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教育は社会の基軸

6月も後半に入り、ここ数日の大分は久しぶりにすごくたくさん雨が降った。先週田植えも無事に終わり、あとは成長を見守りながら手入れをしていく。梅雨には梅雨らしい雨が降り、夏には夏らしい暑さがやってくる。当たり前に気候が変化していくことがとっても大切でありがたい。

コロナの方も少しずつ出口が見え、出張も来週からは増えてきた。夏の予定もどんどん入ってきて、再び出張、研修、講演、相談業務の日々が戻ってきそうだ。しかし、この間のリモートワークは、このあとの働き方にもいい影響を及ぼしそうだ。元々地方で起業した私の会社は、可能であればリモートでお願いしていたが、やっぱりお会いして・・ということも多く、現地に行くことも多かった。社会的にリモートでの仕事が認知され、許容されてきたことで、選択肢が増えるだろう。

授業も仕事もそうだが、「オンラインでいいこと」「オフラインがいいこと」の区別は明確にあって、そういう意味では絶対的に現場に行かないといけない、行かないことは失礼だ、という従来の考え方がなくなってきたことは大きい。

学校もそういう選択肢が増え、家庭でオンラインで行う単元や授業もあっていい。感染リスクはどうやっても0にはならない。必要以上にガードし、警戒し、怖がることでできなくなる活動や、体験、楽しい思い出のダメージの方が子どもたちには大きいだろう。

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さて今週のブログは「教育は社会の基軸」とした。今週は議員さんたちとたくさん会う機会があり、週明けは住んでいる地域の町長さんともお話をする。いわゆる政治家の方々と話すことが増えてきた。今の教育現場を取り巻くコロナ対策やGIGAスクール構想は、教育の現場にいる人たちだけではなく、いろんな人を巻き込む要素が多くある。9月入学の議論も、教育だけの問題ではないだろう。

学校に行けない、という未曾有の事態が起きたときに、社会全体が機能停止したことも大きかった。なくなって初めて、学校の背負っていた荷物の大きさが見えたのだと思う。そして、社会の基軸となっている教育の現状を知った上で、これからの未来を創る子どもたちの教育について、それぞれの立場で想いを馳せ、行動することが必要だ。

議員さんへの講演の最後に、「今現場で起きていることを知り、自分たちの知見を増やすだけではなく、行動に移し、何かを変えて欲しい」とお願いした。まずは今、現場で起きていることを知ってもらうことがスタートではあるが、その先には、家庭や地域社会、政治、企業、いろんな人たちが現場で働く先生を支え、教育委員会を支え、子どもたちのために、何ができるかを考え、アクションを起こすことが何より大切だと思っている。

本当に大きな転換期にある学校だ。私たちの受けてきた教育と、これから必要な教育は全く違う。社会がこんなにも早いスピードで変わっているのだから、その社会の当たり前を学校教育の中にも取り入れ、アップデートするのは必然だ。

そしてこのコロナが開けたあとは、また違うフェーズに移るだろう。この追い風をうまく利用し、ジャンプアップできるように、社会の基軸となる学校教育に、みんなで寄り添い、支えていければ、と思う。

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