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在宅フリーランス(引きこもり失業者)から案件をいただけることに対する雑感

在宅フリーランスとカッコよく表現しているものの、実態としては引きこもり失業者だと妻さんから認定…いや、断定されている中年です。

いわゆる個人事業主として屋号を構えるようになってからは久しいですが、当時は副業的なものだったものの、2022年以降は本格的に本業として取り組むようになりました。

各種、ご相談いただくこともあれば、自ら挙手(応募)しふるいにかけられながら獲得する案件等もある中で、それらに対して儚さを感じており、今回はその辺を書いてみたいと思いカタカタしている次第でございます。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

案件を提供してくれる人に最大限の尊重(respect)を

まず、ボクのような地方在住の在野にいる野良フリーランスという名の失業者に案件を委ねてくれる人には最大限の尊重を抱いている次第です。

だってね、オンライン上にあるどのプロフィールを見たところで、「意識ひくい系で打たれ弱いモブキャラ」だとか「地方在住の引きこもり失業者」って文言を読んだら、正直印象はよくないはずじゃないですか。

これはボクなりの生存戦略で、このプロフィールをかいくぐって(おもしろがってくれて)ボクに依頼するか否かを判断しようとする人となら、相互に齟齬のない状態、いわばおかしなバイアスにかからない状態で仕事の話ができると思っているからです。

さらにいうと、そうやってプロフィールの文言だけで判断しないような人でなければボクみたいなヒネくれてコジれた人間と仕事なんてできないでしょう。

もっというと、そうやって自分自身を低めつつ、実際に案件を共にした際に少しでも評価をあげられるようにしたいって思惑もあったりなかったり。

つまり、そうやって地べたに這いつくばってしか生きられないような人間と案件を共にしようとしてくださっている方々には、常に感謝とお礼の心を抱いておかなければならないのです。

そうできないのであれば、ボクみたいな無能派の人間は仕事なんてできないでしょうね。ははは。

カイシャインのように仕事は勝手に生まれない

ただ、世俗的な言い方として「フリーランス」のような働き方をする場合、雇用されている立場なら"あるある"の「やりたくない仕事」はまったくありません。

正確にいうならば、自分で取得できない案件(仕事)を手にかけることはありません。

どういうことか。

カイシャインとして仕事が割り振られるのは、会社が人員を確保し営業活動を行った結果、内部の人たちへ仕組みとして案件が振り分けられるような状態にはありません。

つまり、自らが取得した、獲得した案件以外に仕事なんてないわけです。

そこに「やりたい」か「やりたくないか」といった選択肢はありません。だって、その案件を取り組まなければ生活費を獲得することすらできないわけです。

フリーランス的な働き方をしていると、そういったカイシャインなら当然のように湧いてくる「上から仕事がドンドンと落ちてくる」といった状況はあり得ません。

常に自分の活動が実績と直結し、実績にならないような仕事を請け負わせてくれる/依頼してくれる事業者なんているはずがない前提で、とにかく案件を確保しにいかなければ生活が成り立たないのです。

あーだこーだと文句を垂れながら仕事ができるカイシャインは、売上を立てるための仕組みが構築されているわけですから、それだけでも存分に恵まれている状況だってことは多くの労働者は認識すべきことなのですよ。

安易にフリーランスに憧れるな

で。

最近、フリーランスに憧れていたり、目指そうとする人が増えたようです。
ボクみたいな無能な仕事のできない派閥に属する人間にも相談がきたりしています。

相談を受けるたびに思うのは、憧れている人たちの投げかけてくる質問がに通っていることと、それに対するボクからの解答も変わらないこと。

大抵、彼らの心配していることと勘違いしていることは、「現職(前職)並みの所得を得られるか」と「自分のスキルや経験、実績なら案件が舞い込んでくる」なんてことだったりします。

所得を得られるかどうかは"やってみなければわからない"ですし、それ以上に、「誰かも知らない君にどうして案件が舞い込んでくると思えるのか」が疑問だと伝えます。

そうやって自らの実力を過信してしまっているのに相談に来る人たちは「根拠のない自信」どころか「根拠のないどころか、それを証明するだけの素材すらない」状態だったりしますから、まったく向いてないわけです。

結局は「会社での働き方に不満がある」とか「現状では自分のやりたいことができない」なんて具合に、自らが行う仕事の仕方が定まっていないような物言いに傾倒してしまいます。

そんな人たちには毎回こう言います。

「フリーランス(失業者)は甘くない」

おわりに

ボクだって大したことのないフリーランス(失業者)生活を送っていますが、それでも妻さんの収入と合算しながら何とかワガママは言わずとも相当の生活を確保するぐらいの収入を得ることができています。

しかし、相談に来る人たちがしている勘違いの中で、最も大きいのは「会社の仕事は自分で回っている」といった点。

会社の一員として働いている以上、その会社の看板を前提にして仕事が舞い込んでくるわけで、それ以上でもそれ以下でもありません。

もう少し冷静に、自分の労働市場における価値を見た方がいいのではないか。

ボクに「フリーランスになりたい」と相談しにくる人たちには上記のような感想を抱くことしかできませんが、フリーランスってのは決してワガママを通すための働き方ではないってことを認識してもらえると幸いです。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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