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子育てに「困っている」方に…

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ユニークな個性をもった子どもたちを育てていると、「困った!」と大人が思うことが少なくありません。子どもたちは「困った子」としてみられる支援が確立しはじめていますが、関わっている大…
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2021年1月の記事一覧

15年間発達障害の支援に関わってきて感じる「子育てに苦しんでいる人」から卒業する人としない人の差

15年間発達障害の支援に関わってきて感じる「子育てに苦しんでいる人」から卒業する人としない人の差

「愚痴を言いすぎると、それに自分で溺れてしまう」と私は思っていて、「酒は百薬の長」「されど万病の元」に通じるものを感じています。
これは、『愚痴との距離感』が、子育ての苦しみから抜ける人と抜けない人の差に関わっているなぁ、と最近、改めて思うからなのです。

こんなことを書くと、「あなたは、心理などの専門職なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、立場的には当事者の母であり、自分も当事者要素を

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マイノリティの集団に感じた愛おしさ

マイノリティの集団に感じた愛おしさ

「そんな怒り方するんだ…」と、ついさっき、お手伝いにいったオンライン講座での出来事にびっくりして参りました。

はじめて参加される方に、気を利かせたつもりで事前に連絡したら、「え? なんで私怒られるの?」という、いわゆるイチャモン的な言われようをされたのですよ。

でも、その人は、オンライン講座の案内文を、彼女の解釈のなかで彼女のパターンで理解して、その通りに進んでいないことに「間違ってる!」と、

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不登校児の母が、マジでキレる5秒前にやってること

不登校児の母が、マジでキレる5秒前にやってること

中1娘の登校渋りが長期戦になりそうな気配を漂わせています。それなのに、昨日は週に一度の図書ボランティアの日でした。

このボランティアは、お昼休みに図書室を開けたり、職員室からパソコンを運んだりする1時間くらいのとても簡単なお手伝いなのです。こんなことでも、忙しい先生方には猫の手よりも役に立つようで、曜日担当制になっています。

学校のボランティアなので、「やってもいいよ」という人が受け持っている

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