「廃墟」なぜ廃れた?どう活かす?
かの有名な「鬼怒川温泉」の旅館が、なぜ廃墟になってしまうのか
団体で旅行する文化が廃れたのが最大の原因だとか、だいぶ前から言われてはいるが
であるならば、と
「個」に向けた旅行プランが生まれる
そのほとんどが「ホテルや旅館の中で過ごす」というもの
キーワードは「オールインクルーシブ」
滞在時の飲み物や食事、アクティビティはすべて「宿泊料」に含まれているというサービスの呼称
エールフランスが親会社の「クラブメッド」という、まさにこのオールインクルーシブをつくったともいえる旅行会社がある
施設は「バカンス村」と呼ばれ、よほどコアなアクティビティではない限り、滞在中のあらゆるものがツアー料金に含まれている
コロナビールまで飲み放題
タヒチのバカンス村に滞在したことがあるが、まさに楽園だった
バカンス村からは一歩も出ない…他の島に同じ系列のバカンス村があって、移動するとしても、その程度
団体旅行が 華やかりし頃に建てられた、熱海や鬼怒川温泉の大規模施設は今どうなっているのか
経営が立ちゆかなくなっていたり、すでに廃墟になっていたりする建物を、リノベーションして「一泊すべて込み¥9800」を運営する会社が元気だ
例えば「伊藤園ホテルズ」さん
こないだまで滞在していた「伊豆下田」には「¥7800」のこちらも☟
宿泊、朝夕の2食付き、どちらもバイキング形式、食べ放題飲み放題
お酒も呑み放題
新宿から往復¥1000で送迎バスが出ていたりまでする
同じエリアの建物を複数、同じスタイルで営業することによるスケールメリットも活かしている
「食材」や清掃スタッフをシェアできるので、コスト削減になるわけだ
そもそも大規模施設なので、温泉♨️も多種あったり、カラオケや卓球など施設内のアクティビティも充実している
このスタイルのいいところは、団体客も受け入れ可能なこと
仮に団体予約が入っても対応できる
それと相反して「1日2組限定」なオールインクルーシブも元気だ
一泊ひとり5万円〜10万円が主流
まさに二極化
徹底した「ホスピタリティ」
座る椅子の引き具合、すべり具合まで計算するという
最高級シャンパーニュがお出迎え、これぞ本当の”ウェルカムシャンパン”
多くの別荘地で、お屋敷や、豪奢な別荘などが廃墟となっている
それをラグジュアリーな空間として蘇えらせて活かせるのなら、トリアージが必要な別荘地も負の遺産ではない
昔は「都会の喧騒を離れて」…と言っていたが、いまは「コロナ禍で殺伐とした都会を離れて」なのだろうか
いずれにしてもキーワードは
「オールインクルーシブ」
そういった旅館を手がける会社さんから「これ以上ない牡蠣尽くしの滞在プラン」をプロデュースできないか?とありがたいオファーをいただいたりもする
なるほど…牡蠣好きへのアピールになりますもんね。1日2組限定とかならそれで何組か予約が埋まる
1日1組、ないし2組だけなら、とことんコアな内容に仕上げれば、なんとか安定した集客を維持し続けられそうな気も
それが尖っていればいるほど、口コミや話題にもなりやすい
「価値ある時間が買えるなら、お金には糸目をつけない」
いくらお金を払っても「時間」は買えないし返ってこないということを深く理解している人ほど、お金があれば迷わずそういう選択をするのだろう
逆に、その貴重な時間を「無為に過ごす」というのも、ある意味「超贅沢」かもしれない
いずれにしても、都会の知り合いたちは、自粛の影響で、いままで使っていた「外食費」が余っているという
本日もご精読感謝
絵本や写真集を読むだけ見るだけ!で海洋保護や改善になる取り組み、はじめました
特にKindleUnlimitedをご契約の方は、無料でお読みいただいたページ数分が支援となりますので、奮ってご協力いただけたらうれしいです☟
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?