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自分を大切にする方法がわからないのはなぜ?どうすれば大切にできる?

インターネット上で
「周りには、自分を大切にした方がいいと言われるけど、自分を大切にする方法がわからない」的な投稿を目にしました。

このことに関して、投稿者様に勝手ながら私なりの考えをお返事をしたらめちゃくちゃ長文になりまして。

この悩みは私にもありましたし、割と抱えている人が多そうなので、
せっかくだからnoteにもまとめたいと思います。

お答えした文章とは異なりますが
考えていることの根本は同じです。


自分を大切にしないことの何が問題か?

そもそも、自分を大切にしないことは問題なのでしょうか?

問題だと感じている人が多いでしょう。

たとえば

  • 不幸な恋愛をしたり

  • 友達に利用されたり、

  • ブラック労働にもNOと言えなかったり

まあーいいことはないです。

ストレスを抱えやすかったり
人生に疲れる人も多いでしょう。

でも大切にしていないという自覚はない

「自問を大切にしてない」と周りから言われる
この人生が私の普通(デフォルト)。
これで20年、30年生きてきたって人が多いのではないでしょうか?

本当に自覚がないんです。

だから、何をどう変えていいかわからないって人もいますよね?

インターネットが発達して、いろんな人の生き方や考え方が見えるようになり
他人と自分の生き方を比較しやすくなったからこそ
自分の生き方に疑問を持ったり、他人から指摘されたという人もいるのでは?

あれ、もしかして自分の生き方・考え方って変わってる?
不幸なのか?と。

誤解しないでいただきたいのは
どんな人生でも、自分が幸せと思えて生きられてるなら問題ないんです。
そんな人はこんなnote見てないでしょう。

でも、現実として生きづらさを感じている人がたくさんいるから問題になってるわけで。

「自分を大切にする」とはどういうことか考え基準を作る

さて、自分を大切にする方法ですが、
まずは「自分を大切にする」とはどういう行為なのかを、決めましょう。

自分で「これとこれができるようになる=自分を大切にできている」という基準を作るのです。

なぜ?

それは、「自分を大切にする」とは具体的にどういうことなのか
答えがある問題ではないから。

人それぞれ「こうした方がいい」「私はこうしたらうまくいった」などの意見はあると思いますよ。

周りから「自分を大切にした方がいい」と言われがちな人は、
実際に人から何かアドバイスされることもあるでしょう。

でもそれすらも、答えではないのです。
それらしいアドバイスだし
もしかしたらうまくいくものもあるかもしれませんが
自分には合わないものもあるでしょう。

算数には1+1=2という答えがありますが
こういった問題には答えがありません。

大事なのは、自分で考え答えらしきものを作ること

だから人から聞いた情報や本などで学んだ情報をもとに
自分のケースに当てはめて、
自分でこうかな?って答えらしきものを作って
実行してみる
しかないんです。

だって、人それぞれ、生まれた家も
性格も、今抱えている問題も違うから。

あなたのケースに合わせて、
あなたが試行錯誤しながら
オリジナルな答えを作り上げる(最適化させる)イメージ。

すぐには答えが作れないかもしれません。
作った答えが間違っているかもしれません、
その場合は、少しずつ修正をかけていきます。
焦らない、焦らない。

そもそも何十年もやってこなかったことを、
1ヶ月やそこらでできるようになるでしょうか?
ちょっと現実的じゃないですよね。

でも変わりたいと願うのであれば
実行する価値はありますし
絶対変われます。

基準はどうやって作る?

