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視点の自由研究No.146「視点_夢を動詞で語ろう」

あなたの夢はなんですか?と問われて職業名を答える学生は多いでしょう。また仕事をしている方なら、その仕事の目標を掲げる方も多いと思います。
今回は、自分の人生を振り返りながら、改めて夢を考えてみようと思います。

「起業」

自分の人生を振り返った時に大きな節目となるのは、やはり起業だと思います。会社員時代、どう自分のキャリアを積み上げていくのか?そんな想いで周りの先輩や師匠と呼べる人、そして上司たちを見て来ました。会社員は生活は安定しますが、やはり組織人でもいなければなりません。組織が求める人事に従うタイミングは自分にも何度もありました。人事という組織からの指示で人生の分岐点を曲がっていく。

人事異動は極端な言い方をすれば、クラスの席替えです。隣の席の人を自分が選べるわけではありません。当然ながら自分に合わない人、場合によっては嫌いな人が隣にやってくることもある。人間関係が円滑に進んでいる時、仕事もまた充実していきます。当然、自分にとって嫌な上司にあたった時は仕事もうまくいかなくなることもありました。
自分という人間を冷静に見てみた時、かなり偏屈で世渡りの上手いタイプではないのは学生時代から思っていたことでした。

会社は組織を維持するため、幹部や社員を入れ替えていきます。自分が働きやすい環境も人事異動という席替えで一瞬にして変わってしまう。これはちょっと会社員の人生を歩んでいくのは茨の道かも、別の生き方を探る必要もあるかも、なんてことを考えていたのは間違いありません。

起業という「夢」の最初の一歩は実はひどく消極的なスタートでした。

「夢」

さて改めて自分の人生を振り返った時に、実は「起業」ということが「夢」ではなかったのです。改めて自分にとっての「夢」を考えたとき、それは

自分が好きなものを好きなように作る。

ことだったのです。映像業界を志した時、自分が好きなアイデアを、自分の好きな演出で映像化する。仕事を始めた時に実は夢は叶っていたのだと思います。
それから20年あまり、好きなものは増えていますし、好きな人たちも増えました。だからこそ、より好きなように作ることができる環境を求めていたんだと思います。

「夢を動詞で語ろう」

仕事は人生においても最も長い時間付き合うものです。だからこそ、皆そこに夢というものを描く。皆できるだけ人生を楽しみたい。そうした時に「夢」も走り続けるためのエネルルギーになります。

「夢」をもし名詞にしてしまうと、それは一つの通過点になってしまいがち。

本当は自分が何をしたいのか?何をしていると楽しいのか?
そうした心の本音を探ると、そこには「動詞」で欲求があることがわかってきました。

定年の年齢が上がっていく社会、人生で働く時間も伸びています。一つの職場、一つの職業で人生を終えること自体が難しい。
だからこそ、「夢」という走り続けるためのエネルルギーを「動詞」で語る必要があるのでは?と考えています。


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