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インプットからアウトプットへ

高校生から大学生になったら,大学生から社会人になったら,役職が上がったら,輝き出す人っていませんか?いわゆる大化けする人です.あるいは,平時の時より有事の時に頼りになる人.今や,様々な出来事や価値観が,インターネットによってすぐに拡散されるようになってきて,毎日が有事という感じの印象です.じっとしていることは,もやは安定ではなく,常に動いている方が安定を保ちやすい一輪車や自転車のような...常に筋肉にテンションがかかって,力の抜きどころが分からないとすぐにへばってしまうのが現代だと思います.ということは,これまで平時に有用とされてきた考え方や動き方では,通用しないことを意味しているような気がしています.

平時と有事では,”頭がいい” ”価値がある” ”役に立つ” の定義ががらっと変わる.

公式を覚える,仕組みを理解する,それら習得の速さ

これらは,インプットに属する能力で,それだけでは何かの課題を解決したことにはならない.ただ,状況を正確に把握・分析・対比することはもちろん必要です.平時の時にはじっくりと取り組む時間が与えられている.しかし,何らかのハプニングの際には,必要な情報やリソースが揃うとは限らない.むしろ,無い無い尽くしだからハプニングなのだ.足りない情報の中での判断が求められることがほとんど.

公式を導く,仕組みを作る,それらを広める:アウトプット

ほとんどの人にとって,他人の頭の良し悪しは,まるで興味がない.ファンだったり,よほど個人的繋がりがある場合を除いて,他人の努力や苦労話は聞きたくない.得たいのは,自分にとってプラスになる情報だったりエンターテイメントなのです.しかも状況(時代,世相)に応じて,各世代の人たちに適したものでなくては,受け入れてもらえない.というわけで,より多くの人に刺さるソリューションを提供するには,自分自身のマインドトランスフォーメーションMX,アクショントランスフォーメーションAX(Mind Transformation,Action Transformation ← これらは私の勝手な造語のつもりが必要だと感じています.

現代の課題は,かつて経験したことがないものが多い.ましてや現代のクリエイターに望まれるのは,もっと新しい何かであるはず.この流行り廃りの尋常でない速さに適応する方法は,アウトプットすることにより学べということだと最近思うようになりました(遅すぎるって?確かに.およよ.).何らかのテキストを最初から真面目に習得していくのではなく,最終的なアウトプットイメージを描いて,それを成し遂げるために必要なものを必要な時に拾っていきながら,前進する.

今更ですが,これまでのインプット主体の行動から,アウトプット主体の活動へと移行するために私が心がけていることを記しておこうと思います.
  1.自分の好きな分野を探る
  2.便利ツールを使ってみる

そして,その具体的な例を2つ挙げます.

<例1> デザインするのが好き

3次元でデザインすることが楽しいと思えたとします.アウトプット表現は,3Dプリンティング/3DCG/VR(仮想現実)で動かすなどいろいろあります.
それにまつわるディジタルツールを探してみる.ClipStudioPaint,Blender,Shapr3D,Fusion360,SketchUp,ZBrushCore,Unity,Unreal Engine...まずは習得しやすそうなものから着手してみます.

これらのツールは,テキストを最初から順番に覚えたり,勉強したりしようとせずに,おおよその使い方をYoutubeで学んだら,どんどん使っていきます.今は,どれもチュートリアルがよくできているし,Youtubeでいくらでも学べるので,試しにどんどん使ってみる.その中で,自分が楽しいものを選んで,まずはそのツールを使いこなせるまで色々作ってみる.インターネットにより,私たちは目が肥えてしまっているので,最初に自分が作ったものが悲しいくらい貧相な作品に見えてしまいます.確かにしょぼい...でも誰しも最初はそんなものだと割り切って,前進です.
するとツール開発側もよく考えていて,ツールの上手い使い方(手順)がそれなりに練られたアウトプットへの道筋(近道)になっていたりします.ですのでユーザーコミュニティサイトを見たり,素材集からヒントをもらって,自分なりのショートカット キーや時短プロセス(テンプレート)を作成するようにしています.

<例2> 音楽が好き

まずは自分の好きな曲を分析.ただ耳で聞くだけよりも,目でも曲を追いかけてみる.

全体像が見える,分かるというのはどんな創作活動をするにおいても,非常に助けになると思います.まずは,お手本となるものの全体像を捉えて,自分が作ろうとするものの骨格を定めることから始めます.

最初は他愛もない作品しかできなくて,情けなく思ってしまいます.それを公表するなんて,とっても恥ずかしいですが,小さいところからコツコツとアウトプットしていきます.この記事内に紹介したものは,私の小さなアウトプットたちです.誰かの励みになっていると信じて,これからも小さなアウトプットを続けていきたいと思っています.


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