あさって 電子立国日本の半導体

「NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝」を見て、半導体への興味を持ちました!  3…

あさって 電子立国日本の半導体

「NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝」を見て、半導体への興味を持ちました!  30年の経験を活かし、半導体に関するニュースや技術情報、歴史などをわかりやすくお届けします

最近の記事

🟦グーグル データセンター向け独自CPU「アクシオン」発表!

🟦グーグル データセンター向け独自CPU「アクシオン」発表! グーグルは、データセンター向けに独自開発したCPU「アクシオン: Axion」を発表しました。既存の汎用CPUと比べ、最大30%性能、最大50%エネルギー効率が向上しています。ウェブサーバー、データベース、AIトレーニングなど、様々なワークロードのパフォーマンスを向上することができます。2024年中にGoogle Cloudの顧客向けに提供開始予定です。BigTable、Spanner、BigQueryなどのサー

    • 🟦メタ、AI推論アクセラレータ「MTIA v2」を発表!

      🟦メタ、自社製AI推論アクセラレータ第2弾「MTIA v2」を発表! メタは、AI推論アクセラレータ「MTIA」の第2弾となる「MTIA v2」を発表しました。メタは「フェイスブック」や「インスタグラム」といったSNSで表示する広告やコンテンツを推薦する性能を強化します。  MTIA v2は、以下の技術革新により、処理速度、メモリ帯域幅、電力効率を大幅に向上させています。 5nmプロセス: MTIA v1の7nmプロセスから5nmプロセスへと微細化することで、トランジス

      • 🟦米国、サムスンに巨額補助金支給!

        🟦米国、サムスンに64億ドル補助金支給! 米国政府は、韓国サムスン電子がテキサス州に建設する半導体新工場と研究開発拠点に、最大64億ドル(約9800億円)の補助金を支給します。米政府は2022年に成立したCHIPS法に基づき、総額527億ドルを米国内で半導体製造拠点を新設または増設する企業などに振り分けています。サムスンは総額400億ドルを投じ、米国内に最先端半導体の研究開発拠点と製造拠点を建設します。 🟦2030年までに先端半導体のシェア2割へ 米国政府は、半導体供給網の

        • 🟦ルネサス甲府工場10年ぶり再稼働

          🟦ルネサス甲府工場10年ぶり再稼働 ルネサスエレクトロニクス株式会社は、EV(電気自動車)需要拡大を見込み、パワー半導体の生産能力増強のため、山梨県甲斐市にある甲府工場を10年ぶりに再稼働しました。2025年からIGBTを中心としたパワー半導体の量産を開始し、生産能力を現行の2倍に増強します。ルネサスエレクトロニクス株式会社は、2022年5月に甲府工場をパワー半導体専用の300㎜ラインとして稼働させることを決定し、約900億円規模の設備投資を行いました。  甲府工場は、元

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          🟦アップル2024年内にAI特化チップ「M4」搭載Macを発売?

          🟦アップル2024年内にAI特化チップ「M4」搭載Macを発売? アップルは、AI機能に焦点を当てた新チップ「M4」を2024年内に発売する予定です。M4チップは、iMac、MacBook Pro、Mac miniなど、幅広いMacモデルに搭載される予定です。 「M4」の開発コードネームは、それぞれ以下の3種類です。 Hidra: ハイエンド向け。Mac Pro専用 Brava: ミドルレンジ向け。MacBook ProおよびMac mini搭載 Donan: ロー

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          🟦NANDフラッシュメモリ契約価格@2024年第2四半期

          🟦NANDフラッシュメモリ契約価格@2024年第2四半期 2024年第2四半期のNANDフラッシュメモリ契約価格は、前四半期比で平均13~18%上昇する見込みです。製品カテゴリ別に見ると、エンタープライズSSDは20~25%、クライアントSSDは10~15%、eMMC/UFSは10~15%、NANDウェハは5~10%上昇する見込みとなります。 🟦サプライヤーの生産能力の増強 キオクシアとウエスタンディジタルの増産開始にもかかわらず、他のサプライヤーは生産能力の増強に追従し

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          🟦2024年2月世界の半導体売上高

          🟦2024年2月世界の半導体売上高 米国半導体工業会(SIA)によると、2024年2月の世界半導体売上高は前年同月比16.3%増の462億ドル(約7兆円)となり、2023年11月から4か月連続で成長を続けています。しかし、前月比では3.1%減と2カ月連続のマイナス成長を記録しました。前月比では、全ての国・地域でマイナス成長となっています。 国・地域別売上高 前年同月比 / 前月比 中国:28.8%増 / 4.3%減 米州: 22.0%増 / 3.9%減 アジア: 1

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          🟦岸田首相がTSMC熊本工場を視察

          🟦岸田首相がTSMC熊本工場を視察 岸田文雄首相は2024年4月10日、熊本県菊陽町にあるTSMCの熊本工場を視察し、C. C. Wei(魏哲家)さんと意見交換しました。TSMCは、熊本工場の第2工場を第1工場と同じ菊陽町に建設すると明らかにしました。政府は、半導体の国内供給体制強化に向け、熊本第1・第2工場に最大1兆2080億円の補助金を支給する予定です。第2工場は、2024年内に建設が始まり、2027年末までに稼働する計画です。 🟦熊本工場は台湾有事のリスク軽減 台湾有

