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視点の自由研究No.150「視点_家訓」

さて節目となる150回目。今回も未来の娘に対してメッセージを残してみようと思います。今回は、家訓。代々受け継がれている由緒正しいものではなく、自分が親から言われたちょっと風変わりなもの。面白さ半分、ちょっとした生き方のヒント半分で残してみようと思います。

「先んずば人を制す」

仕事然り、人生然り、先手で動くことは結構大切。前もっての準備は、余裕を生み、その後に起きるトラブルなどへの対応もしやすくなります。
映像業界に進み、制作という仕事をしていると、この言葉の重要さが身に染みる機会に何度も巡り会いました。仕事に限らず、人生においても先手で動けることはやっておいて損はなし。

「予定は未定であって決定ではない」

計画を立て、その通りに物事が進むことは稀です。朝、今日のお昼を何食べようかと考えていても、それ通りにはならないのは、わかりやすい事例。
臨機応変とも言えることですが、自分が想定できることは存外少ないと思っていて間違いありません。予定は、決める最後のタイミングまで変えてもいいとも言えます。最善手を探り続けることをやめてはいけません。

「人を見たら泥棒と思え」

信用と信頼は似て非なるもの。残念ながら人間は利己的に動くことが多い生き物です。信用しすぎることで、自分への危機を招くこともあります。相手を尊重し、相手が「できること」を信頼する。人に対して多くを期待してはいけません。自分ができることはなるべく自分でやりましょう。

「最後に」

こう書き出してみるとなんとも偏屈な家訓ではありますが、40年以上生きてきて、意外とその通りだなと感じてもいる教訓でもあります。ただし、最後に伝えておくことがあります。それは、、

「親の言うことは信用するな。」

時代は必ず移り変わります。親が正しいと思っていることが未来において必ずしも正しいということは決してありません。価値観も文化も必ず変わっていきます。大切なことは、

「常に自分で考える。」

その時に、先人たちが残した知恵は役に立ちます。多くの諺、偉人たちが残した名言、ちょっと変わった家訓など。共に普遍性があるものもあります。その知識を「どう使うか?」の方が大切。
それらをうまく利用し、常に考え続けること。自分にとってこれらの家訓を生かす経験値として残しておこうと思います。



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