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【シミュレーション②】高配当株の王様、あの企業の株を毎月積み立て&配当再投資するとどうなる?【一般人の投資】

こんにちは、投資熊です。

今回は、実際にとある企業の株を単元未満株という形で毎月コツコツ買い増し、もらった配当を全て再投資した場合はどうなるのか?をシミュレーションしていきたいと思います。

前回記事にあったように、単元株より単元未満株の方がよりリターンが得られることは証明できましたので、なぜ単元未満株という手法を取るのか?に関しては省略させていただきます。

今回私がシミュレーションする企業は「JT(日本たばこ産業)」です。

JT株は、配当利回りが7%以上で(6/5終値基準)、一般的に「高配当」の定義である3%~4%を大きく上回っています。また、増配を続けている企業であり、投資家の中では非常に人気のある銘柄の1つです。もちろん私のポートフォリオにも組み入れています。

JT 配当

JTは、世界第4位のたばこメーカーで、巧みなM&Aで事業規模を伸ばしてきました。確かにたばこ業界自体今後の伸びはあまり期待できませんが、中毒性のある商品で一朝一夕で市場が激減することもありません。JTは6割ほどを海外で稼いでおり、海外は堅調です。加えて、需要減が進む国内でも伸長している加熱式たばこでは後発なので、国内でも伸びる余地もあります。私はJTの加熱式たばこであるプルームテックシリーズを愛用しています。

さて、銘柄分析の場ではないので私がJT株を持っている理由はここまでにして、いざシミュレーションに入りたいと思います。前提条件は以下の通りで、毎月1万円、3万円、5万円、10万円の4パターンでいきます。くどいようですが、これは「あくまでも前提条件通りいけば」の話であり、「絶対これくらい儲かる!」という話ではありませんのでご注意ください。

★前提条件★
・株価2000円固定
・配当77円/株 年2回配当 増減配なし 
・受領した配当金は全て再投資
・運用期間中の売買は一切なし
・税金や手数料は一切考慮なし
・運用期間15年

上にある通り、税金を考慮していないので、税引き後を知りたいのであれば0.8をかけていただだければ(本当は0.79685)大体の税引き後の額が分かります。

■毎月1万円ずつ積み立てた場合

JT 毎月1万円

6年目で年間配当金が6万円(月5,000円ライン)を超え、10年目で約13万円となり、月1万円ラインを突破しました。最終的に15年目では24万円以上となり、月2万円ラインをクリアする計算です。

■毎月3万円ずつ積み立てた場合

JT 毎月3万円

4年目の時点で年間配当金は12万円に肉薄しました。7年目でほぼ24万円となり月2万円ラインに到達し、10年目では約39万円と月3万円ラインをクリアしました。最終的には年間配当金は73万円を超え、月に換算すると6万円を超えます。毎月6万円の収入があれば、家賃を配当金で払うことが視野に入ってきますね。

■毎月5万円ずつ積み立てた場合

JT 毎月5万円

さすがに毎月5万円ずつの積み立てとなると、月1万円ラインは3年目で、月2万円ラインは5年目で、月3万円ラインは7年目でクリアしてきます。10年目で年間配当金は65万円を超え、5万円ラインもクリア。最終的には122万円を超え、毎月10万円ラインをも突破してきました。毎月給与以外に10万円が入るとなると、生活がワンランクアップしそうです。

■毎月10万円ずつ積み立てた場合

JT 毎月10万円

毎月10万円の投資は夫婦共働きや高収入なサラリーマンでないと厳しいラインになってきます。しかしその分、リターンも大きいですね。5年目で年間配当金は50万円を超え、9年目で100万円を超えてきます。10年目で月10万円ラインをクリアし、最終的には年間配当金は245万円を超え、月20万円の計算になります。

いかがだったでしょうか?

正直な話、前提条件にもある通り、株価と配当の変動がなく、税金も考慮していないので、結構希望的観測っぽい計算結果になったような気がします。何より、JT株は日本トップレベルの高配当株です。実際は、こんなに配当利回りが高い株は少ないし、さらに株価の上げ下げによって買える株数の変動、減配する可能性だってあります。また、2割ほど取られる税金を念頭に入れていないので、税金を入れて計算すればもう少し係数は低くなるでしょう。

とはいえ、上のシミュレーションの通り、毎月3万円ずつコツコツ株を買って配当再投資をすれば、15年後には毎月6万円の不労所得を得られるようになります。つまり、毎月3万円を15年間積み立てれば死ぬまで月6万円をもらえる権利が手に入るということです。仮に毎月3万円を銀行預金したとして、金利0.001%の今、得られる利益はわずかです。しかも、物価が上がったりすれば下手したらマイナスです。小額からでも、単元未満株でコツコツ株を買い増し、配当再投資を行って複利運用を続ければ、大きな変化になりうることは本記事を読んでいただければお分かりいただけるかと思います。

以上、今回はここまでとさせていただきます。お読みいただき、ありがとうございました。

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