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なぜ給料が上がらないのか。あなたの年収をあげる3つの観点とは?

こんにちは!

誰しもが年収をあげたいと思っているでしょう。年収が上がらないのは不景気のせいでしょうか?少なからずそれもひとつの要因です。ですが、外部要因のせいにしていたら一生年収は上がらないでしょう。年収が上がらない本質的な要因は「あなた自身」です。世の中の経済ではなくて、知的能力の差が現状の結果をもたらしています。では、どのようにしたら年収をあげられるのか?3つの要点に絞って解説します。


一つ目「スキルの価値」

企業はなぜあなたに給料を支払うのでしょうか?

企業は「社会に貢献しながら利益を生み出していくこと」が使命です。そのためにあなたの「時間」を「給料」という形で買っています。というのは多少古い考えで「労働集約型モデル」です。これからは「知識集約型モデル」頭脳労働・知識労働といった人間の知的労働力、すなわち「あなたのスキル」に価値がつき、それに対して給料として支払っていくモデルが主流になっていきます。

需要と供給で年収が決まる。今よりも「あなたのスキル」の需要が増えれば価格が上がり、今よりも供給が増えれば「代替がきく」という観点で価格が下がる。皆さんの年収も原理原則は経済と同じです。

「法人営業職を身につけるのか?マーケティング職を身につけるのか?法務などの専門職を身につけるのか?」によって、需要と供給は時代と共に変わっていきます。よって年収に違いがでるのは必然です。厳しい言い方ですが、自分の給料が上がらないのは、自分の価値が上がっていないことが要因です。中には、自分の会社は毎年給料があがるような人事制度でなっているから関係ないと思っている方もいるでしょう。ですがそれは安易な考えです。仮に今は良くても今後も同じような状況が続くとは限らないからです。年功序列で給料が上がる、終身雇用を前提とした時代は終焉を迎えつつあります。

二つ目「業界」

あなたはどのような産業の業界に属していますでしょうか?

これはとても重要な質問です。なぜならば、業界特有の利益構造というのが存在するからです。あなたのスキル自体に需要があり価値が高かったとしても、どの業界に属するかで給料は大きく変わります。皆さんも一度は目にしたことがある「業種別の平均年収」。例えば、金融は小売/外食の平均年収と比べて、約30%も高い水準となっています。

業界特有の利益構造は企業単位で大きく変わりません。同業界同職種での転職は、転職自体の成功確率は比較的高いですが、年収UPという観点では似たり寄ったりとなってしまうでしょう。もちろん役職がつく転職であれば年収はあがる確率は高いが狭き門でしょう。

もし年収をあげるために転職を考えているならば「業界の利益率が高い」かつ「自分のスキルが活きる」企業はどこか?という観点から考えていくのが正しいです。たとえ売上げが高くても利益率が低ければ、従業員への給料は上がりにくいでしょう。売上げよりも、どれだけ企業にお金を残せたのか?という利益ベースで考えていきましょう。

三つ目「成功確率と再現性」

企業は基本的に「あなたを採用してどれだけ活躍してくれるか?」を重視して採用活動をおこなっています。仮に最終選考で同じようなスキルを持っているA君とB君がいたとしましょう。その場合「これまでどのような業界で、どのようなポジションで、どのように企業に利益をもたらし貢献してきたのか?」かつ、一連のプロセスを自身で言語化できていて「再現性」があるのかが合否を決めます。

その人自身のスキルが「どれだけ企業側が欲しているスキルなのか」また、経営陣や人事担当にあなたの価値をどれだけ信じ込ませられる「再現性あるのか」が重要になっていきます。

要するに、あなたがどのようなスキルを持っていて、どの業界を選び、どの会社に転職するかで、ある程度将来における年収は自動的に決まってしまいます。もちろん、あなた自身がどの程度の給料を欲していて成功と呼べるかはありますが、上限の年収はある程度見通すことはできるでしょう。

さいご「情熱」

将来における年収は自動的に決まると説明しましたが、あなた自身の努力で年収をあげていけるのが「成功確率と再現性」の部分でしょう。比較的給料があがりやすい業界に転職できれば、転職後に期待を超える活躍を見せることで、あなたの価値の需要があげり、結果的に年収も上がっていくことでしょう。そこで重要な要素が「情熱」です。情熱を持てるほど仕事に向き合えるかどうかです。そのために、新たなスキルを手に入れる、磨くという観点も必要になっていきます。

どの業界、どの企業、どの仕事をしていようが、大前提に「活躍して成功することが重要」です。その積み重ねによって、社内で代替不可能な存在になっていき、年収UPに繋がっていきます。元リクルート藤原和博氏が語っている「100万分の1の人材になる」という理論はとても参考になります。こちらを軸に一度キャリアを考えてみるといいでしょう。なにかヒントが見つかるハズです。

成功を積み重ねれば、キャリアのステップアップも可能になります。お金は対価で後からついてきます。まず考えることは、自分自身の成功確率を最大限あげて、かつ、再現性ある状態を目指していきましょう。

まとめ

  • あなたのスキルに価値がつき、給料として支払われる。

  • 業界特有の利益構造を把握しよう。売上げよりも利益をみる。

  • 成功確率を最大限上げて、かつ、再現性ある状態を目指そう。

  • 給料という対価は後からついてくる。情熱を注げる仕事かを忘れてはいけない。


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