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「つくり方をつくる。」「つながる仕事。つなげる仕事。」「面白いは誰かのために。」をモットーに日々映像などのコンテンツ制作と企画プロデュースに邁進している会社です。毎週水曜更新で奮闘中!http://docksweb.jp

最近の記事

視点の自由研究No.147「視点_幸せの尺度」

幸せと聞いて何を連想しますか? 仕事などで大成功を収めたとき?子供ができた時?それとも何気ない平和な日常? 幸せというのは、当然ながら人それぞれ思うことに違いがあります。 今回は、幸せの捉え方について考えてみようと思います。意外にもクリエイティブの表現において文化的な意味合いがありそうなお話しです。 「東洋的幸せと西洋的幸せ」日本という島国に生まれ育った私は、無意識的にも意識的にも日本独自の文化的素養のもと育っています。当然、そこにある文化的価値基準が刷り込まれていて、前述

    • 視点の自由研究No.146「視点_夢を動詞で語ろう」

      あなたの夢はなんですか?と問われて職業名を答える学生は多いでしょう。また仕事をしている方なら、その仕事の目標を掲げる方も多いと思います。 今回は、自分の人生を振り返りながら、改めて夢を考えてみようと思います。 「起業」自分の人生を振り返った時に大きな節目となるのは、やはり起業だと思います。会社員時代、どう自分のキャリアを積み上げていくのか?そんな想いで周りの先輩や師匠と呼べる人、そして上司たちを見て来ました。会社員は生活は安定しますが、やはり組織人でもいなければなりません。

      • 視点の自由研究No.145「視点_巻いて終われ!」

        「巻く」という言葉をご存知でしょうか?映像業界用語の一つです。意味は予定より早く撮影が進むこと。または急ぐこと。 今回は仕事における時間の捉え方を考えてみようと思います。全ての仕事で「巻いて終わる」ことは、喜ばれる。 「香盤」これまた撮影用語の一つ「香盤」。歌舞伎や演芸に由来する撮影スケジュールをまとめた資料のことです。香盤を組むには、かなりの経験が必要です。ざっと抑えておくべき要点を書き出してみましょう。 ・出演者(主役)の入り時間。準備時間(メイク、衣装)。 ・撮影場

        • 視点の自由研究No.144「視点_社長は例え話がうまい」

          コミュニケーションは簡単なようで、とても難しい。世に出ているビジネス本しかり、セミナーしかり、コミュニケーションを語るコンテンツは山のようにあります。今回はいかに伝えていくか?について書いてみようと思います。 「伝え方」先日、とあるクライアント先で、先方の社員に向けてオリエンテーションする機会がありました。今回のプロジェクトはクライアント社員ご自身に動画を撮影してもらい、それをこちらが編集するという案件。本来なら我々映像制作者側が撮影までの段取りや準備を行い、クライアントに

        視点の自由研究No.147「視点_幸せの尺度」

        • 視点の自由研究No.146「視点_夢を動詞で語ろう」

        • 視点の自由研究No.145「視点_巻いて終われ!」

        • 視点の自由研究No.144「視点_社長は例え話がうまい」

          視点の自由研究No.143「視点_2024年 広告映像の価値」

          今回は、少し視点を変えて2024年現在の広告映像をローカルに身を置く人間から見た体感地を書いてみようと思います。円安が進み、オーバーツーリズムで、ある種ではにぎわいを取り戻している日本。そんな日本の地方にいる者が感じていることです。 「人口減少社会」資本主義社会の日本において、企業は去年よりも今年、今年よりも来年と売り上げを伸ばすことを目標としてきました。会社という形式をとった私たちも同じように毎年の売り上げを伸ばすことを目的として日々がんばっています。 2024年現在。

          視点の自由研究No.143「視点_2024年 広告映像の価値」

          視点の自由研究No.142「視点_見せたいより見たいを選ぶ」

          映像制作にせよ、広告にせよ、クリエイティブなものを作っていく際にある自我のジレンマ。自分は面白いと思っていることをそのまま作って見せたいことが、相手にとっても面白い事とは限らない。 今回は、このジレンマについて書いてみようと思います。あらゆるコンテンツにおける大きな指標かもしれない「自分」と「相手」の関係。 「見せたいこと」作り手側として見せたいことというものは、広告制作においても確かにあります。端的に言ってしまえば、作り手のこだわり。企画にせよ、撮影にせよ、編集にせよ、こ

          視点の自由研究No.142「視点_見せたいより見たいを選ぶ」

          視点の自由研究No.141「視点_質量を伴わない仕事」

          先日、本の中古をネットで購入する機会がありました。中古本、しかもネットで購入。探していくと欲しかった本は1円の値になっていました。中古市場で流通の資本主義に沿えば、需要と供給で値段が決まるのは間違いありませんが、本という媒体としての価値を改めて考える機会にもなりました。 今回は、本から紐解き、情報を提供することで対価を得るタイプの仕事を考えてみようと思います。思いの外、映像制作も情報を売る商売なのかもしれない。 「対価」労働を考えたときに、その対価はいかにして払われるか?は

          視点の自由研究No.141「視点_質量を伴わない仕事」

          視点の自由研究No.140「視点_法人の中の個人」

          広告映像は、BtoBを主体にした業種です。作った映像は生活者に届けられるため、その活用の方向性的にクライアントと共に走る形になります。 さて、今回はそうしたBtoB業種ならではの営業を考えてみようと思います。 法人営業であり、そのほとんどが人脈の中で成立する業種。起業してから特に営業の大切さを実感した今だからこそ、その経験値を文章として残してみたいと思います。 「法人営業」大企業などでは、すでに会社単位でお付き合いがあるクライアント企業と仕事をすることが多いと思います。そこ

