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「つくり方をつくる。」「つながる仕事。つなげる仕事。」「面白いは誰かのために。」をモットーに日々映像などのコンテンツ制作と企画プロデュースに邁進している会社です。毎週水曜更新で奮闘中!http://docksweb.jp

最近の記事

視点の自由研究No.151「視点_ネガティブな情報こそ解像度を高くして伝える」

コロナを経てリモートワークやZOOMなどを用いたオンラインでの打合せが日常化した2024年現在。AIによる画像、文章やメールなど、デジタルできることは、より効率化を高めています。巷では退職代行サービスまで登場し、退職時の大人ストレスをメールで済ませるなど人生の節目になるようなものもデジタル化するんだなと関心しております。 今回は、こうしたデジタルの世界で、古い感覚である直接会うことの価値を考えてみたいと思います。 「ネガティブな情報」仕事のキャンセルや、ミスの謝罪、トラブル

    • 視点の自由研究No.150「視点_家訓」

      さて節目となる150回目。今回も未来の娘に対してメッセージを残してみようと思います。今回は、家訓。代々受け継がれている由緒正しいものではなく、自分が親から言われたちょっと風変わりなもの。面白さ半分、ちょっとした生き方のヒント半分で残してみようと思います。 「先んずば人を制す」仕事然り、人生然り、先手で動くことは結構大切。前もっての準備は、余裕を生み、その後に起きるトラブルなどへの対応もしやすくなります。 映像業界に進み、制作という仕事をしていると、この言葉の重要さが身に染み

      • 視点の自由研究No.149「視点_広告は文化と共にある」

        広告に限らず、コンテンツを作っていく上で、炎上は避けたいのは常。価値観自体が目まぐるしく変わる現代、作り手側は送り出すコンテンツのメッセージ、表現、演出に至るまで、かつて以上に配慮が必要になりました。 今回は、そうした背景に文化の影響があることを考えてみたいと思います。 「文化の中にある価値観」カンヌなどの世界の広告賞を見ているとわかりやすいですが、世界各国で広告の作り方、表現は大きく異なります。日本では最近あまり見かけることがなくなった他社製品との機能比較広告などは海外で

        • 視点の自由研究No.148「視点_広告ができる課題解決方法」

          ネットが普及してからのデジタル広告、SDGsをはじめとした環境問題、社会は2024年現在、課題解決を常に模索しています。 様々な業界で課題解決法が模索、提示されている世界で、広告も同じく、クライアントの課題解決という命題で活動することが多くなりました。 今回は、広告だからできる課題解決方法を考えてみたいと思います。 「様々な業界の課題解決方法」課題解決。もはや耳にタコができるほど日常的に聞く言葉になりました。様々な業界で様々な手法で、今日も課題解決の方法が練られています。

        視点の自由研究No.151「視点_ネガティブな情報こそ解像度を高くして伝える」

        • 視点の自由研究No.150「視点_家訓」

        • 視点の自由研究No.149「視点_広告は文化と共にある」

        • 視点の自由研究No.148「視点_広告ができる課題解決方法」

          視点の自由研究No.147「視点_幸せの尺度」

          幸せと聞いて何を連想しますか? 仕事などで大成功を収めたとき?子供ができた時?それとも何気ない平和な日常? 幸せというのは、当然ながら人それぞれ思うことに違いがあります。 今回は、幸せの捉え方について考えてみようと思います。意外にもクリエイティブの表現において文化的な意味合いがありそうなお話しです。 「東洋的幸せと西洋的幸せ」日本という島国に生まれ育った私は、無意識的にも意識的にも日本独自の文化的素養のもと育っています。当然、そこにある文化的価値基準が刷り込まれていて、前述

          視点の自由研究No.147「視点_幸せの尺度」

          視点の自由研究No.146「視点_夢を動詞で語ろう」

          あなたの夢はなんですか?と問われて職業名を答える学生は多いでしょう。また仕事をしている方なら、その仕事の目標を掲げる方も多いと思います。 今回は、自分の人生を振り返りながら、改めて夢を考えてみようと思います。 「起業」自分の人生を振り返った時に大きな節目となるのは、やはり起業だと思います。会社員時代、どう自分のキャリアを積み上げていくのか?そんな想いで周りの先輩や師匠と呼べる人、そして上司たちを見て来ました。会社員は生活は安定しますが、やはり組織人でもいなければなりません。

          視点の自由研究No.146「視点_夢を動詞で語ろう」

          視点の自由研究No.145「視点_巻いて終われ!」

          「巻く」という言葉をご存知でしょうか?映像業界用語の一つです。意味は予定より早く撮影が進むこと。または急ぐこと。 今回は仕事における時間の捉え方を考えてみようと思います。全ての仕事で「巻いて終わる」ことは、喜ばれる。 「香盤」これまた撮影用語の一つ「香盤」。歌舞伎や演芸に由来する撮影スケジュールをまとめた資料のことです。香盤を組むには、かなりの経験が必要です。ざっと抑えておくべき要点を書き出してみましょう。 ・出演者(主役)の入り時間。準備時間(メイク、衣装)。 ・撮影場

