前ばっかり見て歩くのに飽きたら、たまには後ろ向きに歩いてみる。
今日は、雨。
雨雨雨雨雨降りでした。
物思いに耽るにはもってこいの日。
仕事から帰るなり本棚に手を伸ばした。
直感や閃きは侮れない。
無意識レベルで手に取った本、たまたま
開いたページに自分の欲しかった答えが
ダイレクトに書いてあったりすることが
よくある。
人間にとっての本当の幸せは、
光の下にいることではないと思う。
その光を遠く見据えて、
それに向かって懸命に走っている、
無我夢中の時間の中にこそ、
人生の充実があると思う。
建築家 安藤忠雄より ( 新潮社 )
人生、納得の積み重ね。
夢を持つことは良いことだと教わるわりに、
社会や現実に触れ、思うように進まなかった
ときの対処法は意外と誰も教えてくれないもの。
情報化が進み、高度に管理された
現代社会の中で、人々は、
「 絶えず光の当たる場所にいなければ
ならない 」という強迫観念に縛られて
いるように見える。
建築家 安藤忠雄より ( 新潮社 )
成功 = 光の中
そんな感覚が過去、わたしにもあった。
完成 ( 建築 ) は基礎が出来れば半分。
上は割りと簡単。
人間も一緒。人間も基礎が出来ていたら、
基礎がきっちりしてたら、すぐに立ち上がる。
コケても、失敗しても基礎 ( 根性 ) あれば、
起き上がるのも早い。
そう語る安藤忠雄氏の言葉に背中を押され、
後ろ向きのまま歩く景色をしばらく楽しんで
みるのもありかなーーなんて思えた1日だった。
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