NPO法人ダイバーシティ工房

「制度の狭間で孤立しやすい人たち」が困った時にいつでも相談できる地域づくりを目指し活動…

NPO法人ダイバーシティ工房

「制度の狭間で孤立しやすい人たち」が困った時にいつでも相談できる地域づくりを目指し活動するNPO法人。 学習支援▷自在塾・スタジオplus+|コミュニティスペース▷プラット|保育園▷にじいろ・そらいろおうちえん|無料LINE相談▷むすびめ|自立援助ホーム▷ルポールなどを運営

マガジン

  • 【繋がる】全国出張プロジェクト

    全国の子ども・若者支援を行う団体から学び、そして繋がり、市川のまちづくりに還元していくプロジェクトです。視察レポートを公開しています。

  • <学習支援>子どもと私たちの学び

    発達障害をもっていたり、不登校の子どもたちの学習支援を行う「スタジオplus+」や「地域の学び舎プラット」での様子です。支援について、子どもたちの様子にいて発信しています。

  • 【働く】ダイバーシティ工房をつくる人たち

    ダイバーシティ工房で働くスタッフの仕事や、どんなことを考えなぜここで働いているのか?について知っていただけるnoteです。

  • コミュニティスペース・地域の学び舎「プラット」

    無料学習教室やコミュニティカフェ、「ぷらっと」寄れる場所をコンセプトした居場所を運営しています。

  • 【工房の対話文化】合宿ってどんな場?

    ダイバーシティ工房は創業期より、自分たちのビジョンやミッション、バリューを核にスタッフ間や関わる人と「対話」する文化を大切にしてきました。一日業務から離れ、その対話に没頭する場が、合宿です。日帰りや泊りで実施するその合宿の場でどんな時間を過ごしているのかを覗いていただけるマガジンです!

最近の記事

【九州篇】日本全国の支援団体と繋がりたい「全国出張プロジェクト」

こんにちは。 NPO法人ダイバーシティ工房アウトリーチ事業部スタッフの春本です。 ダイバーシティ工房では、今年度の9月から3月にかけて「全国出張プロジェクト」と称して、 全国各地の子ども若者支援に取り組まれている団体さんの活動を直接見に行く取り組みを開始しました。 プロジェクトを通して、全国の団体さんの活動を勉強して私たちの本拠地・市川市の地域づくりへ還元したり、 むすびめに来られる全国の利用者さんへの情報提供・連携に活かすことが目的です。 プロジェクトの記録を公開し

    • 「自分の思いを話してみよう」と思う場所 #入社半年エントリ

      こんにちは。発達障害をはじめ「学校生活に特別なニーズがある子どもたち」を対象にした学習教室・スタジオplus+で学習支援員をしている渡部です。スタジオplus+で働き始めて半年経った9月末、学習支援事業部・アウトリーチ事業部合宿がありました。 支援について考える「合宿」って何?4月に入職した頃から、9月末には学習支援についてスタッフ間で考えを深める「合宿」の日があることは知っていましたが、まだまだ先と思っていました。この半年は、新しい仕事を覚えてこなしていくことに必死で、あ

      • 「子どもが自ら動くまで待つ」は難しい。それでも私たちは待つ

        私たちダイバーシティ工房が運営するスタジオplus+や地域の学び舎「プラット」では、発達障害や不登校などの背景を抱えた子どもたちの学びや自立をサポートしています。 これまでたくさんの子どもたちと関わってきたなかで、必ずしも全ての子たちがすぐに勉強に取り組んだり、進路のことを考えたりできるわけではないことを、私たちは見てきました。 しかしその一方で、そういった子がやがて自分の力で奮起し、自分の目標と向き合い始める瞬間が来ることも私たちは経験しています。  この成長の過程で大

        • 採用の過程でDIY! そこで見たもの、見られたこととは?

          畑違いの業界(出版社で健康雑誌の編集)から、自立援助ホームのスタッフに転身したYです。今回は、ダイバーシティ工房※の「新拠点DIY」に参加した日について書こうと思います。 雨の中を歩きながら聞いた話入職前の話です。ダイバーシティ工房の求人に応募して、書類審査と一次面接を通過し、二次面接の日程調整のメールをもらった際、なぜか「新拠点のDIYイベントにいらっしゃいませんか?」とのお誘いを受けました。 ときは2月。しかも当日は氷雨が降っていました。憂鬱な気持ちが全くなかった、と

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        • 【取り組み】工房の組織づくり
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          私たちのこれまでの物語にタイトルをつける【最終回後編】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

          システムコーチングの取り組みもいよいよ佳境に入り、この場が終わっていく寂しさを感じながらも、最終回の後半がスタート。(前半の様子の記事は こちら ) 私たちの一年間の取り組みを、物語として振り返ります。 実際に起きた出来事だけでなく、そのときの気持ち、そして超えてきたエッジを思い出しながら話します。 「その時は思わなかったけど振り返ると、このときにエッジ(心理的抵抗)を超えていたね」という、今だからわかる気づきの共有もしていきました。 同時に、グラフィックレコーディングで

          私たちのこれまでの物語にタイトルをつける【最終回後編】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

          私たちの心理的抵抗はこんなところにもあった【最終回前編】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

          システムコーチング®の初回のセッションを2022年9月に実施してから、早くも9ヶ月! 最終回は、市川市内のとても素敵なレンタルスペースをお借りして実施することにしました。 最初は別の場所での実施を検討していたのですが、代表から、「最終回に対面で集まるなら、完了や祝福を感じられるように、場所にもこだわった方がいいのでは?」とのアドバイスをもらいました。 そこで、「そうだ、私たちのエッジ(=次のステップに向かう心理的抵抗)は、物事への完了や祝福などのために、忙しくても一度立ち止

