その歴史的瞬間、あなたはどこで何をしていましたか?
オリックス優勝の影響で、1日遅れのネタになります。ご了承ください。
きのう、10月28日は何の日?
「空条徐倫が物語のきっかけとなる交通事故に遭う」と答えた方は、相当なJOJOマニアとお見受けします。
しかし、今回取り上げたいのは1993年のある出来事。
そう、ドーハの悲劇です。
カタール・ドーハで行われた、サッカーW杯アメリカ大会のアジア最終予選。
日本はあと1勝で初出場の悲願を叶えるところまで来ていました。最終戦でイラクに勝利したら、確定。試合は2-1でリードしたままロスタイムに突入します。
しかし、試合終了間際。イラクのコーナーキックから、まさかの失点。試合は土壇場で引き分けに終わり、日本のW杯初出場は夢と消えたのです。
選手たちがその場に崩れ落ちて動けなくなる様は、まさに悲劇でした。
こういう歴史的瞬間って、どこで何をしていたかが話の種になると思うんです。あなたには1993年10月28日の記憶はありますか?
ちなみに僕はというと、京都にいました。当時、福島県在住の高校2年生でしたが。
なぜかというと……、
修学旅行の最中だったのです。
修学旅行といったら、学園モノの漫画では、何かしら事件が起こることがお約束となっている一大イベント。
しかし、当初の僕は漫画的な展開なんて、なーんも期待していませんでした。だって……、
中学時代の修学旅行も京都だったし、
なんなら宿もまったく同じだし、
そして何より男子校だし。
携帯電話なんてなかった時代ですし、ひたすら定番の寺社仏閣を見て回るだけなんですね。むっさい男子たちだけで。
だからこそ、あの悲劇の記憶が際立っているわけです。
試合がはじまったのは、22時過ぎくらいでしょうか。
クラスの大半はひとつの部屋に集まって観戦していたようですが、僕は大所帯が苦手なので別室にいました。
前半は日本がリード、後半早々に追いつかれるも、69分に勝ち越し。そして、問題の同点ゴールが生まれます。時間は0時ころ。
「何でだぁぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
大人数が集まった部屋から聞こえてきたのは、悲鳴。様子を見に行くと、そこは阿鼻叫喚と化していました。
そして、事態はヤバイ方向に。
誰かが錯乱して服を脱ぎ始めたんですよ。すると、次々とそれに続く者が。そして、そのまま廊下へ。男子校のノリってヤツです。
宿の中はさながら『みどりのマキバオー』における競馬場。全裸の集団が埋め尽くすという状態になってしまいました。
僕たちは「あーあ」とその様子を見届け、部屋に戻りました。
彼らはその後、どうなったのか。
部屋を出て見てみたら、廊下にズラリと正座させられていました。
あの光景こそ、僕の修学旅行におけるハイライト。
ちなみにこの試合、視聴率は48.1%を記録。同日に行われたヤクルトと西武の日本シリーズ第5戦が13.2%だったのと比べると、如何に注目されていたかがわかります。
それでも……、全裸はいかんよ😅
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