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カップルにとって大事なのは〇〇の量

質問です。
「カップルにとって大事なのは、〇〇の量」

〇〇に入る言葉はなんだと思いますか?

キスですか?ハグですか?それともセックス?「ありがとう」と声をかけること???


私は 「 会話 」 だと思っています。
これ自体に答えがあるわけではありませんが、今回は私がこう考えるに至った理由をお話ししますね。


友人から指摘されたこと

一時帰国をして、先日友人と食事をしました。
パートナーも紹介がてら、3人でのディナー。

そこで我々のやりとりを見ていた友人が一言。
「二人は会話の量がすごく多いよね。なんかすごくキャッチボールが多い。」と。
あんまり気にしていなかったけど、よくよく思い返すと、彼とつきあい始めた当初は私も感じていたことでした。

つきあったばかりの頃に感じたのは「彼の質問量がえげつない」こと。笑
そこも疑問に思う?みたいな些細なことも聞いてくるんです。

まぁ、お互い外国人同士なので、文化も考え方も全然違うし、「言わずとも察する」文化もないし、理解しあうには質問するしかないんですよね。

だからそれに伴い、自然な流れでこちらも色々と尋ね返しているうちに、
現在のたくさん会話をするスタイルに行きついたのだと思います。

このやりとり、大事。超おすすめ

本題ですが、この「たくさん会話をする」というスタイル、非常におすすめなので、いつまでも仲良しでいたい全カップルに取り組んでほしいと思ってます。

なぜなら会話をすればするほど、仲良くなるので。
ここからは、めちゃくちゃ当たり前だけどとっても大事な「たくさん会話をするのがなぜおすすめなのか」について話していきます。

相手のことがよくわかる

会話をたくさんしたほうがいいのは、すればするほど、相手のことがよくわかるからです。

相手の好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、許せないこと
育ってきた環境、今の夢、休日に何をして過ごすのが好きか、どんな子供だったか

こういうのを少しずつ、時間をかけて知っていくことを楽しんでほしいです。相手のことを、もっと深く好きになれますよ。

婚活アプリのプロフィールを見たり、SNSを見れば趣味嗜好も簡単にわかる時代になりました。
それでも、その単なる「データ」だけではわからない、語り尽くせない人間の魅力って絶対あると思うんです。

だって、プロフやSNSはいくらでも装飾ができるから。
たっぷり時間をかけて回答を作れるから。
「他人にどう見られたいか?」という願望も込められているから。

そして、そういったフィルターを通さない、生の相手を知るには、相手と会話を続けるしかないのです。
交際中や結婚生活も、向き合っていくのは「意識高い系」や「おしゃれ都会人」なフェイクプロフィールの相手ではなく、調子がいい日もあれば絶不調な日もある、1分1秒刻々と変化する、すっぴん・ゼロフィルターの相手自身なわけですし。

たまにはコミュニケーションの齟齬で不機嫌をぶつけあったりするかもしれないし、もしかしたら別れるって結論になるかもしれないけど、
腹を括って関わりあい続けるしかないんですね。

で、そこを乗り越えてこそ、強い絆が結ばれていくと信じています。

自分のことをよくわかってもらえる

たくさん会話をすれば、相手のことをよく知れるのと同様に、自分のこともよくわかってもらえます。

見た目が華やかだったり、八方美人だったりで性格を誤解されやすい人も
そういった「よそゆきの顔」ではない、本当の自分を見せられるチャンスです。

そして、本当の自分を好きになってもらえたら、
ちょっとやそっとのことで嫌われたりはしません。

だって裏表のないあなた自身を理解して、人間性を気に入ってくれたのだから。

誤解やすれ違いが減る

普段からたくさん会話をしていると、「誤解やすれ違いが減る」というメリットもあります。

靴下を丸めず洗濯機に入れてほしかったらそうお願いすれば、争いにならない。

「記念日は花束は要らないが、サイゼリヤで外食したい」と伝えれば、
花束はゴミにならず、コスパよくイタリアンが楽しめて二人ともハッピー。

シンプルな話です。

「〇〇して当然でしょ(と自分だけ思っていて、それをしてくれないから憤慨する)」って感じの不毛なケンカも減りますね。

相手の不調も見抜きやすい

会話が多いカップルは、相手の小さな不調も見抜きやすいと思います。

たとえば私のパートナーは、月に数回メンタルが落ち込む時期があります。常に会話をしていると、リアクションや表情の微妙な違いから「あ、今日は元気がない日だな」と察知しやすくなるのです。

