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脳脊髄液減少症の病状経過と今後の見通し(全文読めます)

※脳脊髄液減少症(脳と脊髄が浮かんでいる「硬膜」内の液が減少する病気)により入院中です。

 入院生活15日目。3食ともにカレーライスは出てきませんでした(以下の記事参照)。

 安静治療開始から2週間が経ちました。CT検査をしたところ、入院開始時に撮影した画像と比べて、硬膜の隙間(脳脊髄液の漏れによるもの)が埋まってきていることが確認されました。安静治療の経過は良好だということです。

 ベッド上安静での療養期間は終了。今後は身体を起こしての入院生活とリハビリ。病状を見ながら問題がなければ、今月末に退院可能とのことです。

 その後は日常生活を過ごしながら2週間通院。問題なければ職場復帰、という流れ。可能であるならば、デスクワーク中心の部署に配置転換などが望ましい、とのことです。それは会社の判断となるので、主治医の口からそれ以上のことは言えないと。最低あと3週間は職場復帰が無理だということは職場に伝えました。

 私が自宅に帰った時点で妻の仕事は再開可能。試用期間中だった妻は、3月11日までに職場復帰できなければ自主退職を、と勧告されているそうです。

 あせるけれどもあせらずに。
 午後からのリハビリではベッドから離れリハビリ室にて。リハビリそのものは問題なかったのですが、帰りに1階分の階段を登る際に、頭の上下移動に若干の恐怖を覚えました。入院直前の3日間、仕事終盤に地下から上がってきた際に、激烈に頭が痛みだしたのを思い出したせいでもあります。

 リハビリ後〜夕食、まではベッドを傾け、起き上がって座りながらのなんやかんや。寝たきり状態でのセッティングを完璧にしていただけに、座った状態では照明が近くて目が疲れました。

 まだ起き上がり開始したところなので、夕食後は「何でカレーライスじゃないんだ……」と泣きながら少し横に。しばらくしてから、「入院記録」とは別に、今判明した状況をまとめていこう、と思い立ちます。

 この2週間そうしていたように、寝た姿勢での執筆を始めてしまいました。もう起き上がってもいいのに。
 起き上がっていいことを忘れてしまいそうでした。
 生きていることを忘れてしまいそうでした。

 現況を妻に知らせます。
「退院してけんちゃん(息子)と遊んであげてね。力も強くなってるよ。たくさんたくさん遊んであげて」とのこと。
「いやそこは手加減してもらわないと」
「本人と相談して」
 息子は6歳です。大人とだって相談して決め事ができるようになった年齢です。聞いてくれるかは分かりませんが。頭をあまり動かさずに遊ぼうと思います。

(了)


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