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【ドライフード派向け】-肝臓とドライフードの添加物や酸化-

今フィラリア検査の時期で、健康診断もされる犬猫ちゃんが多いです。

ご家族にとっては

・ALPなど肝臓の数値が高くなっている
・体重が増加している

など、様々な理由で療法食をすすめられることも多い時期です。

ドライフードを常食すると、「肝臓」もダメージを受けます。

ドライフードは基本的に酸化しており、添加物も入っているからです。

 
有害な物質を口に入れると、その解毒を担う臓器である肝臓は負担がかかります。

酸化脂質の無毒化や添加物の代謝も主に「肝臓」がになっています。
(何千種類もの酵素を使って、500種類以上の化学反応が肝臓の細胞では行われている)

 

[酸化ストレス]

細胞を障害

肝逸脱酵素値(AST、ALTなど)の上昇などが認められる

 


[添加物]

・種類によっては肝細胞にダメージを与えるもの
・肝臓での解毒に重要な栄養素を喪失するもの
など

肝臓の機能不全に拍車をかけるケースが


肝機能にもともと問題があるケースなどでは、これらの影響が大きく現れてしまいます。


そのため、

肝機能が不全

栄養失調や食欲低下が悪化

さらに栄養状態悪化、肝機能の悪化

といった悪循環に陥ってしまうリスクもあります。

 
肝臓を健康に保つには、「食事」の選択が大事なことはいうまでもありません。

ドライフードを常食している症例では、このような状況に陥った際に適切な栄養素の添加が必要になるケースが多いです。

単一ではなく複数の栄養素で、肝臓に配慮する必要があります。


現在の市販療法食では、肝臓の数値に異常値が認められた際に「最適」な設計である療法食は「極めて少ない」です。

しいていえば、肝逸脱酵素(AST、ALTなど)が高値の際や胆汁鬱滞が認められた際に適応の療法食として、

・減量用療法食
・消化器疾患用療法食のうち、低脂肪食

が適応となり、処方されるケースが多いです。


これらの療法食を処方された経験がある方は少なくないはずです。
(なぜ肝臓なのに、減量用?消化器低脂肪?)

これはあくまでも、「減量用」療法食が現在の病状に必要な設計に一番「近い」というだけです。
そのために設計されたものではありません。

肝臓に負担をかけた根本原因に「酸化」や「添加物」があれば、それらを避ける事を最優先とすべきです。


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