察知できれば、相手が少しでも楽に過ごせるようにケアしてあげることができますよね。
うちの場合は、外出をやめて家でリラックスできるようにしてあげたりします。

うつ病など、深刻な病気になる前に、防げることもあるかもしれません。

【注意】ただ会話すればいいわけではない

注意です。
私が推奨する「たくさん会話しよう」というのは、ただ自分の言いたいことを一方的に相手に話し続けたり
反対に相手の話をただ「うん、うん」と聞くbotになれというわけではありません。

「会話=双方向のコミュニケーション」であることを意識しながら
話をしようということです。

相手が「今日は仕事がつらかった」といったなら、「私も今日お局がウザくてさー」と被せるのではなくて「それは大変だったね。何があったの?」と聞く。

それをしっかり聞いて、感情や結論を理解してから、
私の話も聞いてーと話す。

また、相手の言っていることがわからなかったら
「へー、なるほど」と知ったかぶりせず
「ごめんちょっとわからなかったんだけど、それは〇〇ってこと?」と聞き返す掘り下げる


そういう丁寧な会話を続けることで、仲が深まっていくよね!という話です。

反対に、いくら表面的な会話を繰り返しても、信頼は生まれませんし仲は深まりません。

反意語は「あうんの呼吸」


日本には「あうんの呼吸」って言葉があるじゃないですか。

【阿吽(あうん)の呼吸】
二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。また、それが一致すること。

引用:コトバンク


簡単にいうと、二人(で何かするとき)の息がぴったりってこと。

これって「たくさん会話をしよう」の反意語だと思うんですよね。

もちろん、長年連れ添ったら大体相手のいうことややることがわかってきて
細かい確認をせずとも共同作業ができるっていうのはあるでしょう。

それに憧れる人もいるかな?

だとしても「相手のことはなんでも理解してる(=だから会話をする必要がない)」って関わりを減らしてしまうのは寂しいなと思います。

人間って日々進化している生き物だから。
何年も同じルーティンを繰り返しているような人でも、他人との関わりの中で微妙に価値観が変わることはあるし、加齢による心境の変化もあるでしょう。

それをよく見ずに「彼は彼女はこういう奴だから」と思い込んでしまっては、もったいないなと思うのです。

会話や交流が減れば、ただの同居人になってしまいかねませんし。



【副次効果】会話が多いとセックスレス問題も解消されるかも??

また、会話が多いとセックスレス問題も解消されると思うのです。
全部のケースに当てはまる話じゃないですよ。

でも結局セックスレスの問題の根っこって、
「セックスをしないこと」ではなくて、
お互い、または片方が不満を抱えた状態で、話し合いもせずに放置していることにあるんですよね(もしくは話し合いが適切にできていない、話し方が下手)。

セックスしたい側が本音を話せていないかもしれないし
セックスしたくない側がパートナーを無視しているかもしれないし
その両方が起こっていることもある。

つまり適切に話し合いができていないのです。
普段から、なんでも率直に話せるような間柄なら、
セックスをするにしろしないにしろ、なんらかの擦り合わせを行えるんですよ。

日本人カップルはセックスレスが多いということなので、ぜひ普段の会話量や会話のしかたも見直されてみるといいのではないかと思います。


まずは相手に一つ多く質問してみよう

今回は、カップルで会話をたくさん&丁寧にすることって大事だよ、おすすめだよという話をしました。

  • 会話が少ない

  • 何を話していいかわからない

  • なんかケンカになってしまう

という人でも、少しの工夫で改善されることはあります。

まずはお相手に、いつもより一つだけ多く質問を投げかけてみてください。
自分の話を聞いてもらえるのを嫌がる人はまずいません。

最初は下手でも、繰り返していけば慣れます。
カップルだからといって、みんながみんなコミュニケーションの達人なわけではないですし、話さないと分かり合えないことはたくさんあります。

少しずつ、相手を紐解いていくプロセスを楽しみながら
お二人で愛しい時間を過ごしてくださいね。


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