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ロイヤリティのない人は傭兵と同じ

会社/組織に対するロイヤリティがない人というのは割と多くの会社/組織にいます。組織単位で、営業代理、カスタマーサポートを派遣社員で、エンジニアを業務委託で揃えたりオフショア開発が流行ったりしたところも多くあります。

それはつまり、会社/組織の方針、トップが何を大事にしているかということがわかります。

▼ 組織単位で外部組織に委託する

営業部、カスタマーサポート部(ヘルプデスク部)、システム部(開発部)等がまるっとロイヤリティのない人で構成される場合があります。

・開発は自社で行うけど、営業は外部の営業代行に依頼
・カスタマーサポートは派遣社員にすべておまかせ
・システム開発チームがすべて業務委託の人で構成されている
・システム開発自体を、オフショアに委託する
・SNS運用代行を利用する

▼ 外部委託とは傭兵と同じ

会社における外部委託とは、過去の歴史において「国の軍隊」における傭兵と同じになります。

例えば、中世〜17世紀頃のヨーロッパでは「国」というものの力が弱く、各諸侯が地域を治めていることが主体でしたが、各諸侯はお金で傭兵を雇っていました。しかし、お金で傭兵を雇うということは、金払いが滞ったり給料が安いと、もっと給料の高い敵国の味方になることも珍しくなかったと言われています。

逆に、18世紀以降の近代のヨーロッパで国民国家が形成されてからは国家に忠誠を誓う常備軍が編成されていくようになり、強固な軍隊となっていきます。

強い組織を築くのであれば、外部委託などのロイヤリティの無い人を組織に入れるべきではありません。

▼ 理想は、ロイヤリティが無い人は一部という状態

現代においては、ロイヤリティが無い人は、組織、グループにおいて一部であるという状態が一般的には良いでしょう。ロイヤリティが無い人が多いほど、その組織は弱くなります。

調子の良い時は良いのですが、そうでない時に真っ先に逃げたり裏切ったりするのが、ロイヤリティの無い人です。会社/組織においても、ピンチの時にすぐ辞める人や、辞めた後に『あの会社はヤバかった』とか『あの組織は碌な組織ではない』とか『あの会社はもうじき潰れる』とか言う人は、ただロイヤリティが無いだけです。

自分が会社/組織にロイヤリティを持っている人であれば、ロイヤリティの無い人に対しても出来る限り尊敬の気持ちをもって対応し、お互い袂を分かつことになっても新天地での発展を願って送り出しましょう

自分が会社/組織に対してロイヤリティを持たない人であれば、あくまで一線は引きつつ基本的に対等な立場で接し、もし会社/組織を離れるとしても相手の発展を願いましょう

会社/組織も、個人としても、それがお互い平和に、幸せに生きていくことに繋がります。

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