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ワイン好きに捧げるレシピ#27《なめこと豚肩肉とロゼワインと》

なめこ料理と聞くと、皆さんはどのようなメニューを思い浮かべますか?

定番のなめこ汁・なめたけも美味しいですが、我が家ではワインに合うソースにしていただいています。

実は、なめこ特有のとろみ・コクはワインと相性抜群です!

肉料理はもちろん魚料理にも合いますので、ぜひ皆さんのなめこ料理のレパートリーに加えてみてくださいね。

ローストポークのなめこレモンソース風

【材料】

豚肩ロース肉       約400g
カボチャ         約100g
塩            適量
砂糖           少々
にんにく         1片
ローズマリー       1枝
ローリエ         8~10枚
オリーブオイル      大さじ2(マリネ用)
オリーブオイル      大さじ2(ロースト用)
【なめこレモンソース】
Aなめこ          約100g
Aバター(無塩)      約8g
A醤油           大さじ1/2
Aレモン果汁        小さじ2
A蜂蜜           小さじ1/2
※分量:2人分

【作り方】

①豚肩ロース肉は、表面だけではなく肉の隙間にも塩・砂糖をまんべんなくすり込む。

②にんにくは薄切りにする。

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③①②をジップロックなどの保存袋に入れ、オリーブオイル・ローズマリー・ローリエを加えて軽くもみ込み、冷蔵庫に約3~4時間おく。

▼タコ糸を使用する場合、ローズマリー・ローリエを隙間に挟むとしっかり香りがつきます

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④③は焼き始める30分〜1時間前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておく。キッチンペーパーで水分を拭き取る(たこ糸からローズマリー・ローリエを取り外してください)。

⑤カボチャは5mm幅に切り、それぞれ2~3等分する。

⑥フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、④の豚肩ロース肉を加えて火入れする。

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⑦中火で表面に焼き色をつける。焼き色がついたら裏返し、同様に中火で加熱する。焼き色がついたら、⑤のカボチャと一緒にオーブンに移動させる(フライパンに残っている肉汁はソースに使用するので、洗わないでください)。

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⑧180℃のオーブンで約15分焼く。アルミホイルで包み、加熱した時間分常温で休ませる(予熱を利用して内部まで火を通すイメージです)。

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⑨⑦の肉汁が残っているフライパンにAをすべて入れて、さっと煮絡める。

⑩⑧を食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。上から⑨のなめこソースをかけて完成!

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やわらかくジューシーな豚肩ロース肉、香ばしく甘味の強いカボチャに、さっぱりしていながら濃厚なとろとろのなめこソースが絡み合い、口中に芳醇な旨味が広がります。

なめこのポテンシャルの高さを再発見する一皿です!

ハーバルで果実味豊かなロゼワインと合わせたい

豚肉にハーブをたっぷり使用しているので、熟した果実香の中にほんのりハーブの存在を感じる、ふくよかなロゼワインがオススメです。

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今回は、グルナッシュシラーが主体のフランス・タヴェル地方のロゼワインを選択。

こちらは、果皮と種子を一緒に漬け込むセニエ方式という製法で造られています。

セニエ方式は、果皮からある程度色素を抽出したのち、果汁だけを抜き出すため、色調が濃くタンニン(渋味)豊富な味わいに仕上がります。

【ワインを合わせるコツ】

◎豚肩ロース肉に浸透したハーブの香りには、同方向の清涼感のあるワインを選ぶ。
◎豚肩ロース肉の甘く旨味の強い脂には、豊かな果実味コクのあるものを。
◎カボチャの強い甘味・香ばしさには、フルーティーナッティな風味を持つワインが好相性!
◎なめこソースのとろみ・やわらかな酸味には、同様の高い粘性スッキリした酸味のワインを合わせる。

おまけのアレンジレシピ - 牛ステーキのなめこバルサミコ醤油ソース風 -

ソテーした牛肉や豚肉に、なめこバルサミコ醤油ソース(※なめこ約100g・醤油大さじ1・バルサミコ酢大さじ1)をかければ、しっかりめの赤ワインと最高に合う一皿に早変わり!

上からお好みで黒胡椒・パセリをちらしてお召し上がりくださいね。

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最後までご覧いただき有難うございます!
ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

instagramでは、実際にnoteレシピにペアリングさせていただいたワインと気まぐれに着物について発信中です♪

美味しい料理とワインに囲まれ、皆様の暮らしが彩り豊かなものとなりますように。


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