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だからエンタがやめられない

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感激の観劇備忘録。だってエンタが好きなんです
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2019年10月の記事一覧

腕トラ主催公演: 「坂道のララバイ」

体温を感じられるような繋がり方がいいよな テレホンカードが出てきたばかりの1982年。「電波…

異才テネシー・ウィリアムズの「さけび」

いつも思っていた。劇場ってひょっとすると、役者にとっての牢獄じゃないかって 新宿三丁目の…

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JOKER (ジョーカー)

「僕の人生はずっと悲劇だと思っていた... だが、喜劇だった」 街全体がスラム化し、人々の不…

ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート

劇場に入った瞬間、舞台上に設置された巨大な鉄骨のジャングルジムが目に入る。建設現場の複数…

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時代に翻弄されたものの悲哀について 「銀河英雄伝説 Die Neue These」

すでに存在する作品をリブートするからには、何か独自の存在理由がなければなりません。それが…

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演劇集団円 「ヴェニスの商人」

人間は、自分とは異なる信条を持つ者に、こうも残酷になりえるのか。 キリスト教こそが正義と…

劇団チョコレートケーキ: 「治天ノ君」

「わたしの尊厳など、どうでもいいのだけれどなあ」 出自だけで、決して逃れられない運命を背負う人がいる。産まれ落ちた瞬間から国の象徴たることを余儀なくされ、無邪気な期待に対する拒否権すら与えられない、皇族の方々だ。 その皇族の中でも近代史上、ほぼ語られないのが大正天皇だ。その誕生日、8月31日は祝日ですらない。「あからさまな葬り方」という一言に震えがきた。 「決して運命から逃げないお方でした」 生まれつき病弱だったにも関わらず、宿命から目を背けず、偉大で強い父、明治天皇

今更ながらの初プロメア

中島かずきさん脚本の完全オリジナル長編アニメと聞いたら、うかうかとしてはおられません!え…

天気の子

「天気なんて、狂ったままでいい」 青空がもたらす沢山の人々の笑顔や感謝よりも、ヒナちゃん…

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