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視点の自由研究No.64「視点_仕事における対人ストレス」

近年、仕事の受注の流れも随分と変わりました。ネットの存在は巨大で、映像の仕事もマッチングサイトで成立するなど仕事受注の姿も変えたと言えます。私たち自身も営業の一環としてこうしたマッチングサイトを活用するようになりました。今回は、そこで得た知見を書いてみたいと思います。

「マッチングサイト」

冒頭で書かせて頂いた通り、私たちもマッチングサイトに登録し、営業をしています。実に多種多様な仕事が発注されていて、情報収集だけだとしても価値があるなと感じています。まだ登録したばかりなので、仕事の受注にまでは至っていませんが、今後こうしたネットを介した仕事もぜひやっていこうと思っています。

さて、そんなマッチングサイトを見ながらプロデューサー視点で捉えた時の怖さも感じています。

「対人ストレス」

今回のお題目としても書かせて頂いた対人ストレス。制作進行やプロジェクトマネジメントをされた方なら誰もがわかると思いますが、プロジェクトを進行するにあたり、実は最も大きな仕事はコミュニケーションです。

映像制作も全く同じで、予算が大きくなれば関わる人数も多くなる。そうすれば対人関係で摩擦がおきるのは必然です。逆に予算が少なくなった場合でも同じでクライアント側の要望と制作サイドでできることのバランスをとるためにコミュニケーションはなくてはならない仕事だと思っています。

このコラムでも何度も書かせて頂いているコミュニケーションという仕事。マッチングサイトでの仕事の場合、このコミュニケーションという仕事がどう関わるか?この点に怖さを感じながら、今後の営業の指針になるなと考えてもいます。

「クリエイターの感情」

マッチングサイトでの仕事の流れを見ていると、単独で動かれているクリエイターさんを目にすることが多いのも事実。それほど映像制作も作業が簡略化され個人でも作ることができる時代になりました。私たちもそうした単独制作はどこかでは意識しており、模索している最中です。

ただ、プロデューサーとしての視点からの問題提起があるとすると、それはまさに先ほど書かせて頂いたコミュニケーション能力。様々なクリエイターさんとやりとりするプロデュースという仕事を担当していると、まさに千差万別のクリエイターさんに出逢います。それぞれに個性があり、能力も違います。それらを見極めてクライアントが望む形で制作進行するのが私たちの仕事の醍醐味なのですが、このマッチングという流れで果たしてそこがどこまでカバーされるのか?クリエイター、クライアント双方にとって幸多いプロジェクトになっていればいいなと感じつつ、大きな軋轢のきっかけにもなりうる。そんな稀有な心配をしています。

「Win-Winを作るコミュニケーション」

広告映像業界は今まで人脈紹介が主な営業パターンでした。私たちも仕事のほとんどは人脈の中で受注しています。双方の顔、人間性を把握した上で仕事をしていますので、プロジェクトの進行上でトラブルになりそなことは可能な限りですが、レスポンスよく対応ができる良さがあります。

クリエイターサイドに立てば、今は技術も重要ながらこうしたコミュニケーション能力とのバランス感覚が求められていく時代。逆にクライアントサイドで言えば、クリエイターを理解し、コントロールできるような形のコミュニケーションが求められる。
そうした双方の対人ストレスを私たちのような会社はこれからも出来るだけ無くしていきたいと考え活動しています。以前このコラムでも書かせて頂いた通り、今後の広告映像の仕事で実は最も重要なことこそ、コミュニケーションだと考えています。

願わくばWin-Winの仕事がより多く生み出されるように、微力ながら尽力していきたいと考える毎日です。


映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。