とはいえ、以下のように思う人もいるでしょう。

😡「自分を大切にしていないと言われてる人間が、自分で基準を作れるわけないじゃん!」
😭「何を頼りにしていいかわからない!」

それはそう。

だから、「自分を大切にする方法」を考える上で、
まずは情報収集をしてみましょう。

まずは外部からの情報を取得してみましょう。

  • 信頼できそうな人からのアドバイス

  • 心理学の専門家などが書いた本・動画・ネット情報

ただしこれらはあくまでも一般論や、その人だからこそ成功した、
他者だけに応用できる方法
だったりします。

なので他人からの情報だけでなく、
自分のこれまでの経験を振り返ることで、
自分を大切にするためのヒント(情報)を得てみましょう。

具体的には、以下のことを思い出すのです👇

これまで他人から「自分を大切にして」と言われたのはいつ?どんな状況か

できるだけ具体的に。

可能なら複数のエピソードを思いだす。

その中で、まずは共通点を探してみましょう。

たとえば、以下のように紙にまとめたとしましょう。

<例:「自分を大切にして」と言われたのは、友達に以下のエピソードを話したときだった>
①彼氏に3回ドタキャンされて一人大泣き。でも何も言わず許した
②友人に貸した大切なDVDが返ってこなくて悲しい。でも「いつ返してくれるの」と聞けなかった。(結局返ってこなかった)
③中学のときクラスで容姿をバカにするあだ名をつけられた。みんなが笑ってくれたから嫌だったけど受け入れた

上の3つの例の場合、共通点はどこ?

自分の中に「”嫌だな”という気持ちがあったにも関わらず
相手に伝えなかったこと」
が共通していそうです。

自分よりも、相手の気持ちを優先してしまったとも言えそう。

もしくは、伝えることでその人との関係性が悪くなることを恐れてしまった状態です。

これだと、関係性の悪化は防げていますが、
自分の負の感情は処理できないです。

一見、優しい人のムーブですが、自分の気持ちは雑に扱われています。
気づかずにストレスが溜まっているかもしれません。

「自分を大切にして」という言葉を、この状況に合わせて噛み砕くと、

「自分の嫌だなという気持ちを大切にして」ということになります。

感情は、あっという間に過ぎ去るので、普通に生きてたら自覚できないことも多いです。

ですが、こうやって紙など見える・残せる形にしておくと、少しずつ自覚できるようになります。

そしてそれを改善していけば
結果的に、自分を大切にすることにもつながっていくでしょう。

<疑問👩>
「でもこの状況の場合、どうやったら『自分の嫌だなという気持ちを大切に』できるの?」

「自分の嫌だなという気持ちを大切にできる方法」はあります。

まずは自覚すること

おめでとうございます。
「嫌だな」という気持ちを自覚できたことは、
自分を大切にするための最初の一歩です。

つまり、紙に書き出して、共通点を見つけたこの作業自体が
自分の気持ちを冷静に振り返って
「丁寧に見つめ直している=自分の感情を大切に扱っている」
行為となります。

最初は、ここまでできたら上出来だと思いましょう💮

次に取れる行動

それは、相手に自分の感情を伝えることです。

「いや、それができたら苦労しないよ」って思いますよね。
自分の気持ちを伝えるのは怖いですよね。
わかります。
私もいまだに怖いですし。

これも、練習がいります。
最初は声が震えたり、挙動不審になったり、
涙が出てくる人もいます。
それだけ普段から、自分の感情を抑えこんでいる証拠でもありますが。

伝え方の例を挙げてみます。

<例:3回ドタキャンされた場合>
事情があるからしょうがないけど(←相手の状況を認める)、
毎回直前にキャンセルされると、私の感情や予定はどうでもいいように感じてしまい悲しいんだ。(←自分はなぜ悲しいか理由を添える)
私はあなたと会えることが本当に楽しみだから。できれば前日までに知らせてくれるかな?(←要望を冷静に伝える)
もし前日の時点でわからないなら、そう連絡をくれれば、翌日会うかどうか二人で決められるしね。(←改善案を出す)

正直ドタキャン常習者に、ここまで丁寧にする必要はないようにも思いますが(笑)

しかし
「ドタキャンあり得ない!●ね!」とキレ散らかす、泣きわめく
もしくは何も言わないで
「いいよ〜」と貼り付けた笑顔で言い続けてTwitterに愚痴を書き続ける

これらはどちらも健康的なコミュニケーションとは言えません。

ここら辺はぜひ、アサーティブコミュニケーションに関する本などを読んでみてください。

アサーティブコミュニケーションとは?
アサーティブコミュニケーションとは、自分と相手を尊重しながらお互いの意見を伝え合うコミュニケーション方法です。つまり、一方的に意見を押し付けたり、逆に受け身になったりすることなく、“適切な方法”でお互いの意見を交わせるような表現方法のことを指します。

