これから介護を始める方、興味ある方、まだ介護を始めて不安な方に読んでもらいたい介護福祉の流れと考え方

DJのnoteに介護とな!?
とびっくりされるかと思いますが、
私、介護福祉士として働いてきて、
現在は初任者研修の講師として働いているんです。

介護に対する思いは結構強くて
講師を始めたのですが、
もっと色んな人に見てもらいたく
こんな事を書きました。

難しい事は書いてなくて、めっちゃ噛み砕きまくって書いてるので
暇な時でも読んでもらえたら嬉しいです。

①そもそもの介護

講師をしている時に生徒さんに質問をよくします「介護って聞いてどんなイメージが湧きます?」

しんどい、安い、職員さん優しそう、大変、人手不足...

ポジティブな意見もありますが、
やっぱりネガティブな意見が圧倒的に多いんです。

仕方ないですよね、ニュースじゃ介護に
関してのニュースはネガティブな虐待や事故、
人手不足、さらには殺人

全部間違いじゃ無いのも事実です。

ただ、この先4人に1人は80歳以上の高齢者となる
今の日本においてこれで大丈夫なんか?と
よく思います。

人手は常に不足、上がってきてはいますが
まだ安い賃金。
これでこの先、介護士になろう!と思ってくれる人は
いてるのかな?と。

なので、僕が10年以上してきた介護について
どういう風に介護が展開されているのか、
介護福祉というシステムってどーなってんの?
を噛み砕きまくって説明させてもらいます!

これから介護を始める方、今後の将来が不安な家族さん、介護の仕事をしているが不安でたまらない方に
見てもらえたら嬉しいです!

これから書く内容は、ポジティブで楽しいことを優先的に考える私の考えも混じってますので
違うんちゃう?と思っても、
そこはいろんな意見があるんだと広い器で
構えていただけたら幸いです。

何項目かに分けて書きますが、
実はやっている事自体は普段私たちがやっている事の
延長線上だと思っていただければ
気楽に介護に取りつけると思います。

②介護が行われる過程

早速難しそうなことを書こうとしてるんちゃうか!
と思われそうですが、介護がどうやって
進んでいくのか例題で自分たちの生活に
置き換えてみながら書いていきますので、
軽ーい気持ちで読んでほしいです。

これから介護が始まる....
そんなRPGゲーム的な始まり方ではなく、
介護サービスを受けるまでの流れ
そしてどのようにしてサービスが進んでいくのかを
お伝えします!

「そろそろ介護サービス受けよっかなー」で
受けられるものではなく、
もちろん条件があるんですよね。
それが、

①40歳から64歳までの特定疾病に罹られてる方

②65歳の方

です!

特定疾病については気になる方は調べてみて下さい。
ここで説明すると難しいので!

この条件に当てはまる方は市町村の役所へ行き、
認定調査を受けます。

言い方を変えれば、
「貴方の今の状態だったら、サービス受けるときに
こんだけのお金を出しまっせー」
という事です。

それが、

要支援1.2
要介護1.2.3.4.5

と7段階に分けられている介護する時には
絶対見るやつです。

これを決めるために、調査員の人が聞き取り調査、
行きつけのお医者さんの意見書などなどから
まずはパソコンが決めてくれます。

そこから、色んな人が集まって最終的に
どの段階にするかを決めて
認定されます。

そうして初めて介護サービスを受けられるんです。

ここから計画書とか今後どうするかーとか
色々とケアマネジャーさんが考えて計画書を
作ってくれるんですが、
これも難しいから気になる方は調べてみてください!

ここからは介護士としての「かいごの過程」を
お話しします!

それは、

情報を集めたり、事実の事を記録し(アセスメント)
その情報たちを他職種(看護師さんやケアマネジャーさんとかとか)
に横流しする事です!

あ、あとは日常のケアですね。
いわゆるオムツ交換や食事の介助、移乗、移動...

そう!この日常のケアにおいて起きた事を
正確に記録したり情報を伝えるのです!
その情報をもとに介護のプランを考えて、
実行し結果を評価、そしてまたアセスメントと
回ってるんです。
ここはまた後で説明しますね。

ここまで見て、
いやいや、介助方法とか自分にできるかなぁと不安な方!
大丈夫です、絶対に出来ます!
数ヶ月かけて出来るようになります。
その後!
オムツ交換、食事介助、お風呂入ったりおやつ食べてもろたり....

同じことの繰り返しが続いていきます。

そうすると次に考えるのは
「どうやって効率よく早く定時に帰れるように動こうかなー」と。

ここ!
ここ!

効率よく!いいですよね!
定時に帰宅!それも間違いない!

でも!

その考えの中に利用者さんは中心にいてますか?
という事です。

私達の都合で利用者さんを介助などしてませんか?
17時からご飯が来て、18時までに4人の利用者さんの口腔ケア、着替えにベッドへ移乗させる!
という暗黙のルールとかありませんか?

僕が働いてる時はありました。
別に普通の事だとも思ってました。

例えば、

スーパーで働いていたとして
自分の持ち場が早く終わって退勤まで時間あるなー、
この後に来るアルバイトの人の仕事、
品出ししといたろ!
で、アルバイトの人が出勤してきて

「ここの品出し暇やったんでやっときました!」
「おー、ありがと!めっちゃ助かるわー!」

スーパーじゃなくても、この似たような経験ありませんか?

恐らくあると思うんです。
これで信頼関係が築かれ、仲良くなり、
働きやすくなるし、遊びに行ったりとかも!

この事をさっき上で書いた介護福祉という
仕事に当てはめただけなんですよね。

いい事やと思うんです。。。
でも!
そこに利用者さんは中心にいてますか?
という事なんです。

介護福祉の仕事において誰がお客さんという位置に
当てはまりますか?
それは利用者さんですよね。

例えばご飯屋さんに行って、
「私、もう帰らなあかんので早よ食べて
早よ帰ってもらえません?」
て、言われたら
「なんやこの店。。」
と腹立ちません?

職員の都合や信頼関係を築くために
利用者さんがもつ思いや権利、尊厳を
スルーしてませんか?

....んな事言っても人が足りてないから
こうするしかないねん!
やったら、あんたやれや!
と言われると思います。

でも、本当に介護の事を考え、
国が考えた介護のあり方を守り、
何よりもQOLという生活の質を
上げるにはここを解決しないと
どうしようもないんですよね。

これをどうにか上手く楽しくいく方法がないものか...

ここをもっと詳しく書いていきたいと思います。

次は国が考えてる介護のあり方を噛み砕きまくりながら説明します!!

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