見出し画像

視点の自由研究No.60「視点_不安と共に歩む」

不安と聞くと皆さんいい感じはしないでしょう。私も同じです。しかし起業してからこの不安は常に共にあるもの。もっと振り返れば転職したとき、それまでの仕事の流れ、学校生活に至るまで不安という気持ちは必ず出会う気持ちでした。皆さんも一度は不安に襲われたことがあると思います。

今回は、そうした不安を考えてみたいと思います。実は起業後の今はかなり大切な要素として捉えている大切な気持ちです。

「インフラが変われば全てが変わる」

起業後一年でコロナになり仕事案件がストップしたりと激変する中、なんとか3年間活動してきました。やはり一番大きいインパクトだったのはコロナ。世の中のほとんどの仕事を変えてしまったほどのインパクトがありました。

さらに、ウクライナ情勢による世界的な流通、資源、エネルギー需要による経済的な停滞が今ここにきて日本のローカルにまで影響を及ぼしてきています。広告業界は、クライアントの景気動向に最も影響を受ける業態です。ローカルでは大企業クライアントの数も少なく、人口減少などの社会問題も差し迫る地域です。「静岡はある意味では広告映像の社会問題の最先端にいる」と愛知のスタッフにも言われています。確かに小さな波に躍る木の葉のようにシビアに世の中の流れを感じてしまう地域だと思います。

そうした中で、なんとも言えない不安感が付き纏うのが今の現状です。コロナ、戦争とインフラが変われば全てが変わる世界。それを私たちは今まさに体験しているのでしょう。

「忘れたくない不安感」

そうしたなんとも言えない不安。転職に迷った時期や起業を悩んだ時期など、人生の折り目的なタイミングで何度も感じていたと思います。こうした何度かの経験は、不安に置かれた際の気持ちの向き合い方の学びになっています。それは不安は絶えず側にあるという感覚。世の中の流れや体調の良し悪しで寄せては来る波のような感覚がしています。

人間も動物です。不安を感じる心は生きる上では、なくてはならない機能。ですから喜怒哀楽と同じレベルで備わっている感情だと思います。だから取り除くということは不可能だと思うのです。

自分の人生でいえばバイオリズムのように3年から4年くらいの周期で人生にも波がやってくる気がしていて、そうした変化を予感したり、その渦中にいる時の心持ちを予測した活動もできていける気がしています。起業してからは特にこうした不安を感じることを意識して、様々な活動に活かすようになりました。

「不安の解像度を上げる」

コロナや戦争など、自分では推しはかれない事態というのは必ず発生します。自分の中では世の中を激変させたのはスマホとコロナと言えるくらいのインパクトでした。こうしたインパクトは実は短期間に起きるのではなく3年くらいの期間を経てじっくりと浸透するのも今回の大きな経験になりました。

先行きが見えない不安。広告映像という景気の波の影響が直撃する業態、ローカルという社会問題に直面した環境。そうした不安しかないような状況で今も模索を続けています。このNOTEや先日始めたYoutubeなどできるところから少しづつでも歩みを進める。

様々な不安を経験してきて、不安の度合いや体験頻度などを実感できるようになりました。まさに解像度が上がるというような感覚でしょうか。なんとなくの不安をより鮮明に言語化した不安に落とし込んでいく感覚。不安は絶対になくならない中で、そうした感覚を大切にしています。

他の多くの業態の方々も同じ状況。その中でどう生き残るかの戦いをしています。そんな世の中だからこそ、共に手を取り合うという気持ちは大切な要素だと感じています。

不安という気持ちを側において共に歩む。模索は続きます。



この記事が参加している募集

振り返りnote

映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。