          視点の自由研究No.145「視点_巻いて終われ!」

          視点の自由研究No.144「視点_社長は例え話がうまい」

          コミュニケーションは簡単なようで、とても難しい。世に出ているビジネス本しかり、セミナーしかり、コミュニケーションを語るコンテンツは山のようにあります。今回はいかに伝えていくか?について書いてみようと思います。 「伝え方」先日、とあるクライアント先で、先方の社員に向けてオリエンテーションする機会がありました。今回のプロジェクトはクライアント社員ご自身に動画を撮影してもらい、それをこちらが編集するという案件。本来なら我々映像制作者側が撮影までの段取りや準備を行い、クライアントに

          視点の自由研究No.144「視点_社長は例え話がうまい」

          視点の自由研究No.143「視点_2024年 広告映像の価値」

          今回は、少し視点を変えて2024年現在の広告映像をローカルに身を置く人間から見た体感地を書いてみようと思います。円安が進み、オーバーツーリズムで、ある種ではにぎわいを取り戻している日本。そんな日本の地方にいる者が感じていることです。 「人口減少社会」資本主義社会の日本において、企業は去年よりも今年、今年よりも来年と売り上げを伸ばすことを目標としてきました。会社という形式をとった私たちも同じように毎年の売り上げを伸ばすことを目的として日々がんばっています。 2024年現在。

          視点の自由研究No.143「視点_2024年 広告映像の価値」

          視点の自由研究No.142「視点_見せたいより見たいを選ぶ」

          映像制作にせよ、広告にせよ、クリエイティブなものを作っていく際にある自我のジレンマ。自分は面白いと思っていることをそのまま作って見せたいことが、相手にとっても面白い事とは限らない。 今回は、このジレンマについて書いてみようと思います。あらゆるコンテンツにおける大きな指標かもしれない「自分」と「相手」の関係。 「見せたいこと」作り手側として見せたいことというものは、広告制作においても確かにあります。端的に言ってしまえば、作り手のこだわり。企画にせよ、撮影にせよ、編集にせよ、こ

          視点の自由研究No.142「視点_見せたいより見たいを選ぶ」

          視点の自由研究No.141「視点_質量を伴わない仕事」

          先日、本の中古をネットで購入する機会がありました。中古本、しかもネットで購入。探していくと欲しかった本は1円の値になっていました。中古市場で流通の資本主義に沿えば、需要と供給で値段が決まるのは間違いありませんが、本という媒体としての価値を改めて考える機会にもなりました。 今回は、本から紐解き、情報を提供することで対価を得るタイプの仕事を考えてみようと思います。思いの外、映像制作も情報を売る商売なのかもしれない。 「対価」労働を考えたときに、その対価はいかにして払われるか?は

          視点の自由研究No.141「視点_質量を伴わない仕事」

          視点の自由研究No.140「視点_法人の中の個人」

          広告映像は、BtoBを主体にした業種です。作った映像は生活者に届けられるため、その活用の方向性的にクライアントと共に走る形になります。 さて、今回はそうしたBtoB業種ならではの営業を考えてみようと思います。 法人営業であり、そのほとんどが人脈の中で成立する業種。起業してから特に営業の大切さを実感した今だからこそ、その経験値を文章として残してみたいと思います。 「法人営業」大企業などでは、すでに会社単位でお付き合いがあるクライアント企業と仕事をすることが多いと思います。そこ

          視点の自由研究No.140「視点_法人の中の個人」

          視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

          囲碁や将棋などで最初に打つ手を意味するこの言葉。映像を作っていく制作部という仕事で言えば、初手は企画を作ることにあたります。 制作進行という仕事において、この「初手」というのが実は大きなウェイトを占めているのを最近感じることが多くなりました。今回は映像制作から紐解き「初手の大切さ」を考えてみたいと思います。思いの外、様々なプロジェクトにも通じるかもとも思っている「初手」の考え方。 「企画」映像制作において最初の企画作業は、全体の設計図を作ることを意味しています。作るべき映像

          視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

          視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

          独立して会社の経営に携わると「売上」ということの言葉の重みを実感しない日はないと思います。サラリーマン時代は、就業規定時間に合わせてきっちり、時には残業や、早朝出勤など、こと時間による働きに目が入っていた仕事。経営という視点に立つと、そうした労働時間ということよりも売上ということへの注視が優先されていくのは、どの経営者も思うことでしょう。今回は、そんな経営視点から見た就業時間というものを考えてみたいと思います。 「時間拘束という仕事観」ブラック企業という言葉もすでに認知がさ

          視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

          視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

          映像制作も最近はビデオグラファーと呼ばれるような方が現れ、単独で企画、演出、撮影、編集と全て一人で行う業務形態も珍しくなくなった2024年。それでも大きな予算で動く映像制作では、まだまだ多くのスタッフによる共同作業が当たり前のように行われています。 プロダクション(業界的によく呼ばれる映像制作会社の呼び名)では、プロデューサーに始まり、プロダクションマネージャーと呼ばれる制作の方たちが集まり、映像を作っています。業務を細分化し、効率性を上げる役割分担が徹底しているとも言えます

          視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

          視点の自由研究No.136「視点_忘れる」

          仕事にしろ、プライベートにせよ、忘れるということはネガティブな意味合いとして使われる言葉だと思います。AIが普及していく社会、データとしての保管もクラウドなど多様化されていく世界。「忘れる」ということが人間特有の性質になってきているなと思います。 今回は、この「忘れる」という性質を一種の能力として考えてみようと思います。 「人間関係」仕事をしていくと、様々なトラブルにあうのはどの職種でも同じだと思います。時に言った言わないの問答での問題も起こりうる。自分の仕事を振り返ってみ

          視点の自由研究No.136「視点_忘れる」