バットマンを見ていないとダメなの???ジョーカー意味不明。

去年、結構ウワサになっていた映画、
ジョーカーを見ました。とても暗かった。
昼間に見てよかったっていうぐらい。
全部ちゃんと見れたのが不思議。

見ていてずっと意味不明だったから、
意味を知りたくて見れる作りには
なっているんだけど、やっぱり???
でも、時間がすぎるのははやくて、
ちゃんと最後まで見れた不思議感。

私はバットマンを見たことがないから、
ジョーカーが何者かもわからない。
でも、どんな人なのか知れて、
バットマンが見たくなる展開かと
思いながら見たけど、ただただ
心の中が錯乱している人の話だった。

去年の映画だけど、今年のアメリカの
ような貧富の差や差別などに対する
問題からくる暴動の話もからんで、
最後の方は共感できずにポカーン。

どうしようもないこともあるけど、
それに臆することなく、闘っていく
話の方が好きなんだなぁ私は。
ひがんだりねたんだりするのは、
好きじゃないからこの主人公に
全く同情することができなくて。

ただ、精神が錯乱している人の感覚
というのがよくわかる映画で、
妄想の中で生きている時はこんな感じ
というのがなるほどなぁと思う。

失礼な言い方だけど、小汚いおっさんが
以前エレベーターで偶然会った
シングルマザーとおつきあいして、
愛し合って支えてもらって、
そんなことあるんだ、よかったね。
と、思って見ていたら・・・

悲しいことがあって彼女の部屋に
直行して慰めてもらおうとドアを
あけて彼女を求めて呼んでいたら、
怯えて怪訝な顔をした彼女が、

どうされたんですか?
お母さん呼びましょうか?

と、他人行儀に彼をなだめる。
子供を守るために必死に、
穏便な対応で帰ってもらおうとする。

そっか、彼女とは妄想だったのか。
妄想っていうか錯乱したらそんな風に
都合のいいように楽しい方向に
脳が動いているだなんて。
彼女といるときは小汚いおっさんから
ちょっとすっきりした男になっていたのも、
彼の理想だったのかもしれません。

ジョーカーという人物については
意味不明でしたが、精神が錯乱している人の
心の動きというか、そんな風になるのかと
いうことはとても興味深い映画でした。

どうでもならないことは誰にでもあります。
現実の世界では彼のようになって
当たり前なのかもしれないけど、
映画の中では、もう少し夢がある方が
私はいいなぁと思うのです。

次はあほらしい映画を見たい。



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