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好きなことが わからなくなったら。



こんにちは。

以前 告知したように、10月は勝手にコーヒーフェアと称して、一般の方にコーヒーに親しんでもらう機会を積極的につくっていました。

今日は記録を兼ねて、約1ヶ月の活動を通してわかったことを書きます。

こちらは先日のイベントで設置したステートメント。
(展示などで設置される作品の趣旨をつたえるもの)



2020年10月(勝手に)コーヒー フェアに寄せて。

フリーのバリスタをしています。

毎年10月のコーヒーの日に合わせて開催されている様々なコーヒーの祭典が、COVID-19の影響で中止となることを知り、個人のできることとして何があるか?フリーの身だからこそできることは?

そんなふうに考えました。

コーヒーの普及を目指して、もっとたくさんのひとに興味をもってもらえるような機会を設けたい。

文化や生産の背景、好みの味の見つけかた、お店でのコミュニケーションの取りかたなど、きっと伝えられることはたくさんある。

自分の強みはやっぱり選ぶ楽しさだったり、試すハードルを下げること、入り口を少し広げたり、視点を変えて新たな興味の切り口を創ったりすることだと おもっています。

コーヒーはもともと生活の中にあったもの。
世界中で各国の文化とともに親しまれ、楽しまれてきたもの。
そして、いまも、いつでも、生活に気軽にとり入れられるものです。

コーヒーがなかったら、コミュニケーションや場をつくるということについてこんなに考えることがなかったし、同僚やお客さんをはじめ、コーヒー周りでの出会いが自分を大きく伸ばしてくれました。

店舗に属することはやめたとしても、何かしら業界にも貢献できる形を探っていきたい。

多様になるにつれ、近年は難しすぎる印象を与えるかもしれませんが、そもそも技術や知識は《それを適正に扱うためのもの》であり、その先には《お客さんの生活がよりよくなるためのなにか》があってほしい。

生活をたのしむこと、日常をたのしくすること。
自分の感覚を信じ、選んだものを誇らしく感じられること。

そんな体験をとおして、普遍的な価値が循環するといいなと、そんな願いをもっています。



店舗で働くのを主としていた時期から1年半以上が、完全に店舗勤務をやめてから半年が経ちました。

そのあいだ何度も「(コーヒー自体)やめたっていいんだよな」とおもうことがありました。

執着しないことは強みだと考えている部分もあって
(反面、ひとつのことに打ち込めるひとへの憧れは強くあるのですが)

積極的にやめたいわけではないけど、一度やめてみるのもアリだと考えていたんです。

もともと、コーヒーはツール、という考えかたでしたから。

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