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生活に息苦しさを感じる方へ『ゆるく考えよう 〜人生を100倍ラクにする思考法〜』にヒントがあるかも


聞いてみたいことがある。
”ラクして生きる”と聞くと何を想像するだろうか?
フリーターとか?玉の輿女とか?年金生活に突入した親のすねかじり野郎とか?親が資産家の子女とか?
ここに書き出した表現が全て悪口に読めるのは、この文章を書いている人の品のなさと育ちの悪さのせいなのだ。すまない。
一方で”ラクに生きる”というと、どことなく精神的にラクにゆるふわっと生きていくことを想像する。


で。みんなラクに生きたいと願っているんじゃないかなと個人的に思っている。
実際にネットで「ラクに生きる」と検索すれば、いろんな方法やメソッドを書き綴った記事が見つかる。
「ラクに生きる」という言い回しは、精神的なラクを求めている方が使う言葉で大方合っているようだ。

ちなみに、「ラクして生きる」と検索すると”論破王ひろゆき”関連の記事がめちゃめちゃ出てくる。
「ラクして生きる」って論破王の専売特許だったのか。。。
私がゆるふわっとつけている読書感想文が、何かの拍子に王から論破されても困るので、これ以上の深入りはやめておこう。
(そんなことは一生起きない)

で、記録を残しておく本はこちら。

ゆるく考えよう 〜人生を100倍ラクにする思考法〜

ちきりん 著/2011.2月発行


こちらは論破王の専売特許である「ラクして生きる」ではなく「ラクに生きる」方の本だ。
そしてまたしてもこの手の自己啓発本である。
もういい加減にしてくれと、自分でも思うのだが、最近気づいたのだ。
私はこの手の自己啓発本が好きなのだ。
なぜならこんなおバカさんでも頭が良くなった気がするから。
そう。こういうことは認めてしまったもの勝ちなのだ!!!!

というわけのわかんない持論はさておき、
本文について語っていこうと思う。
ただ、こちらの本も有名すぎるので10年以上経った今何も語ることはない。

で。1つだけ、確かにそうだわ!!って箇所があったので残しておく。

本文の中に「所有という時代遅れ」というテーマがあるのだが、
このテーマの締めくくりの文章にひどく納得したのだ。

「貧乏な家ほどモノが多い」
そんな時代がやってくるかもしれません。

『ゆるく考えよう』p149より引用

マジで、それな、ちきりん。


これ、思い当たる節があるのですよ。
我が実家なんですけどね。
正確にいうと母の部屋は、とにかくモノが多い。
圧倒的な多さを誇る(誇るな)のが衣類だ。

4段の引き出し&押入れに入りきらず、部屋のいたるところに季節問わず様々な衣類が散乱している。
まるで片付けができない男子中校生の部屋みたいだ。
(世の男子中学生に失礼でしたね、ごめんなさい。)

で。母は正直いって裕福ではない。
家も賃貸だし、ずーっと時間給で働いてきたし、その時給だって高くない。
最近事務の仕事に転職したらしいが、そこも安月給だ。

なのに大量の服がある。
なぜか。

ずーっと整理ができず、捨てられないのだ。


だから、同じようなものがたくさんある。
値札付きのままのブラウスや、3足1組の束のままの靴下や、ビニール袋に包装されたままのヒートテックが洋服の山の中からたくさん出てくる。

貧困の肥満が取り上げられるようになって久しいが
モノの所有も同じなのだ。
母には夏の帰省時に口すっぱくしてこのことを伝えておこう。


さて。こうして我が親族の生活水準をあけっぴろげに晒すために
ちきりんはこの本を執筆したわけでは、もちろんない。

この本の、終わりに書かれていた好きな文章を残しておこう。

自分を縛っているもの、それは社会規範であり世間の目です。もしくは、自分の心の中にある「自己保身欲」や「プライド」「不安感」といったものが自分の生き方を強く縛っていて、本当の意味での自由に生きることを妨げていると気づいたのです。

『ゆるく考えよう』p256より引用

ちなみに、無職で自宅中心の生活を送る今、私を縛るものは何もない。と思っていた。ただ、気づいたのだ。私のnoteには無職という言葉が乱用されている。おそらく”無職”であることの不安感に縛られているのであろう。
これもまた1つの気づきとして残しておく(早く仕事して)。

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