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全てのエンジニアの卵に告ぐ! ScrapMechanicで遊ぼう

夏休みも残すところ,一週間を切ってしまいました.もうひと遊びするぞーというそこのあなた,ぜひScrap Mechanicで遊んでみて欲しいんです.私が小学生だった頃にこんなおもちゃがあったらなをパソコン内で実現してくれた素晴らしいゲームです.な〜んだ,ゲームかとあなどらないで下さい.

Scrap Mechanic

残念ながら,Macでは遊べないんです.Macユーザーの私にウィンドウズパソコンを購入させたほどに,クリエイティブなゲームなんです.この記事では,Scrap Mechanicの魅力を書き記しておこうと思っています.

Scrap Mechanicの初期画面

まずは,キャラクターのデザインや動きが非常に愛くるしいんです。ロボット研究者の森政弘さんが提唱された「不気味の谷」の直前の親和感のピークを捉えた感じがします。

『へこへこ』歩く,『ぷにゅぷにゅ』走るといった擬態語が似合う動き方をします.プレイヤーを動かしているだけでも癒されます.仕草が本当にとってもかわいいんです.

オリジナルなメカが作れる!

タイトルにもあるように,メカニック心をくすぐります.
レゴブロックのように自分で部品を1から組み立てて,オリジナルの車を作って,冒険に出かけるのです!

でこぼこ道をかめさんにならずに走破できるように考えて作らないといけない.(ホイールベースが長すぎてもいけない)
乗り心地を良くするためにサスペンションもつけてみよう.
速度が遅いなー.小型エンジンを複数搭載しようか,大型エンジン1基にしようか.エンジンのパワーがないと,急な坂道が登れない.
うーん.このあたりの内部の物理シミュレーション演算?が絶妙です.ちゃんとスリップ・スタックもするし,重心が高すぎると急坂でひっくり返ったりもします.

UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを用いて,ゲームを開発する際には,試作段階で死ぬほどやりこんで,それなりの動きをするようにパラメータの微調整を繰り返します.このScrap Mechanicの開発者はどんだけやりこんで,このそれらしい動きを実現するようにチューニングしたんだろう!?(そのパッション,恐ろしや)

もちろん車両系だけでなく,船やジェット飛行機的なものまで作れたりします.しかもレゴブロックを組み立てる要領で作れるので,プログラミングスキルなんて必要なしです.アイデアとセンスが勝負です.Scrap Mechanic開発エンジニア,あっぱれです!!

冒険要素

近年では,当たり前となった
  ・オープンワールド
  ・マルチエンディング
  ・マルチプレイヤー
  ・モード切替え(マイクラのような建築/サバイバル)
のゲームであり,サバイバルモードでは,敵が出てくるので戦うための武器を作らないといけない.部品調達には資金が必要で,そのために野菜を育てて販売しなければならない.畑で野菜などを栽培するための水を引いてきて,自動でくためのポンプ・スプリンクラーを設置しなければならない.畑を荒らしにくる敵をやっつけるための仕組みを作るもの楽しい.

まとめ

ちゃんと敵のアジトも存在し,そこを攻略するといった遊び方がオーソドックスだと思うのだけど,メカ的なものを自分で組み立てることに遊びの軸足を置いているこのScrap Mechanic,私にはドンピシャ刺さりました.

小学校,中学校の夏休みの自由研究課題として,このようなバーチャル乗り物モデルや機械のシミュレーション動画が当たり前に提出される時代がもうそこに来ているのだろうか.


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