アサーティブコミュニケーションとは?例を用いて分かりやすく実践のポイントを解説

これは、相手の主張も、自分の主張も大事にするコミュニケーションの取り方です。

意見が対立する場合でも、どうすれば前向きに解決できるか、冷静に話し合う。
罵りあうのではなく。

もしもこれができず、
一方的にあなたが悪いと言ってきたり、不機嫌になる人は
「あなたを大切にできない人」なので、関係継続に向けて努力をするよりは、関係解消をおすすめします。

基準をもとに今自分ができていること・できていないことをリスト化

さて、自分なりに「自分を大切にする方法」に関する基準ができたとしましょう。

そうしたら次は、基準をもとに、
自分ができていること・できていないことをリスト化します。

例です。

<例>
自分を大切にする方法・基準
・自分のことをブスと言わない
・自分の嫌な気持ちに気づける
・いじられたらやめてと言える
・不必要な残業を断れる

できていること
・自分のことをブスと言わない
・自分の嫌な気持ちに気づける

できていないこと
・いじられたらやめてと言える
・不必要な残業を断れる

できる・できないの線引きは、そこまで厳しくしないようにしましょう。
できないことが多すぎると、しんどくなるからです。
完璧主義もしんどいです。

あと、基準を高くしすぎないのもポイント。
何もクリアできなくなるからw

  • ちゃんと22時には布団に入って寝る努力をした

  • 朝2日連続で歯を磨いた

  • 彼から連絡が来なくてもお酒を飲まなかった

なんかでもOKです。

自分には基本甘く生きて大丈夫!
それも自分を大事にすることの一部だと思います。

できていないことを少しずつできるようにする

そして、リストにあげた「できていないこと」を
少しずつできるようにしてみます。

これも、焦らなくていいです。

何十年も自分を大切にできていなかった人が
急にできるようになるなんて困難。

変わりたいと思ったり、リストを作ったことだけでもすごい進歩だと思います。

アドバイスはもらってもいいけど最終的には自分で考える(決める)

あと、ポイントとしては
「自分を大切にする」ってどういうことが
人からアドバイスはもらってもいいけど、最終的には自分で考えることです。

最初の方にも言いましたが、他人は他人の経験をもとにアドバイスをします。
そのアドバイスは、偏っていることもあります。
何回も言いますが、答えではありません。

ずっと決断・行動できない人は、情報を集め続けているだけのことがあります。
で、膨大な情報の中で以下のようなパニック状態になります。

自分を大切にするために、
Aさんは〇〇しろっていうけど
Bさんは〇〇は絶対するなっていう
どちらを信じればいいの?????


そうすると、無駄に混乱するだけで、何も考えられず、
結果的に、自分を大切にするという目標を達成できません。

✅最後は自分で考え、決める
✅答えは自分で作る

を徹底してください。

情報をもとに自分で考えれば、必ず「結論」っぽいものができます。
それを実行することで失敗することもあるでしょう。

しかし、失敗をすると新たな改善案やヒントが得られるので
むしろラッキーです。

失敗したら、なぜ失敗したと思うかや、どう改善できるか、など
どんどんメモを書き足していきましょう!

まとめ:自分を大切にする方法は自分で作る

今回は、自分を大切にする方法がわからないのはなぜか?
また、どうすれば自分を大切にできるかについて
私の意見をまとめました。

まとめとして、タイトルの問いを、Q&A形式で載せて終わります。

Q:自分を大切にする方法がわからないのはなぜ?

A:
大切にするもしないも、そもそも自覚したことがないから。
考えたこともない。

Q:どうすれば自分を大切にできるか?

以下のステップを踏んで「自分を大切にする方法」を自分で作る(最適化させる)。

  1. 情報収集(人に聞く、本、ネットなど)

  2. 人に「自分を大切にして」と言われたエピソードを振り返る

  3. ①と②をもとに「自分を大切にする方法(仮)」を考える

  4. ③を実行する

  5. ④で何か失敗したら失敗も書きとめて方法を改善する

  6. 自分を大切にする方法をアップデートし続ける

めちゃくちゃ複雑そうに感じると思いますが
一つ一つやってみましょう。

あなたの生きやすい人生を応援しています。



このnoteでは、恋愛・結婚・性生活などに関して
考えたこと・実践したこと・困ってる人の役に立ちそうなこと
を自由にまとめています。

どの記事であっても「自分の心と向き合うこと」「考えること」の大切さを説いているものが多いです。

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