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やっぱりまだSNSだけでは社会(政治)は変わらない
どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
東京都知事選挙2024が終わりましたね。投票率は平成以降で2番目の高さだったそうで、東京都の人口が約1,400万人みたいなので、700万人が投票に行ったことになりますので非常に関心の高かった選挙だったといえます。
正確な指標は公表されていませんが、ABEMA TIMEでANNの出口調査の結果が使用されていました。それを見てみると、各年代での投票率をざっくりと把握することはできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720395658642-N4wQcDfdvz.png?width=1200)
石丸伸二さんが非常に健闘したといえる結果でしょうが、高齢になればなるほどに現職の小池百合子さんを指示する結果となっており、そのまま得票数に反映されているようです。
各種新聞社が各選挙対策委員会の数値を統合した数値を公表しているのですが、小池さんの得票数は次点の石丸さん、蓮舫さんを足しても敵わないほど圧倒的な数です。
小池氏の得票数は計291万8015票(得票率42・77%)。前回2020年都知事選の366万1371票より約74万票減らした。
次点は前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)で計165万8363票(24・30%)だった。前立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)は計128万3262票(18・81%)で3位に沈んだ
10代から30代までがいくらがんばって投票をしたところで、それ以上の年代の人たちが投票したら確実に負けます。率で勝っていたとしても、絶対数が敵わないんですよね。
この辺り、以前に計算してnoteを書いたので以下に貼っておきます。文脈としては、「若者よ、選挙に行け。選挙に行けば社会が変わる」って言う大人たちは無責任でウソつきだよねとするものです。
なぜか。根本的に日本の人口動態として若者が選挙に行ったところで若者が日本で暮らすことが有利に働くことにはならないことが明白だからだ。
それを「選挙にいけば世の中(社会)が変わる」と伝えることはウソになる。詳細は上記のnoteで記載しているが、簡略的に計算しやすいよう若者の定義を20歳から40歳までだと仮定した場合、2736万人だ。それよりも年齢が上の人口は7769万人。その割合は35%しかいない。
つまり、仮の計算ではあるが40歳以上が結託して同一票を36%も投票すれば若者側に勝ち目はないのである。この事実を覆すことはできない以上、若者に選挙に行くことで世の中が変わると伝えることはウソとなってしまう。
ある種、昭和の時代にはエンタメ的な楽しみ方をしていたのだろう。今よりも娯楽が少ない時代である。
何年かに一度の政まつりごとを自分たちの選んだ代表者が行うことに誇りすら感じていたのかもしれない。しかし今は政治に期待することは愚かであるとすら実感している若者が多いのではないだろうか。
少子高齢化の社会が到来することは50年近く前の1975年にはわかっていたことであり、少なくとも合計特殊出生率が1.57となり『1.57ショック』と呼称することとなった1990年には判明していたことだ。
つまり30年以上前から日本の政治家はその事実を目の当たりにしてきたし、当時の主権者たちも認識していたのである。
根拠となるデータは少子化対策白書から。
![](https://assets.st-note.com/img/1720397327769-g9OM6Q7tV4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720397355469-Ju0HEJCGHd.png?width=1200)
何が言いたいのかというと、結局、TwitterをはじめとしたSNSでいくら話題になったとしても社会は変わらないってことです。
チュニジアで発生した民主化運動に端を発し、2011年初頭から中東地域の各国で本格化した一連の民主化運動、通称「アラブの春」が起こった頃、Twitterは現在のような趣味嗜好にそった「オススメ」などなく、時系列で表示される仕様でした。
つまり、その時間、その瞬間に盛り上がっている事象が明確に把握できていたわけです。ところが、2024年現在のTwitterは偏った情報を入手しやすくなっています。
たしかに、石丸伸二さんの登場によって「二位じゃだめなんですか」な人は次点にもなれなかったって結果となりましたから、一定以上の成果はあったことは疑いようのない事実です。
ところが、その年代が伝播しやすい無党派層や若年層に届いたとて、組織票や利権を貪ることができる高齢者からしたら「取るに足らない」数でしかありません。
現実、今回の得票数や年代別の投票率をみてみると、上記の通りってことになります。少なからず期待感を持って投票をした人もいるでしょうし、政治をエンタメとして享受することができた人もいたはずです。
でも、まだなのか、これからもなのかわかりませんが、少なくとも2024年現在でSNSで社会は変わらないってことを実証した選挙になったのではないでしょうか。
ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)
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