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結局どうしても不安は消えない

不安は消えない。

婚活中の人は「このまま結婚できずに一生独身だったらどうしよう」と不安になる。

交際中の人は「彼と結婚して本当に幸せになれるのか」「そもそも彼は結婚願望があるのか」「結婚して豹変したらどうしよう」「あの言動はモラハラ予備軍かな?」と不安になる。

いざ結婚した人は「厄介な親戚との付き合い方」「子どもへの向き合い方」「親の介護」「夫婦仲・セックスレス」「老後の資金」「自分や家族の健康問題」...と不安はどんどん増える。


私たちは不安を作り出す生き物

何がいいたいかというと、タイトルにもあるとおり、
結局どうしても不安は消えないということ。

人間の脳みそは、不安を作り出すようにできている。
生存本能である。

ネガティブなこと、最悪の状況を考えることで、
危険にいち早く気づき、生き残れるようプログラムされてる。


だから、「不安をなくしたいから」という理由だけで婚活するのはあまり意味がない。

だって人生の不安はなくならないから。

気持ちはわかるけど、結婚がすべての解決策にはならないよってこと。

これを書いたときもそんなことを考えていた👇

そう考えるということは、多分人よりちょっと不安を抱えやすい人。

結婚相手候補を見つけてからも脳が不安を作り出すし
結婚してからも違う不安要素が出てくる。

結婚したら手放しで幸せになれるわけではない。


だから結婚することよりも、はるかに大事なのは
不安とつきあっていく心の強さを身につけることだと思う。
自分のメンタルをコントロールする力と言ってもいい。

不安は消えないので、不安を消す方法を探すのは無意味。
だってそんな方法はないから。

不安を緩和するか
不安を抱えたときの対処法を考える

これができる最善の方法でしょう。

どうやって不安を緩和すればいいか?

じゃあどうやって不安を緩和すればいいんでしょう。

私は
独身コンプレックスから何年にもわたる婚活をし
職場でパワハラやモラハラで体調を崩したり
転職を繰り返したり
なぜか海外移住をして国際結婚(予定)。

それなりに色々と経験・挑戦をしてきた中で
失敗や恥をかきながら自分と向き合い続け
ある程度、自分の心をコントロールする術を身につけてきた自負がある。

それらの経験から、おすすめの不安緩和・対処法をご紹介したい。

自分の気持ちをアウトプットする

最初におすすめなのが、自分の気持ちをアウトプットすること。
アウトプットとは、外に出すこと。

自分の心の中に気持ちを閉じ込めておくと苦しい。
気持ちを言語化しないと「何が不安か(何が怖いか)自分でもわからない」状態になりやすい。

だから、外に出す。

外に出す方法は、色々ある。具体的には以下のような方法。

  • 紙に書く(見られたくなかったら書いた後に捨ててもいい)

  • ボイスメモ

  • 匿名のSNS

  • 日記アプリ

  • 信頼できる人に話す

これらの方法をとることで、
自分の悩みを言語化でき
「何を解決すれば、苦しさが減るか」ヒントを得ることができる。

人に話す場合、信頼できる人、自分を絶対に否定してこない人に話すのがよい。
ただ黙って聞いてくれるような人。
話しているうちに、心が整理できる。

そういう人が身近にいない場合は
電話相談など、サービスを利用するのもよい。

他のことに集中して気をまぎらわす

不安を緩和する方法としておすすめなのは、他のことに集中すること。
人は時間があると、余計な不安・心配事を考えてしまう。

だから、勉強でも掃除でも料理でも買い物でも
なんでもいいから他のことに集中して気をまぎらわすといい。

なお、「やはり集中が難しくて、悩みごとを思い出してしまった」
「だから私はダメ」と思わなくていい。

1回で集中するなんて無理だから。
自分はダメと、結論づけるのが早すぎる。

これは慣れみたいなものなので
繰り返していくうちに、
徐々に他のことに集中できるようになる。

やっぱり悩みごとを思い出してしまったら
「まあそんな日もあるよね」
と自分を許すのも忘れずに。

TVやSNSをシャットアウトする

不安を緩和する方法として、TVやSNSをシャットアウトするのもおすすめ。

TVやSNSを見ると、メディアや特定の人が作り出した価値観に縛られて
比較して落ち込んだり
「〇〇のように生きられない自分はだめ」と思ってしまうことがある。

完全に見ないようにするのは難しくても、
利用時間を制限してみるとか、
この部屋にはスマホを持ち込まないとか、
週に1回はSNSを使わない日を作るとか、
小さなルールを決めて実行してみることはできる。

