが、これだけで精一杯だった。


家を出る時に、ベッドの上に以前洗ったシェリー・メイ(我が家の愛称はめーちゃん)とプレゼントを置いてきた。
めーちゃんは120日間、夫の監視役である。

ちなみにわたしはともに洗ったダッフィー(愛称だふぃお)を持ってきた。
だふぃおにはわたしの高校時代からプロポーズ、そして出産まで見守らせるわけだ。まさに「マイフレンドダッフィー!トモダチ!」である。

夫の反応


東京の36度えぐい


 変換するのがダルいのでひらがなばかり


このあと散々「嬉しい」「ちょっと泣いた」とコメントが返ってきた。泣け、喚け、そしてわたしが恋しくなればいい。ふふんだ。



次の機会を楽しみに

毎朝6時半に家を出て、21時に帰ってくる夫。

酷暑の東京砂漠で外回りをして、へろへろになって帰宅した家には誰もいない。
(対策していようとも)ごぶさんも茹だってしまう可能性のある暑さの部屋だけがそこにはあるわけで、自分のことに置き換えたら、たぶんわたしは泣いてしまう。

だからこそ今回のプレゼントが、彼にとっての楽しみになればいいと思う。作り置きしたごはんも、少しでも励みになればいい。


書ききれなかったけど、本当はもっとたくさん素敵なところがある。
手紙に託したかったほかのことも、今度また落ち着いたら伝えるね。いつ落ち着くかはわからないけど。



無限大の可能性を秘めたる君へ。
この120日で、お互いまた強くなろう。
話せることを沢山増やそう。だいすきだよ。



追伸 頼むから死なないようにクーラーはかけてください。
窓開けるだけで涼しくなるのはうちみたいな田舎だけだよ!

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