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教員から転職する前にやっておいた方がいいと思うこと

2022年4月、私は5年間続けた小学校教員を辞めて、ITコンサルティング企業に転職しました。

小学校教員として勤めた5年間、とても充実していて、楽しい思い出もたくさんできました。

しかし、前職に未練はありません。
晴れやかな気持ちで4月を迎えました。

この記事では、教員の方が転職する前に、やっておいた方がいいと思うことを書きたいと思います。

最初に結論を書くと、以下の3つです。

・残業時間を減らす
・「教員になってやりたかったこと」を全部やる
・学校の先生方とのつながりを大切にする

あくまで個人の考えなので、現状と合わない方もいらっしゃると思いますが、少しでも参考になればうれしいです。

※転職活動の経験から学んだことを、下記マガジンにまとめています。よかったら、こちらものぞいてみてください。


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残業時間を減らす

「子どもと関わるのが好きだけど、残業がつらい」

という理由で転職するのなら、一度現職のまま残業時間を減らす努力をしてみてほしいです。

なぜなら、残業時間が減ることで、精神的なゆとりをもって仕事ができるようになるからです。

その結果、「これなら転職しなくていいじゃん!」みたいになる可能性もあります。

かくいう私も、初任者のときは月100時間を超える残業をしていました。

それが、転職活動を始めた5年目は、10時間以下になっていました。

これは、残業時間を減らす努力をした結果です。

具体的なノウハウについて量が多くて書けないので、下記記事を参考にしてみてください。

もちろん、職場環境はそれぞれ異なるもので、残業時間を減らしたくても不可能な方もいらっしゃると思います。

なので、長時間労働で体も心も疲れ果てて苦しいのなら、すぐに転職するのもありです。まずその環境から抜け出すことも大切だと思います。


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「教員になってやりたかったこと」を全部やる

「これがやりたくて教員になった」ということは全部やってから転職した方がいいです。

言うまでもないかもしれませんが、転職した後に後悔しないようにするためです。前職でやり残したことがあると、次の仕事に集中できない可能性があります。

私の場合、教員になってやりたかったことは以下の通りです。

・6年生を担任して、卒業生を送り出すこと
・運動会の表現(ダンスなど)を指導すること
・みんなが安心して過ごせる学級づくりをすること
・大人になって本当に役に立つ知識を教えること
・修学旅行に引率すること
・林間学校に引率すること
・休み時間に子どもたちと外遊びしまくること
・低学年から高学年まで幅広く担任すること
・卒業後、教え子と再会すること
・保護者の方から感謝されること

諸先輩方に助けてもらいながら、なんとか全てやり抜くことができました。

今は、やりきったうえでの「転職」という決断に迷いはありません。

やりきったからこそ、思い切って次の挑戦にふみ出すことができています。


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学校の先生方とのつながりを大切にする

「学校の先生」と関わりをもつことが難しくなってしまうからです。

私は学校に勤めているとき、学校の先生の友人や先輩後輩のつながりがたくさんできました。それらのつながりに何度も助けられ、ここまでやってこられました。

そして、転職先では学校の先生と関わる機会は減ってしまいます。

いざ学校の先生とのつながりを作ろうと思っても、なかなか難しくなってしまうのです。

前職で培ったスキルとともに、つながりも大切にしていきたいものです。


おわりに

教員の転職は時期を選びます。どうしても年度がかわる3月に退職、4月から入社というスケジュールになりがちです。

ここから逆算して考えると、この記事を投稿する6月は準備期間となります。求人に応募するより、教員の立場でできることを全部やってしまうことをおすすめします。

上記3つをやりきった後に転職活動をすると、すっきりした頭で企業と向き合うことができますし、後悔しづらくなります。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

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