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#恒川光太郎

2022年読んだ本まとめ

感想は書く時期もあれば書かなくなる時期もあり、今は書かなくなった時期。読んだ順。途中から…

泥辺五郎
1年前
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恒川光太郎「異神千夜」

 まだ数冊あると思っていたが、既刊の恒川光太郎作品はこれで全て読み終えてしまった。単行本…

泥辺五郎
2年前
4

恒川光太郎「滅びの園」

 ぷにぷに。  プニプニ。  プーニー。  プーニー、プーニー。  大丈夫。正気。  大…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「真夜中のたずねびと」

 これまで読んだ恒川光太郎作品の内、長編では「金色機械」、短篇集ではこの「真夜中のたずね…

泥辺五郎
2年前

恒川光太郎「白昼夢の森の少女」

 和菓子のアンソロジー、BIG ISSUEなど、様々な所に書いてきた小説群をまとめた短編集。一貫…

泥辺五郎
2年前
4

恒川光太郎「私はフーイー 沖縄怪談短篇集」

 沖縄を舞台にした怪談集。中には人間の醜さが際立つ話もあり、辛くなる時もある。フィクショ…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「金色機械」

 おそらくは地球外から来た一族の持ち物であった「金色様」という、「なんでも記憶出来てものすごく強くて声色も変えられて、ちょっぴりお茶目」な機械と、その周辺の歴史。舞台は主に江戸時代中期。山賊、女郎、同心、流民の子など数多くの登場人物の人生が混ざり合い、終幕へと向かっていく物語。書見台を利用しての読書は物語世界への没入率が凄まじく、子供らの嬌声とテレビの音とが響く中でも、問題なく小説の世界観にどっぷりと浸かり、隙間時間ながら445ページを二日で読み終えた。テレビでは録画した「ス

恒川光太郎「竜が最後に帰る場所」

「もっとも自分らしい物語の揃った特別な自信作」と著者自ら述べる(文庫版解説より)短編集。…

泥辺五郎
2年前
4

恒川光太郎「草祭」

 石油ストーブを出してきたのに、晴れた日の午前中は照り付けがひどくて夏のような暑さになっ…

泥辺五郎
2年前
4

恒川光太郎「夜市」

 恒川光太郎五冊目。読書習慣を再開した際に、「同じ作家の本は続けて読まない」という縛りを…

泥辺五郎
2年前
7

恒川光太郎「ヘブンメイカー」

「スタープレイヤー」の続編。    十の願いを叶えられるタブレット「スターボード」を操る「…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「スタープレイヤー」

 引き続き恒川光太郎読み。これまではホラー、神話といった感じだったが、今作はファンタジー…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「雷の季節の終わりに」

 引き続き恒川光太郎を読む。  冬と春の間に、「雷季」という五番目の季節がある土地「穏(…

泥辺五郎
2年前
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恒川光太郎「秋の牢獄」

 本格的に冬じみてきたと思ったら既に十二月の半ばになっていた。慣れないからか、陽の照る間は暖かいからか、幼稚園に通う息子はいまだに長ズボンとジャージを着ることを拒否している。そのくせ自転車に乗る際は掛毛布を要求してくる。厚着をしていると送り迎えの最中に汗ばんでくるので、私の服装はまだ秋から抜け出していない。秋の牢獄に繋がれたままである。  本の題名に無理やり繋げてみた。  KindleUnlimitedで読める本のうち、怪奇やホラー系の小説をざっとDLしてみた。海外文学で懐