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"give credit"の世界

記事を書いたことに対するリアクションから

先日、こんな記事を書きまして。

内容をスゴく簡単にまとめると...

何かしらの未来をつくるためには当事者になる事が必要なんだけど、当事者になるためには覚悟が必要で、その覚悟をするためには許容されることが重要で必要なんだって気づいた。

ぼくは2018年の2月に岡部恭英さん(@yasuokabe)福田拓哉さん(@takuya_fukuda)から許容してもらったんだよ。

他にも沢山の人から許容してもらったんだけど、この二人がいなければ他の人たちに伝わることがなかったんだと思うんだ。

二人ともありがとうございます!

そんな内容です。

スゴく簡単にしているから、ちょっとした表現とか、ぼくのキチンとした(あまり豊富ではないけれど)語彙みたいなものを伝えるためには読んでもらったほうがいいのだけれど。

それはそれとして。

自分が書く記事に誰かしらの名前を出す以上は、その当該する人、つまり名前を出す人たちにもキチンと伝えるべきだ、とぼくは考えてます。いや、考えるようになりました。

これは過去に、はてなブログ読書感想文しか書いてないような時期(記事数自体は決して多くないけど、1本/週書いてた時期)から、著者に対して「こんなの書いてみました」とお伝えする手段として利用してたことが根源です。

今回のように、自分の行為や行動、ひいては生活が変容するぐらいに大きな影響を与えてもらったことを、テキストとして表現するのであれば、お礼を兼ねて周知したいな、と。

すると、記事内に登場してもらった福田拓哉さんから、研究者が論文を書く際の作法として行っている、give creditという習慣について教わる機会となり、これがスゴく素敵だなぁ...なんて思う。

はてなブログというサービスは、実は意外とこれが実装されています。文章の中に脚注を入れることができるし、そのソースは文末に記載されます。

このソースを入れる、ということがブログの世界でもやるべきことなんだな、と思ったところが、ブログとはいえテキストを書く以上は大切にしたい態度だったので、はてなブログを選んだ、というところです。

ただ、どうしてもブログサービスなので、アフィリエイト等が目についてしまったことを受け、2014年4月には登録していたけど、大した更新をしていなかったnoteへ2018年2月から書く場所を徐々に変えていきました。

noteの魅力は、その広い草原的な公園具合で、中には絵や漫画を書いてる人がいたかと思えば、何かを真剣に語ってくれる人がいたり、本を出したけど中身を全部無料で話し始めたりする人がいます。

けど、それだけの世界。

やりたいことや伝えたいこと、それだけを表現できる世界観があること、それがnoteの魅力で、改めてその魅力を実感したことから、主に書く場所を移しました。


give creditって『respect』『尊重』の世界観

福田拓哉さんから教えてもらった、give creditの世界観は「respect」の世界だとぼくは感じています。日本語でいえば「尊重」の世界

ぼくは『尊敬をされなくても、尊重をされるような行動を取り続けていきたい』と思ってまして、(それで過去には記事書いた)自分自身の誰かに対する態度としても、大切にしていきたいと思うんですね。

尊敬と尊重は異なります。

尊敬は人を対象したものですが、尊重は人の言動や行動、態度を対象としたものです。つまり「あの人は尊敬できないけど、あれは尊重できる」みたいな言い方ができるわけです。

これが前提になると、『人格』と『態度や行動』を別で見ることができますし、それって大切な姿勢なんじゃないかなぁ...なんて思ってる次第。

だから、ぼくは尊敬されなくても、尊重されるような行動や態度を身につけるようにはしていきたいな、と思ってます、はい。

そんなことを思っている中で、福田拓哉さんからgive creditという尊重的な世界観を教えてもらい、なおかつ、自分がそれをできていたことに納得感が非常に高く、なんとなく自分が少しだけ誇らしくなりました。

それをきちんと認めて、表現してくれる福田さんもステキですよね。


これからもgive creditしていきたい

ぼくはこれからも、だれかの力を借りていくでしょうし、時には自分のできる範囲で、自分が助ける側にまわりながら人生を送っていくのだと思ってます。(希望を思い切り込めて!)

常に物理的に人がたくさんいる、というのはなかなか難しいのかもしれませんが、実質的に沢山の人に囲まれている、というのは可能な気もしています。

つまり、広くて、浅いけど、確かにつながりのある人たちと関係を構築していることを感じながら、ありがとうの気持ちを連鎖して生きていくことが可能なんだろうな、とは思ってるということです。

それを生み出すための世界がgive creditの世界。

「あなたのおかげで、こんなことができるようになった」

「君のこんなところを見習って新しいことをはじめてみたんだ!」

「その考え方はすばらしいね、一緒にやらせてもらえないかな?」

「そういうことなら僕の友達にこういう人がいるから会ってみない?」

「それ、いいね!」

「いいじゃん、やってみよう!」

尊敬をされてなくても、尊重をされるような行動や言動、態度を取れる人でいたい。そんな気持ちがあるのは、そうやって、お互いにすごいところを見出しながら、認め合える空気をつくれたら最高だなって思うからです。

理想です。

理想ですけど、頭の中がお花畑にならずに、現実的な課題ばかりを追いかけることには魅力を感じません。

かといって、それを乗り越えることがやりたいことではなくって、ワクワクドキドキしながらでも、それに向けてハードワークを繰り返すことも厭わない土台をつくるのには、空気が必要です。

上から神様みたいな立場でガラガラピッシャーン!って雷を鳴らしてればいいってもんではないんですよ。

できないことはできない。けど、それを補える仲間が欲しいわけだし、補ってくれようとする人と知り合いたいんですね。

そのために必要なのは、尊敬ではなくて、尊重される行動や言動、態度だと思いますし、give creditの世界なんだと思ったわけです。

いいことを知ることができました。

ありがとうの連鎖、やっていきましょう。


(おまけ)noteにその機能が追加されました

はてなブログでは、注釈とソースを入れることができましたが、それを当人に届けることはできませんでした。

つまり、引用させてもらった側が、引用された側に「使わせてもらいました、ありがとう!」を伝えることはできなかったんです。できることといえば、そのソースから流入をさせることぐらい。

機械的にソースをペタペタするだけなので、もうワンクッションが足りませんでしたが、noteが12/26にリリースしたカイゼンの中で、その仕組みが組み込まれました。

note内の記事を自分の記事内に添付すると、それが相手に通知される、というものです。こんな風に『人を中心にした設計』がなされるから、noteをスキな人がふえるんでしょうね。



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