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怪異譚

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怖い話、不思議な話を集めています。
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2020年2月の記事一覧

【怪異譚】アサガオからの伝言

 「植物にも感情があるから、お花に水を与えるときには、『キレイに咲いてね』などの優しい言…

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【怪異譚】完成されないレクイエム

1.18世紀後半  オーストリア 時代は18世紀後半、オーストリア、ウィーンでの話である。…

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【怪異譚】コンピュータウィルス

 今でこそ、ある程度の知識があるので、スパムメールやウィルスにも慌てずに対処できるが、パ…

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【怪異譚】火の玉を撃った話

 かつて山村で猟師をしていた親戚の体験談。  今から30年くらい前の話かな(2002年採取とな…

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【怪異譚】パチンコで大儲けしたら、褐色美女の狐に化かされた件

 今から20年ほど前、バブル景気が崩壊し、就職氷河期などと騒がれていたが、まだ好景気の残り…

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【怪異譚】代行車

 神奈川県に引っ越してきたばかりのフリーライターの屋舗さんは、その日、趣味のサークルでの…

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【怪異譚】足跡

 都内に住む味野さんに起こった話。  ある日のこと、リビングで彼がくつろいでいると、スマホの着信音がいつもより大きな音で鳴った。  スマホを見てみると、見知らぬ“荒井”なる者からLINEが送られてきていた。  トーク画面を 開いてみてみると大きな足跡のイラストのスタンプが送られてきた。  心当たりは無かったが、誰かの冗談だろうとその日はそのままにした。  その次の日も“荒井”なるものからのLINE。  開くと、やはり大きな足跡のスタンプ。  それを見た味野さんは、「誰です

【怪異譚】コンビニエンスストア

 都内に住む亀沢さんは、昼間は塾講師のアルバイトをしつつ、バンドマンをしている。    そ…

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【怪異譚】血虫

 越後の山間部に”血虫”の話という伝承がある。  非常に短い話なのだが  山道を歩いてい…

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【怪異譚】片足

 「自分の常識をはるかに超えた不思議なことってよくあったよ」   そう、語ったのは、かな…

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【怪異譚】公衆トイレ

 風の冷たい夜だった。  私は仕事の都合で、田舎の山道を車で走っていた。  あまりにも冷え…

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【怪異譚】サイレン

 最近、ニュースなどを見ていると”視聴者提供”という文字をよく目にする。災害やら、事故な…

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