          視点の自由研究No.140「視点_法人の中の個人」

          視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

          囲碁や将棋などで最初に打つ手を意味するこの言葉。映像を作っていく制作部という仕事で言えば、初手は企画を作ることにあたります。 制作進行という仕事において、この「初手」というのが実は大きなウェイトを占めているのを最近感じることが多くなりました。今回は映像制作から紐解き「初手の大切さ」を考えてみたいと思います。思いの外、様々なプロジェクトにも通じるかもとも思っている「初手」の考え方。 「企画」映像制作において最初の企画作業は、全体の設計図を作ることを意味しています。作るべき映像

          視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

          視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

          独立して会社の経営に携わると「売上」ということの言葉の重みを実感しない日はないと思います。サラリーマン時代は、就業規定時間に合わせてきっちり、時には残業や、早朝出勤など、こと時間による働きに目が入っていた仕事。経営という視点に立つと、そうした労働時間ということよりも売上ということへの注視が優先されていくのは、どの経営者も思うことでしょう。今回は、そんな経営視点から見た就業時間というものを考えてみたいと思います。 「時間拘束という仕事観」ブラック企業という言葉もすでに認知がさ

          視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

          視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

          映像制作も最近はビデオグラファーと呼ばれるような方が現れ、単独で企画、演出、撮影、編集と全て一人で行う業務形態も珍しくなくなった2024年。それでも大きな予算で動く映像制作では、まだまだ多くのスタッフによる共同作業が当たり前のように行われています。 プロダクション(業界的によく呼ばれる映像制作会社の呼び名)では、プロデューサーに始まり、プロダクションマネージャーと呼ばれる制作の方たちが集まり、映像を作っています。業務を細分化し、効率性を上げる役割分担が徹底しているとも言えます

          視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

          視点の自由研究No.136「視点_忘れる」

          仕事にしろ、プライベートにせよ、忘れるということはネガティブな意味合いとして使われる言葉だと思います。AIが普及していく社会、データとしての保管もクラウドなど多様化されていく世界。「忘れる」ということが人間特有の性質になってきているなと思います。 今回は、この「忘れる」という性質を一種の能力として考えてみようと思います。 「人間関係」仕事をしていくと、様々なトラブルにあうのはどの職種でも同じだと思います。時に言った言わないの問答での問題も起こりうる。自分の仕事を振り返ってみ

          視点の自由研究No.136「視点_忘れる」

          視点の自由研究No.135「視点_ドラえもん映画はスゴイ」

          先日、娘を連れてドラえもんの映画を見にいきました。皆さんも一度は見たことがあるかもしれません。大人になっても感動するドラえもん映画。このコラムでも映画の魔力を書かせて頂きました。 今回は、映像制作者の端くれとしてドラえもん映画を分析してみようと思います。 「オリエン的分解」まずは、広告業らしくドラえもん映画を一個の成果物と見立て、その大元であるクライアントからのオリエン情報として分解してみたいと思います。多分に私的な観点で分解しておりますので、その点ご了承ください。 オリエ

          視点の自由研究No.135「視点_ドラえもん映画はスゴイ」

          視点の自由研究No.134「視点_オフィスに何を求めるのか?」

          仕事場としてオフィスを活用する企業は多いと思います。映像制作会社もオフィスでの仕事が大半の時間を占めています。今回は仕事場としての場所自体を考えてみようと思います。 仕事として「場所」をどう考えるのか? 「編集室」編集室という場所に来たことがある人は数が少ないでしょう。広告会社関連の方や広報担当者なら行ったことがあるという方がいらっしゃると思います。撮影に関わった方達の苦労などが編集され、映像として完成する最後の場所。まさにフィナーレを飾る場所なので、綺麗な部屋で試写される

          視点の自由研究No.134「視点_オフィスに何を求めるのか?」

          視点の自由研究No.133「視点_面倒くさがり」

          動画を作っていく過程で、外せない要素「編集」。どんな方でも撮影後に編集することは2024年の今も変わりありません。さて今回は、この編集から紐解く形でプロジェクト管理を考えてみようと思います。 実は最初にすべきは仕分けと整理というお話。 「整理」撮影が楽しくて様々なショットを撮ってしまうというのは、よくある話です。時に複数台のカメラを用い、長時間に及んだ撮影などでは、その素材も膨大になっていきます。さて、いよいよ編集の段階。どうやって楽しかった撮影をまとめていこうか???

          視点の自由研究No.133「視点_面倒くさがり」

          視点の自由研究No.132「視点_多様性を求める社会」

          SDGsに始まり、企業はパーパスと呼ばれる指針を示すことで社会的な活動が求められている2024年の世界。日本でも人々の生き方までも見直されてきていると感じています。協調、共生、そしてモラルが問われている時代に多様性という感性は必要不可欠になりました。今回はなぜ多様性が求めれているのか?その点を深堀ってみようと思います。 「ホワイト社会」汚職などの金銭問題、不倫などの男女関係問題、権力行使によるパワハラ、かつてゴリ押しや有耶無耶にされてきた問題は、今かつてないほどにクリーンな

          視点の自由研究No.132「視点_多様性を求める社会」