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【告知】 10月はコーヒーフェアします☺︎




こんにちは。
今日は、10月に考えているコーヒーにまつわるイベントについて、お伝えしたくて書いています。

10/1は国際協定で定められたコーヒーの日

コーヒーの新年度が始まる日です。

生産のシェアが世界最大であるブラジル(全体の約30%)が9月中にほぼすべての収穫を終えるという事情から、10/1 からの《新年度》としたそう。

10月1日以降、翌年の9月30日までに収穫されたものが2019-2020クロップというように年を跨いで製造年度とされます。

新豆である ニュークロップ について。


コーヒーの日にちなみ、毎年コーヒーを扱うお店ではコーヒーフェアが行われたり、ビッグサイトでは日本スペシャルティコーヒー協会が主催の(おそらくいちばん)おおきな展示会が行われます。(一般の方も入れます)

展示会は通常3日間あり、日本のみならず世界からもいろいろなサプライヤーや専門家(生産者、仲介、技術者、その他いっぱい)が《 coffee 》の名のもとに集合します。

これが、すっごくおもしろくてですね、
何年か前の写真ですが

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こんなふうに新規取り扱いを始めたエスプレッソマシンの紹介があったり、これはバリスタ大喜びポイントなのですが、

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こんなふうに各社のマシンを【実際に触ってみる、使ってみる】ことができるんです!

エスプレッソマシン は店舗に1種1〜2台の設置がまだまだ普通ですが

「あのマシン気になる」

「この店もあのマシンか…」

「これなんでこの味で落とせるんだろう、使ってみたいなあ」

って街を歩いたり海外を歩いたりして感じている好奇心や興味を、実際に確かめてみることができるんですね。

エンジニアが各ブースにいるのでプロに質問し放題で、もう素晴らしい展開です。

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マシン以外にもあたらしい器具や、コーヒー関連商品、

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おおきなタイプの設備などもあり、実際に試飲ができます。
というかこの日はずっと試飲してます。

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ナイトロ
コーヒーがドラフトビールのように出てくるシステム。
私はコーヒー以上にビールが好きなのですが、ここはいっしょにしないでほしい!でも気になる!みたいにテンションもあがっていきます。

いろんなプロの仕事をみていると発想が広がりますし、業界のトレンドを直にみることで、今後の展開の予想や、じぶんが各国でみてきた情報とのすり合わせができたりして本当にたのしい場です。

みんな気合が入っているし、商談にも熱があり、でもどこか楽しそう。
みんなで新豆の収穫を祝っているというか、コーヒーというものを扱う仲間なんだなぁという気がしてきます。


そして

多くのバリスタにとってのいちばんの学びポイントは、3日間とおして会場内で行われる


バリスタ の技能を競う、ジャパンバリスタチャンピオンシップ


京都の名店 Unir の山本バリスタ。
予選を勝ち抜いたバリスタが準決勝、決勝を戦います。

単に知識や技術だけでなく、プレゼンテーションや独自性も問われるこの大会は、世界基準で規定がつくられています

私も店舗で教える場合、お店の基準が優先にはなりますが、それ以外のことはこの規定からブレないように指導しています

そのスタッフが突然

「僕今年のJBCに出ます」

と言い出してもマイナスからのスタートにならないようにしたいからです。
マシンの正確な扱いや衛生管理、エスプレッソの評価などがJBCの規定と方向的にずれていないか、気をつけてみるようにしています。

考え抜かれた規定・基準は、忠実に体現できれば絶対にお客さんのためになるようにできているし、そのまま世界に通用する

バリスタとはこうあるべき、と世界が定めた基準なんですね。

「エスプレッソができたら、世界中で仕事ができるよ」とよく言っていて、これはその場では冗談にとられることが多いのですが、あながち間違いでなく、マシンの扱いは世界中でそこまで変わらないし、対人のコミュニケーションである以上、おなじ人間を相手にするなら人種問わず、大事なことも変わりません。

私自身【日本以外で仕事をしたことがある】というのが現在のじぶんにおおきなアドバンテージとなった部分があるためか、若いひとにはどんどん世界に出て行ってほしいなと密かにおもっています。

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バリスタチャンピオンシップの競技者それぞれが、ものすごい研究と練習を重ねてきたプレゼンテーションは専門的な部分も多いのですが、こういうことをこそ知ってもらいたい!という内容なので《バリスタチャンピオンシップ動画解説》の会 なども、興味があるひとを集めてやりたいなと考えています。


このほかにも、いろいろな技術の大会があり、 各人深めたい知識、技術に特化して学びを得ることができます。

《コーヒー》と名のつくあらゆるものをみんなが持ち寄って切磋琢磨する展示会は、コーヒーの普及を促進し、業界が発展するのに本当に大きな意味があります。


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しかし2020年は時世により開催が中止されてしまいました

本当に意義がある、1年に1度のプロの集う場がなくなるというのは、誰のせいでもないけれど、とても悔しくおもいます。

個人のできることとして何があるか?フリーの身だからこそできることは?

そんなふうに考えた結果、今年もコーヒーの普及を目指して、興味をもってもらえるような会をいくつか開催したいと考えています。

じぶんの強みはやっぱり選ぶ楽しさだったり、ハードルを下げること、入り口を少し広げたり、視点を変えてちがう入り口をつくったりすることかなとおもっていて、

また、私よりも味覚や技術や経験に特化しているバリスタ仲間にも声をかけているので、うまくいけば普段私が提供できない様々なことを楽しんでいただく機会もあるかもしれません。



コーヒーはもともと生活の中にあったもの。
多様になるにつれ、近年は難しくなりすぎている印象を与えるかもしれませんが、そもそも技術や知識は《それを適正に扱うためのもの》であり

その先には《お客さんの生活がよりよくなるためのなにか》があってほしい。


私もコーヒーがなかったらこんなにコミュニケーションや場をつくるということについて考えることがなかったし、同僚やお客さんをはじめ、コーヒーによる出会いがじぶんを大きく伸ばしてくれたのは確かなので、何かしら業界にも貢献できる形を探っていきたい。

そんな願いをもっています。

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活動のひとつである、コーヒーショップ分解ツアーも好評展開中♩
(日程リクエストも受け付けています)

また詳細が決まりしだい、TABICA のページでアップしていきますので、興味がある方はよかったらフォローしてみてください☺︎

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フリーのバリスタ/COOK/コーチとしても活動中です。
お仕事のご相談、お問い合わせはこちらに。

chieoikawa5@gmail.com

FBからも受け付けています。

よろしくお願いいたします。

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