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          🟦シャオミ初のEV「SU7」発売開始

          🟦シャオミ初のEV「SU7」が予約開始24時間で8万台超を獲得! 中国のスマホ企業シャオミ(小米集団)は、EVセダン「SU7」を2024年3月28日に発売開始しました。発売後24時間以内に8万8898台の注文を受け、予約開始から48時間以内に注文数は10万台を超えました。シャオミは、中国で最も人気のあるスマホブランドの一つであり、そのブランド力はEV市場にも影響を与えていると考えられます。 🟦シャオミ、EV市場でシェア獲得を目指す シャオミは、29,900米ドル(約450

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          🟦台湾地震による半導体産業への影響

          🟦台湾地震による半導体産業への影響 2024年4月3日に発生した台湾東部沖の地震は、台湾の半導体産業に大きな影響を与えました。多くの工場が一時停止を余儀なくされましたが、被害は最小限に抑えられ、数日以内にほとんどの工場が操業を再開しました。ただし、一部の先端プロセス工場では、設備損傷の影響で復旧に時間がかかる可能性があります。今後、DRAM価格は短期は上昇する可能性がありますが、需要低迷の影響で長期的な影響は不透明です。 🟦数日以内にほとんどの工場が再開 台湾は世界的な半

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          🟦エプソンとラピダス、次世代半導体開発で協業

          🟦エプソンとラピダス、次世代半導体開発で協業!千歳事業所に研究開発拠点設置 セイコーエプソンは、ラピダスの半導体後工程に関する研究開発機能の一部を千歳事業所に設置することで協議を進めています。エプソンは千歳の事業所でプロジェクターの基幹部品である小型液晶パネルを生産しています。ラピダスは、貸与または施用されたスペースで2nm世代半導体のチップレットパッケージ設計・製造技術開発を行う予定です。両社は5月上旬までに契約を締結する予定です。 🟦日本における次世代半導体の設計・製

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          🟦ロームと東芝、半導体事業で業務提携強化へ

          🟦ロームと東芝 半導体事業で業務提携強化へ ロームは、東芝との半導体事業における業務提携強化を提案しました。具体的には、パワー半導体事業全般における以下の項目について連携を深めます。 連携項目 製造 技術開発 生産 販売 調達 物流  将来的には資本提携も視野に入れています。 🟦両社のパワー半導体事業のシナジー 半導体産業における国際競争が激化する中、ロームと東芝は、半導体事業における業務提携強化を提案しました。両社の半導体事業は親和性が高く、製品ポートフ

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          🟦ソニー タイで半導体新工場稼働

          🟦ソニー タイで半導体新工場稼働!ADASやデータセンター向け需要に対応 ソニーは、タイのバンコク郊外に半導体新工場を建設し、2024年2月に稼働開始しました。新工場では、主に車載向け画像センサー(ADAS向けカメラなど)やデータセンター向け半導体レーザー(大容量HDD向け)の後工程を担います。投資額は約100億円で、生産能力は従来比7割増となります。2026年までに、技術者や作業員をタイの地元大学などと提携して2000人を新たに採用する見込みです。 🟦タイ政府の半導体産

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          🟦大日本印刷2nm世代フォトマスク開発を本格開始

          🟦大日本印刷2nm世代ロジック半導体向けフォトマスク製造プロセス開発を本格開始 DNP(大日本印刷)は、2nm世代のロジック半導体向けフォトマスク製造プロセスの開発を本格的に開始しました。半導体製造の最先端技術であるEUV露光に対応するものです。 EUV露光:極端紫外線を用いた露光技術で、従来のArFよりも微細な回路形成が可能 フォトマスク:半導体の回路パターンを光で転写するための原版  DNPは、ラピダス株式会社が参画しているNEDOの「ポスト5G情報通信システム基

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          🟦インテル 米政府から補助金獲得

          🟦インテル 米政府から1.3兆円の補助金獲得 国内半導体生産拡大へ 米政府は、インテルに対し最大85億ドル(約1.3兆円)の補助金と最大110億ドル(約1.6兆円)の融資を提供することで、米国国内での半導体製造能力の拡充を支援します。インテルは、アリゾナ州、オハイオ州、ニューメキシコ州、オレゴン州の4つの拠点で、最先端のロジック半導体工場の建設や既存工場の刷新を行う予定です。この投資により、インテルは3万人の雇用創出と、米国における半導体生産能力を2倍以上に増強する計画となり

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          🟦Arm AI対応自動運転車の開発新技術を発表

          🟦Arm AI対応自動運転車の開発を2年短縮する新技術を発表 Armは自動運転車向けプロセッサ「Arm Automotive Enhanced(AE)」と開発システム「Arm Compute Subsystem for Automotive」を発表しました。これらの技術により、AI対応自動車の開発サイクルを最大2年短縮できると主張しています。 Arm Automotive Enhanced(AE) 新しいプロセッサ「Arm Automotive Enhanced(AE)

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