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不登校の親だけどPTAの学年代表とやらになったので引き継ぎなどで得た雑感を書く

自分が小学校の頃からポジティブな印象を抱いておらず、むしろネガティブな印象すら抱いてしまっていたPTAって組織に、いよいよ本格的に絡む機会が訪れました。

我が家には三名の子どもがおり、三名が同時に被って在籍する期間もあるぐらいの年齢差だってこともありますが、複数回、やる可能性があったわけです。

任意参加が原則だから、別に参加せずにいても良かったのですが、がんばってらっしゃる保護者の方々を目にしてましたし、その方々に向けて敬意を払うつもりで名を連ねていた程度の、名もない保護者でした。

それが今回、非常に悪評の高い「くじ引き」によって不登校児童が在籍する学年代表になることとなりまして、気合いを入れているわけでもなんでもありませんが、チビチビと空気を読まずにやっていこうかと思います。

今回は、その初回レポートだと思ってください。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

任意で"がんばっている"組織

「こんなnoteを書くぐらいだから、悪評を連ねて書きはじめるんじゃないか」と身構えている方もいらっしゃるかも知れませんが、それはあまりにもぼくに対する偏見がひどい。

誤解なきよう、はじめに申し上げますが、ぼくは根本的にPTAって活動組織に対しては尊重していますし、活動を重ねてきた歴々の方々には尊敬の念を抱いています。

ネット上では、あまり評判がよろしくない組織ですが、「在籍する児童・生徒のため」を思って活動するのがPTAであって、それの何を否定しようかというぐらい、根本的には応援をしたいと思っていますし、繰り返しになりますが現時点でも活動をなさっている方々には敬意を表したいのです。

もちろん、こうやって中に入り込むような機会はありませんでしたから、一児童の保護者として「どうしてイヤイヤ参加するような組織になっているのか」なんてことを考えたりはしていましたが、やっぱり内部事情がわからない限りは何もいえません。

まぁ、わかったところで何もいえないのかも知れませんが…

ただ、やっぱり児童・生徒たちの学校生活に少しでも充足感の高まるような取り組みができるのだとしたら、それって根本的にはすべての保護者が望んでいることなのではないかと思うのです。

これを前提にして、やっぱり見直したほうがいいだろうことを書いてみます。

各種予算と決算について

それぞれの学校にあるPTAには年間で予算があるわけですよね。児童・生徒一人あたりいくらってのを徴収しており、そこから自治的な活動への財源として充てます。

他にも、事業内容によっては補助金を利用することもあるでしょう。非営利団体といっても定款と呼ばれる規則が定められているような組織ですから、その辺で活動するサークル活動とは趣旨が異なります。

おそらく、先進的な取り組みをされているPTA以外なら共通することとして、印刷製本費や通信費は年間でそれなりの金額を確保し、それなりの金額を利用しているのではないでしょうか。

学校の規模が大きくなればなるほど、予算規模が膨らみますし、予算規模が膨らめば決算規模も相応のものになっていきます。

アンケート用紙はGoogleフォームを活用する、何かしらの連絡事項は学校連絡でも利用されるツールを利用するなど、ネットを利活用したものに代替されているため、もしかしたら10年前や20年前よりは紙に使われる金額は小さくなっているのかも知れません。

それでも、冊子などを制作することによって冊数が増えれば増えるほどにスケールメリットによって単価が抑えられたとしても、総数としての金額はそれなりになっていくわけですから、そこは抑えたいはず。

いちいち、連絡をするのにも個人の携帯電話の番号を紙に印刷して配布するような組織は全国の中でも結構数はあるでしょう。

その予算を活動費にねじ込むことができれば、児童や生徒への還元をすることができるのだとしたら、そちらの方がいいんじゃないだろうか、と。

最近はLINEのビジネスツールであるLINE WORKSやcybozuのkintoneも非営利団体には無償で利用できるようにサービス提供してくれていますし、導入についてもサポートしてくれるようになっています。

システムは導入するだけではなく、組織が永続的に活動するための仕組みを構築することが必須ですから、定着支援を誰が責任を持ってやるのかは10年後、20年後に自分がいなくなってからのことも見据えて考えるべきこと。

安易にツールを導入すればいいってわけではないことは重々承知していますが、もし、これによって削除することができる工数(時間と労力)があり、余分になった金額や工数を児童・生徒のために使えるのなら、そちらの方が組織の目的としても本望なのではないでしょうか。

前例踏襲型なら辞めていきたい

保護者は基本的に忙しいのです。

核家族世帯、かつ夫婦共働きであれば、家族のこと以外に時間を使うことを忌避したくなる気持ちはよく理解できます。

我が家も三名の子どもたちとの生活に四苦八苦しながら日々、どうにか日銭を稼ぐことに一所懸命になって、どうにか生きながらえている次第ですから。

だから、組織の体制や運用方法などで疑問に思ったことはハレーションを起こさない範囲から徐々に不要だと思える箇所をあぶり出してはなくしていく方向にできないものでしょうか。

たとえば、何がいいのかを考えるべき活動について前例踏襲型で「これまでがそうだったから」と決めるのであれば辞めた方がいいのではないかと思ったりします。

「でも、それだと子どもたちに還元されないじゃないですか」

そう仰るのであれば、前例踏襲するようなことをやめましょうよ。いや、踏襲したっていいんですよ。その効果を目に見える形で実感できていて、PTAに属する親側の押しつけになるようなことがなければ。

こういうことを書くと「面倒なヤツだな」と妻さんからチクチク言われたりするのですが、そうやって前例踏襲型で「やりたくないこと」と認識しながらやらなければならないのってツラくないですか。しかも、そのやりたくないことに工数を割かれることって苦痛じゃないですか。

だから、やりたくないと思う人が増えて悪評ばかりがネット上に出回ってしまうんだろうと思うんですよね。(個人の感想です)

もっとスリムにしていくことができれば、児童や生徒たちのことを考える余裕が生まれるはずですから、その余裕を持てる人たちが前のめりに任意参加できるような組織になればいいなぁ…なんて。

おわりに

やっぱり、改めて思ったのですよ。

PTAを歴々と形づくってきた歴戦の方々はエラい。がんばってた。しかも、世間的には面倒だと思われるようなことを引き受けてきてくれたのだから感謝こそされても非難を受けるようなことにはならないでしょう。

仮に、非難されるようなことがあるのだとしたら、組織の問題であって、個人の感情によって暴走してしまうような大勢の問題です。

根本的には「いいこと」をしようって組織なんだから、もっと柔和な気持ちで「参加したくなるような状況」になればいいなって思うのですが、難しいんですかね。

もうちょっと参加しながら探っていくことにします。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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