泥水すする

バトル・ロワイヤルⅡ 鎮魂歌(レクイエム)

https://youtu.be/fltC0rdtCQ8 「911後」の「対テロ戦争の時代」を邦画SFという枠で描いた映画。  それが、鑑賞した僕の脳裏に、真っ先に浮かんだ言葉だった。  正直…

バトル・ロワイヤル

男がいた。  男は、孤独だった。男の仕事は、中学校の教師だった。しかし男が生きた時代、教師が無条件に教師というだけで尊敬を得られる時代は既に終わっていた。彼が勤…

ラスト、コーション

女がいた。  女は美しく、知性があった。彼女が少女だった時代、彼女の生まれた中国は、海を挟んだ隣国、大日本帝国という国家から、侵略を受けていた。イギリス人の父親…

山の向こうのJJJ

私は子どものころ、福島正実の「JJJ」という小説のことが、好きだった。  この小説のことを知っている人は、今、きっと、あまりいないと思う。そもそも若い世代は福島正…

自分の作品が大嫌い ~存罪論~

1  はじめて、エッセイを書く。  エッセイのテーマは、タイトルに全て表現されている。  そう、私は私が書いた作品が大嫌いなのだ。 「水に食ワレル」も。 「女不…

異世界に行きたくて

僕たち東城大学文芸部は、言ってみれば、オタクの集まりである。純文学に分類される話を書く人もいるものの、大多数は、世間において価値が一段低く見積もられているジャン…