ゆっくり休む日を作る

ゆっくり休む日を意図的に作るのも大事。
不安になりやすい人の中には、
真面目で頑張り屋で完璧主義な人が多い。

で、頑張りすぎちゃうと心が疲弊する。
普段はポジティブに受け取れるようなことも、
なぜか卑屈に捉えて悲しくなったりイライラしたりしやすい。

私から言わせれば、日本人の9割はめちゃくちゃ頑張り屋である。
海外に暮らしてみて、さまざまな国の人と
勉強をしたり仕事をしてみて
ますますそう思うようになった。

南米出身のパートナーも
日本人はなぜ休まない?と驚く。

何がいいたいかというと、
「自分は全然頑張ってない」と思っている人でも
国際基準ではかなり頑張ってるということ。

だから少しくらい休んでもバチは当たらない。

仕事だってずる休みしてもいい。

友人からの気の乗らない誘いは断ればいい。

お気に入りの部屋着でもきて
ゆっくりお茶を飲みながら読書をしたり
散歩してみよう。

人間関係・環境を変える

すごくおすすめなのが、人間関係や環境を変えること。

自分の周辺環境が
自分の体調や精神状態、幸福度に大きく関わっていることを知っているだろうか?

私も昔は、合わない友人と無理やり仲良くしようとして疲弊した経験がある。
愛想笑いや、価値観の合わないことに同調し続けないと保てないような
ギリギリの人間関係であれば
ないほうがマシである。

これは、関係を切ってみないとわからないこと。

孤独の方がマシ。

また会社もそう。
パワハラやセクハラが蔓延するような職場環境は心を殺していく。

以前は私も、ストレスや残業だらけの職場環境にあり、
独身イジりも酷かった。
風呂に入ったり食事を作る気力すらなく
家にただ寝に帰るような日々を繰り返していた。

日曜の夕方ではなく、土曜の朝から憂鬱な気分がスタートする。
だって楽しい休日はすぐ終わりあっという間に月曜がやってくるから。

「社会人とはこういうもの」「楽しい仕事なんてない」「自分にできることなどたかが知れている」「我慢してこの会社にしがみついていた方がマシなんだ」
と思っていたけれど、
実際やめてみたら勘違いであることがわかった。

「この程度でやめるなんて」「お前はどこに行っても成功しない」
「この会社にいるのが最善」
そんな言葉を投げつけられたけれど

やめたら収入が上がったし、スキルが増えたし、人生における幸福度が上がった。

立派な学歴はないし、大半は派遣社員として暮らしてきたが
それでもその会社をやめただけで
幸福度が2倍異常に跳ね上がった。

同じ月収や時給でも、環境を変えるだけ。
全く違う仕事をしたら、生きる気力が戻ってくることは本当にある。

だから
苦手な人には会わないようにし、
嫌な会社はやめる。

これを推奨したい。

あいつらは不安やストレスしかもたらさないので。

我慢しない。
友達も会社も山のようにある。
数打てば気の合う人や会社は見つかる。

同じ時間を過ごすなら、
ストレスがない方を選ぶ。

医療や専門家の力を借りる

最後に。

難しい家庭環境であったり
トラウマを持っていたり
元々生まれ持った性質・気質により、
不安を抱えやすい場合がある。

この場合、医療や専門家の力を借りること
オプションに入れておいてほしい。

病院に行ったりカウンセリングを受けることは
風邪をひいた時に病院に行ったり
薬を飲むことと同じ。

恥ずかしいことでも、異常なことでも
隠すことでもない。

私もトラウマ治療をしていたことがあるが
あの経験があったからこそ
自分の心との向き合い方がわかり
徐々に生きやすくなった。

正直、素人が自分でできるようなものではない。
だから、プロに頼った方が早い。
彼らは、ジャッジしてきたり、怒ったり
あなたの人格を否定してくることはない。

ただ、絡まりに絡まった複雑な思考を
解きほぐす手伝いをしてくれる人である。

人生の嫌なことを全て消し去ってくれる神ではないが
敵でもない。

不安は消えないけれど

今回まとめたように、不安は消えない。

しかし不安を緩和し、向き合い方を知ることで
生きやすい人生を作ることはできる。

現時点で何をやっても悲観的にしか考えられない場合は
まずゆっくり休んで、心を回復させよう。

そこから少しずつ、不安に向き合っていけばいい。

趣味や夢中になれることが見つかれば
それらにかける時間を増やしていくことで
より人生が楽しくもなる。

同じ時間を過ごすのであれば
少しでも心が穏やかでいられる環境・選択をしていこう。



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