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Everybody’s Talking About Jamie

毎日毎日あづいですね…  そんな日は、日本ならではの水菓子で凌ぎます。

先日の観劇の帰りに頂いた水菓子。つるりとした喉越しも、さらりとした甘さも、へたり気味の五臓六腑に染み渡りました。

さて、ロンドン感激の観劇、書き逃していた最後の一本がこちらです。Everybody’s Talking about Jamie.

自分でいることに、誰の許可も要らないのよ

イギリスの田舎町。高校卒業まであと僅か。卒業後の進路についての適正テストの結果が出る。ジェイミーの適正は、「フォークリフト作業員」

でも彼の夢は、ドラッグクィーンになること。小さい頃からの憧れだった。ママもその夢を応援している。

夢がはっきりしている人を羨む人はどこにでもいる。だから彼らは茶々を入れる。そんな茶々も柔らかくいなし、笑いに変えてジェイミーは進む。

「だってこれが僕なんだもの」と押し付けるでもなく、力任せでもなく、さりとて迎合するでもなく、悩みながらもさらさらと歩む。

ジェイミー役の子がすごい。長い脚に真っ赤なピンヒール(15センチはある?!)を履きこなし、キャットウォークはもちろん、そのヒールで踊りまくる。しかも、それが綺麗!

そして、底抜けに明るい!かわいい!

客席には学生らしき集団が多く、すわ、修学旅行か?と怯んだけれど、見て納得。これは高校生で見たい作品だ。

誰しも夢を見る権利がある。どんな夢でもいいんだ。自分であればいい。人は誰しも表現者なんだから。

7月7日のプライドウィークエンドの後も、ロンドンの地下鉄にはこんなポスターが掲げられていた。ジェイミーの物語とシンクロ度高すぎ。

苦しくなって、壁を作ることもあるだろうけれど、その壁だって、別に壊さなくてもいい。その壁を登ってみたらいい。登った先に見える光景を確かめて、そこから考えればいい。

気持ちが明るく軽くなる一作でありました。

皆、ジェイミーの話をしてね!よろピコ。の看板。

イギリスの労働階級系の訛りがキツイし、学生のスラングも多くて、台詞の聞き取りは苦労したけれど、歌になった途端、全部聞き取れたからなんとかなった。どの言語であれ、若者言葉は日々進化するから、まだまだ鍛錬しなければ!

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