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教員がNPOへ転職するって?ざっくばらんに語る座談会を開催する理由

教員からNPOへの転職って?

こんにちは、NPO法人ダイバーシティ工房の伊藤です。
現在私はダイバーシティ工房で人事を担当していますが、工房に勤める前は学校教員として9年間勤務していました。ダイバーシティ工房では、私と同じようにかつて教員として働いていた経験を持つ職員がなんと12名も活躍しています(中には山形、宮城など遠方から応募して入職したスタッフも!)。

転職は人生の一大事、私たちもたくさん迷った末の決断でした。そんなかつての私たちと同じ立場にいる全国の先生たちが今後のキャリアを考えるお手伝いができたら・・・と、「ダイバーシティ工房座談会〜教員からNPO職員へのキャリアチェンジを考える〜」を今年もオンラインで開催しました。

教員向け座談会でお話ししていること

この座談会は昨年度から教員の皆さんを対象に開催し、ご好評をいただいています。今回は教員として勤務した経験がある2名のスタッフが登壇しました。

ダイバーシティ工房の学習支援事業部での事業内容説明から、スタッフ2名がそれぞれ教員を志した理由、そこから転職に至ったきっかけ、NPOに入って感じた学校現場との違いやNPOならではのやりがいなど、参加者の皆さんとのやり取りを交えながらざっくばらんにお話ししています。

転職のきっかけは・・・?

学校教員として働いていると、学校教員にしか出来ないこともたくさんあります。だからこそ転職を悩む方も多いようです。ですが、学校ではない場だからこそ実現できることもたくさんあります!

学級担任として子どもたちと関わる中で「もっとじっくり一人ひとりと関われたらいいのに」という思いから転職を考え、子ども一人ひとりに合わせた学習指導を行っているスタジオplus+を見つけて応募したスタッフもいます。

一対一で行う学習支援

職場としての学校とNPOとの違いって?

学校現場とは異なるNPOの特徴として、自由度の高さやスピード感があります。やりたいと思ったことは手を挙げるとすぐに取り組むことができます。

私の場合は、採用業務に関心があると言い続けていたら次の月には採用主担当になっていました!他にも事業部内でプロジェクトを立ち上げることもあれば、例えば他事業部で実施している「LINE相談」の相談員として子どもたちの相談に乗るスタッフや、近隣の学校の中で実施している「出張授業」で個別学習支援のノウハウを活かしているスタッフもいます。

学校への出張授業の様子

もちろん学校と比較すると内部の制度が整っていない部分もありますので、入職当初は戸惑うこともありました。業務の分担が学校現場と比べてかなり流動的なので、「いつどんな仕事が振られるかわからない!」というドキドキ感もあります。でも今は、決まっていないからこそより良い形で仕組みを皆で作っていく楽しさがあると私は思っています。決まったことをこなすだけではなく、フットワーク軽く新しいことに挑戦していきたい人にはぴったりの職場です。

また、ダイバーシティ工房の場合はワークライフバランスを大事にしているスタッフが多いことも魅力です。今回、座談会に参加者された方から「学びと仕事とのバランスについて」の質問をいただきました。専門学校に通いながら働き、社会福祉士の資格を取得したスタッフもいます!スタッフのキャリアアップを応援する職場だからこそできることかもしれません。

学校で培ったスキル、NPOでどう活かせる?

転職を考えた時に、学校現場以外で教員の力がどう活かせるのだろう?と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

個別学習支援を行っている学習支援事業部では、子どもとの関わりの経験を活かすことができます。また、保護者から相談を受けたり進路のアドバイスを求められることもありますので、保護者面談などの経験も活きていると感じます。

学級担任として培ったリーダーシップを発揮し、スタッフを取りまとめる役割である教室長となるスタッフも多いです。

また、教員経験が一定の年数以上あると、放課後デイサービスの支援の質の管理を担う「児童発達支援管理責任者」の資格を取得するための研修を受講することができます(私の場合は教員経験が9年間あったので、すぐに受講する事ができました)。
地域の中で他の関係機関との調整役を担う役割である児童発達支援管理責任者がいないと新しい拠点を立ち上げることが出来ないので、とても貴重なポジションです。また、他の支援者の育成を担う役割でもあるので、児童福祉の分野でのキャリアアップにもなります。

新教室の立ち上げに向けて準備

対話の場としての座談会

参加者の方々には自己紹介をしていただき、また座談会に参加したきっかけについてお話しいただいています。これまで参加されたみなさんは、このままこの職場で仕事を続けていていいのかな?と不安を感じていらっしゃる方や、休職をきっかけに転職を考えておられる方など、様々です。
毎回、参加者の皆さんから多くのご質問をいただき、登壇者も「私もそれ悩んでいました!」と頷けることばかりです!

ダイバーシティ工房では、このようなイベントの場だけではなく採用選考においても「対話」を大切にしています。

事業部をまたいだメンバーでも集まり、定期的に対話の機会を持っています

スキルや経験はもちろん大切ですが、最終的には「一緒に働いたら楽しそう!」とお互いに思えるかどうかが重要だと私たちは考えています。この関係性が職場の風通しの良さにつながり、私たちの事業が先に進む力となります。

転職ってやっぱり大変、だけど楽しい

転職した時は、周囲の反対や金銭的な不安もありとても迷いました。
ですが実際転職してみて、新たなことに挑戦することが出来て本当に良かったと思っています。今は学校とは異なるフィールドで日々成長できることを嬉しく思い、充実した日々を送っています!

実際の業務や職場の雰囲気についてなど、実際の座談会ではここに書かれているよりざっくばらんにお話ししています。

NPOへの転職を考え始めたという方、ぜひお話ししてみませんか?


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ダイバーシティ工房では、通年で採用個別相談を実施しています。
疑問質問もいつでも受け付けております。
興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!
スタッフ一同、お待ちしております。

児童発達支援管理責任者候補の募集をオープンしました!
▼現在のダイバーシティ工房の募集職種一覧はこちらから




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