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退職代行には賃金や休暇を増やしたところで対抗できないらしい

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

退職代行、話題ですよねぇ。

東京商工リサーチが2024年6月19日に公表した調査結果によると、全体の約1割(9.3%)の企業が経験しており、大企業で約2割(18.4%)、中小企業だと8.3%が経験しているとのことで、大企業ほど退職代行の利用が広がっているといった結果となっています。

あらゆる面で人手不足の日本社会

「仕事を辞めるのに他人の力に頼ってんじゃねえよ」って声を耳にしますし、そう言いたくなる気持ちも理解できますが、当人からすると「そんな事を言ってられないんだよ…」と切実な気持ちになるまで追いやられているからこその利用なんでしょうよ。

そう入っても企業側も人手不足が深刻になってきている中では「そうですか」と安易に頷くわけにも行きません。同じく東京商工リサーチによると、2024年上半期の人手不足関連倒産が145件と前年同期比116.4%と2013年の調査会シイラ、上半期としては最多となっているそうで、年間で300件を超える可能性を示唆しています。

他にも後継者不足の問題もあります。

同じく2024年の上半期で「後継者難」で倒産した企業数は254件と過去最多。あらゆる面で人手不足による事業継続ができない自体に陥っている企業は軒並み増加傾向にあるわけです。

退職代行への対抗を試みるも…

可能な限り事業を存続させ続けていきたいと思うのが会社ってもの。企業側は企業側で対策を講じて退職代行サービスを利用しないよう、対策を講じます。

その中身をみてみると、「賃上げ」が最多で73.5%。「休暇日数の増加」が24.4%、「社内レクリエーションの実施」が10.5%と続きますが、賃上げについては大企業と中小企業で差があると言わざるを得ません。こればっかりは資本力の差としか言いようがないのでしょうか。

https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198685_1527.html

賃上げや休暇日数の増加は理解できますが、社内レクリエーションを実施したってのは退職代行サービスの利用を抑止しようって動きに相まっているのかは甚だ疑問ですねぇ。

社員同士で交流をもたせれば退職をしようと思わなくなるのではないかって期待感でしかないわけで、いくらBBQや社員運動会みたいなものをしたとて、そんなものは何にも役に立たないでしょうよ。

仮に、それが効果を出したって実感があるのだとしたら、それはコミュニケーションが図れるようになったからってだけで、そんなものは普段の就業中に取れるように仕組みや制度を整えるべきです。

テレワークやフレックスタイムを導入したとしても、根本的には退職代行を利用するってことは意思疎通のところが問題だったり、人と人との間にあるいざこざが問題だったはずで、それを解決できない企業は今後も退職代行の利用がなくなることはないんでしょうね。

賃上げや休暇が主題ではなくコミュニケーションの問題

ここは想像力を働かせるべきところだと思うのですが、賃上げや休暇日数を増やしたところで、退職代行サービスを利用してやめていく人が減るのかって言うと微妙なところでしょう。

それで辞めることを止める人たちは、退職代行を利用して辞めませんよ。

退職代行を利用してまで会社をやめたいって人は、周りの人たちに助けを求めたり、相談ができなかったり、そもそも会社として意思疎通ができないような強権的な運営がなされているからです。

上でも触れていますが、そういった上司部下、同僚同士での意思疎通が滞りなく行われるようにならない限りは、危険信号を発することもできないし、受信することもできません。

つまり、打つ手が何もない状態で漫然と仕事をしていくことになりますから、必然的に退職代行を利用する人たちは右肩上がりに増えていくことでしょう。

改めて想像してみてください。

退職代行を利用しなければならないと思うに至った人たちの思考を。

もう逃げたくて逃げたくて仕方ないんです。

「そんなのは逃げるやつが弱いからだ」って切り捨てるのは簡単ですが、逃げられる人たちとして、どうしてその人が逃げ出さなければならなくなったのかを丁寧に分析する必要があるんじゃないですか。

職場ですから、合うとか合わないってのはあるでしょうね。

それ自体は仕方のないことであって、それをなくすことはできません。

それでも、会社組織で情報が滞りなくスムーズに流通するような仕組みや制度、たとえば定期的な1on1だとか、匿名でのフィードバックシステムなど、直接・間接問わず、対話の機会を創出することが必要なはず。

それをしないと決めたのであれば、それはもう、退職代行サービスと連携して「いつでも辞めていいからね」ってメッセージを社内に周知するのも一つじゃないでしょうか。

おわりに

今日も再び無駄なことを書いてしまいました。

これを書いたからといって、ぼくの生活が豊かになるわけでもなければ、儲けが出るわけでもありません。それでも、ぼくは毎日かいています。

もし、書く動機が薄れてきたら辞めると思いますが、そのときには代行サービスを使えばいいのかな。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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