自己矯正記28 「踊るように生きる」
とある介護事業所の責任者をしながら靴が古くなって臭いが気になる男、ryuです。
雪が異常に染みやがります。
「人生は線ではなく点」
アドラー心理学は「目的論」を基準にしています。
目的論はフロイトの説いた「原因論」の真逆を行くもので、現状や行動が目的に起因するか原因に起因するかの違い。
そのためアドラー心理学では「過去も未来も現在の自分に一切関係はなく、全ては今の自分がどう考えるかが全てである」という姿勢をとっている。
過去を原因として考える原因論は「線の人生」。一つの出来事がその後の自分を形成しゴールに向かう。
気付けば出来事一つからゴールまで線繋ぎになるイメージ。
現在を原因として考える目的論は「点の人生」。現在の自分が点在する可能性の中から何にも影響されず判断して選びながら進む。
ゴールはなくその時々の自分が良いと思う方へ全力でジャンプしながら縦横無尽に動くイメージ。
「下手に目標を作らない」
点の人生は進むべき道をその時その時に判断しなくてはならないため、目標を作り真っ直ぐ進むことができないかもしれません。
ではどうすれば良いか?
ただ今を全力で生きるだけです。
「嫌われる勇気」ではこれを「踊るように生きる」と表現しています。
全力で踊ってる最中に「あっちに進もう」とは考えませんよね?
唯一決めるのは「こういう踊りを踊る」という目的だけ。
そしてその目的のもとに全力で踊った結果で最後に立っていた場所が一つのゴールです。
「じゃあ、目標はいらないの?」
決してそうではないと考えます。
恐らくこの考え方であれば目標は「まず一つを踊り切ること」になるのではないかと思っています。
全力で生きるにも休憩は必要です。
それであれば踊りの一つ一つが目標であり、踊り切った後に次の踊りを踊るだけ。
目的というテーマの元に踊り、目標の達成という休憩地点を目指す。
それを繰り返して気付いた時には全てを踊り尽くして目的を完遂する。
といったように解釈しました。
私はこの考えにとてつもない感銘を受けました。
どこかで今の仕事を続けることは、ある程度決められたレールの上を生きることだと思っていたからです。
しかし実際は「仕事を辞める」という選択肢だってあるのです。
いろいろ事情があるから…とか言うのは「辞めたくない」「辞めて苦労するのが嫌」という目的があって言い訳してるだけ。
自分が自由であることを認識して働けることはとてつもない活力になっています。
ぜひ皆さんもアドラー心理学の本を一読してみてください。
私は「今の私」の選択としてアドラー心理学を基礎に生きていこうと決めました!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?