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半導体製造装置市場予測@2022

世界の半導体前工程製造装置投資額は、2022年にほぼ1千億ドルへ

https://www.semi.org/jp/news-resources/press/20210915-2

🟩前工程装置2022年に10%成長

SEMIは半導体前工程製造装置への投資額が、2021年には前年比44%増の914億ドル、2022年も8%増える見通しで、3年連続で過去最高を更新すする予測を発表しました。3年以上の連続成長が見られたのは、2016年から2018年依頼になります。

🟩ファンドリー分野が好調

急激な装置市場の拡大には、高速通信規格5Gの普及や、データセンター向け増加を受けた、半導体需要が拡大に起因しています。さらに自動車などの半導体不足が、深刻化したことも要因です。

ファンドリーとメモリー分野がけん引

ファウンドリー分野が440億ドルを上回る予測で、最大の成長分野です。ファンドリー大手TSMCは半導体不足から、顧客から増産の圧力を受けています。またスマートフォンやデータセンター向けの装置投資が堅調に推移し、サムスン電子を代表する、メモリー分野が380億ドルでファンドリー分野に続きます。

🟩韓国、台湾、中国が引き続き投資をリードする

米中摩擦による、中国や米国では半導体を自国内で生産するための投資を加速している。サプライチェーンの多重化による、半導体製造市場拡大も見込まれています。

東アジア地域に引き続き集中

2022年の投資を地域別に見ると、韓国市場は300億ドルと最大市場で、台湾が260億ドル、中国が170億ドル近くとなります。韓国、台湾、中国のトータルは市場の3/4を占めることになります。日本は90億ドルとなり、中国に2倍近くの差を広げられます。

🟩まとめ

2020年に始まった半導体製造装置市場は成長は2022年も引続くと予測される

歴史的に半導体はシリコンサイクル従い、1年から2年の成長期の後に、1年から2年の停滞もしくは後退期が訪れる。2023年には停滞に入るかもしれないが、半導体市は上下しながらも長期的には成長する産業だろう。

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