見出し画像

地域に根ざした地場産業だからこそ外部人材の登用を

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、ゑんどう @ryosuke_endo です。

このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。

はじめに

ポジショントーク的な内容になってしまうことを前提に話を進めるためにはぼくの立ち位置を明確にする必要がある。ぼくは自由業者で、どちらかといえばタイトルに記載している地場産業を営む事業者から切り出した業務を請け負う形になる存在だ。

その点からみると「ケッ!何を偉そうに…在野の自由業者が!」となってしまうところだが、同時に現在時点で地方に住んでいるゴリゴリの地場住民あらため地場民(造語)である。

地場民の立場からして「もっと広く受入れられる製品やサービスなのにもったいない」と思える事業者は、そこかしこに転がっている。(失礼)

中の人たちだけで行き詰まっているのだとしたら、まったく商品もサービスも知らないド素人な外部人材を業務の一部を切り出す形でいいから登用し、外に向けての動き出しをすべきだと思っている。

なぜなら、人材の獲得が困難になっていくことが地場産業従事者ほど明らかだからだ。

地場に根ざした産業の危うさ

なぜ、地場に根ざした事業者の人材獲得が困難さを増していくのか。答えは簡単で、地場に根ざしているからだ。

地場に根ざした事業を展開することは、地場での流通を中心とした商流を中心に考えていくことであって、事業規模や事業者の体力を見積もっても、大きく展開することが容易ではない点が挙げられる。

一昔前であれば「地元の商店街」よろしく、レトロながらも地域に密着した人たちの集まりである地場に根ざす商売として地域住民から評価される対象だったかもしれない。

しかし、いま地場に根ざしすぎることは各事業者にとって弱点として露見されるような時代となってしまったことはAmazonや楽天をはじめとしたECサイトの隆盛を見れば明らかだ。

日本だけにとどまらず、世界中でモノが買える現代において「地場だけ」や「地域の名産」などといった謳い文句は通用しなくなっている。

美味しい/マズいのか

便利/便利でない

こういった二者択一構造の中に否が応でも組み込まれ、いくら「地場の方々に購入してもらう」と息巻いたところで、その地場に住む人々は高齢者ばかりなのだとしたら先行きがない。

いくら高齢者が金銭を保有してるからといって、そこにおんぶに抱っこに肩車な状況に安穏としているのだとしたら、それは明らかに失策も失策だろう。

「いや、さすがにそこまで甘えてはいない!失礼だ!」とするならば、どうして人材の獲得競争に勝ち続けるような状況が生み出せていないのか。

地場に根ざした人材を獲得しようと思えば思うほど、外部から応募してきて地場住民になろうとするヒトたちが増えない限りは立ち行かなくなるのは明白なのに、なぜそれができないだろう。

一重に人材を獲得すること、雇用することが労働者がわからしてもリスクだと思えるような業態や事業となっている可能性があることも考えなければならないだろう。

それだけ人材の獲得競争が激化しているのだといえる。

人材の獲得競争は全国・世界規模

地場に根ざした事業を営むこと、さらに現場仕事での就労となると「そこにヒトが居ること」が前提となってしまうわけだが、この善し悪しを語ることはしない。

病院にはヒトが必要だし、介護の現場にだってヒトは必要だ。我が家にとって切っても来れない学校や未就学児童を受け入れる保育園や幼稚園など、各現場でがんばってくれているヒトたちがいることは承知している。

感情的には十分に尊い仕事をしてくれている、担ってくれているヒトたちには感謝こそすれ、感情を抜きにした場合にはヒトが現場に必要な職種は選ばれづらくなる流れは止めようがない。

特にデスクワークが中心となる、いわばホワイトカラーの仕事はオンライン環境さえ整えば「どこでだって業務をこなすことが可能」になる。

この状況は人材の獲得競争に歯止めを効かせられなくなってきたことを意味し、県境などといった地場に住んでいるヒトたちからすると大きな境目だったものが関係のない世界線が訪れていることを意味する。

これは日本語話者の就労者に限った話ではなく、世界中で人材の獲得競争が行われていることを意味し、話せる言語が多ければ多いほどに日本での仕事と同じような内容で年収が倍になることなどが現実的なものとなっているのだ。

結果、人材が確保できない現場仕事には外国人技能実習生という形でこき使われる外国人が増やされている現状を思うと、憂うばかりだ。


出典)厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和2年10 月末現在)
出典)厚生労働省「外国人雇用状況(産業別)」の届出状況まとめ【本文】(令和2年10 月末現在)

冒頭で述べている通り、地場に根ざして一定以上の事業を展開し、これまでに何年も事業を継続できているからこそ、外に目を向けていくべきだし、大手事業者が取っている術の中で模倣できそうなものは徹底的にパクるべきだ。

そのために人材が必要なのだとしたら、内側にこもってウジウジしているのではなく、外部に門土を開き自分たちとは異なる視点や視座から議論ができる人材を招き入れるような度量を見せられないとドンドンと窮することになる。

これは「予定」ではなく、確実たる事実としてミシミシと音を立てながら訪れている「実際」の話だ。

おわりに

文中にも書いたが、地場産業を担う事業者として一定以上の継続期間がある事業者は、それだけで他の小規模事業者とは差別化できているわけだ。

他の事業者はさらに人材獲得に窮しているのが実情を思えば、彼らよりも優位であることは間違いない。

だからといって、業界全体や産業全体の中でいえば劣位であることも十分に想定できるわけで、その狭間の中で自社にとっての最適解を見出しながら「継続すること」が事業者にとっての矜持なのではないか。

まぁ、こんなことを地方在住の意識ひくい系で打たれ弱いモブキャラが記載したところで何が変わるとは思えないが、せっかく地場に根ざしたステキな事業者は各地域にたくさんあるのにもったいないなぁ…とか思ってしまうのである。

本稿が、ちょっとでも誰かの目に止まり、何かしらが動き出すことになれば幸いだ。

ではでは。

ゑんどう

Twitter、フォローしてね!

ぼくの主な生息地はTwitterで、日々、意識ひくい系の投稿を繰り返してます。気になる人はぜひ以下から覗いてみてください。何の有益なこともかいてませんが、フォローしてくれると毎日書いているnoteの更新情報をお届けします。

リンクを踏むと僕のTwitterアカウントへ飛びます

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!