          私たちの心理的抵抗はこんなところにもあった【最終回前編】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

          子どもたちはそれぞれに持つ内なる力を、それぞれのペースで発揮している

          私は放課後等デイサービス・スタジオplus+で児童指導員をしています。スタジオplus+では、発達障害や不登校など「学校生活に特別なニーズがある子どもたち」を対象に、一対一の個別授業で学習サポートを行っています。子どもたちが自分の得意・不得意を知り、自分に合う学び方を自ら模索・実践できる“自立した学習者”になってくれることを目指しています。 そんな“自立した学習者”像を描きながら子どもたちと日々接していると、学校での学習方法や進度とはちょっと合わないかもしれないけれど、子ど

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          教員20年、もどかしさを手放すため飛び込んだNPO

          こんにちは。スタジオplus+の髙橋です。 ダイバーシティ工房に入職して、1年半。学習支援員として、一人ひとりに合った学び方を子どもと一緒に考え、子どもたちの成長を見守っています。 ここに至る前、それまでは、一旦子育てのために休んだものの、20年弱を教員として過ごし、大勢の子どもたちと過ごしてきました。 教えること、教えなければならないことは、学びたいこと? 長い学校での生活の中、たくさんの子どもたちと出会ってきました。 ある6年生を担任したときの社会の学習。 世界の国々

          教員20年、もどかしさを手放すため飛び込んだNPO

          学校の外に居場所を作る私が、学校内の支援に入る理由

          こんにちは。発達障害をはじめ「学校生活に特別なニーズがある子どもたち」を対象にした学習教室スタジオplus+で支援員をしている渡辺です。 私は今年度、スタジオplus+の教室長をしながら、週1回、アウトリーチ活動として市川市内のA中学校の、3年生の数学の授業の補助に入っています。 ダイバーシティ工房※、とりわけスタジオplus+は元教員も多い環境(私自身は教員出身ではありませんが…)ですが、その職員が学校に行くとなると、少し意外な印象を持たれるかもしれません。 今回は、ス

          学校の外に居場所を作る私が、学校内の支援に入る理由

          飛び交う「久しぶり!」4年ぶりの夏祭りは再会の場所だった

          みなさま、こんにちは! ダイバーシティ工房が運営するコミュニティスペース「地域の学び舎プラット」でインターン生をしている、中込です。 8月に、プラットでは夏祭りを開催しました。 地域の子どもたちに開いて行う夏祭りはプラットの恒例行事ですが、2年ほどはコロナ禍の影響により中止、昨年は規模を縮小しながらの開催でした。外に開放し色々な方に立ち寄っていただける規模での開催は4年ぶりとなりました。 当日は、じりじりと刺すような日差しが続く天気のなか、50人以上の方にお越しいただきま

          飛び交う「久しぶり!」4年ぶりの夏祭りは再会の場所だった

          「受け入れてもらう」に違和感たっぷり医療的ケア児親のつぶやきnote

          こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 私は思いがけず医療的ケア児(心臓病で24時間酸素を吸引している)の母親になり、世の中でよく使われる「受け入れる」「受け入れてもらう」という言葉に対し、たっぷりの違和感を持っています。「受け入れる」って上から目線だな~って思います(とは言え、そんな私も日常的に「受け入れる」って使ってしまう)。 医ケア児の娘を保育園に入れるまでの話を別のnoteに書いたので、そちらも 是非読んでみてください。 そのnoteの

          「受け入れてもらう」に違和感たっぷり医療的ケア児親のつぶやきnote

          医療的ケア児を保育園に入れるまでの、保護者目線の怒り心頭note

          こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 今日は私の娘の話をしたいと思います。 24時間酸素つけっぱなしの医療的ケア児の娘 私には3歳の娘がいます。先天性の心臓病で、24時間鼻に酸素のチューブをつけて生活している医療的ケア児です(以下「医ケア児」)。高齢者の方々が酸素ボンベを引いて歩いていますが、娘も同じものを使っています。 (酸素はついていますが、生活の制限は一切なく、歩いたり走ったり活発に動くことができます) 臨月の頃、心臓の難病を複雑に合併し

          医療的ケア児を保育園に入れるまでの、保護者目線の怒り心頭note

          オープンな関係性を、フィジカルに感じ取る

          こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部でマネージャーをしている佐藤です。 noteの写真にたびたび出てくる、体の大きいメガネくんが私です。 (今年、やせる決意をしたのですが、不思議と一向に変化がありません) 先日、マネージャーを中心とした経営会議が行われ、参加してきました。 「経営会議」と言っても、皆で数字を並べて、ひたすらにらめっこをする...ようなガチガチの会議ではなく、リラックスした雰囲気の中で「これから私たちは何をしたいのか?どこへ向かいたいのか?」とい

          オープンな関係性を、フィジカルに感じ取る

          教員がNPOへ転職するって?ざっくばらんに語る座談会を開催する理由

          教員からNPOへの転職って?こんにちは、NPO法人ダイバーシティ工房の伊藤です。 現在私はダイバーシティ工房で人事を担当していますが、工房に勤める前は学校教員として9年間勤務していました。ダイバーシティ工房では、私と同じようにかつて教員として働いていた経験を持つ職員がなんと12名も活躍しています(中には山形、宮城など遠方から応募して入職したスタッフも!)。 転職は人生の一大事、私たちもたくさん迷った末の決断でした。そんなかつての私たちと同じ立場にいる全国の先生たちが今後のキ

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          支援について同僚に相談したら、視点とアイデアに溢れていた話

          私が学習支援を担当するAくんとのある授業。それまで楽しそうに学習をしていたのに、急に元気がなくなってしまったことがありました。 「どうしたの?今日はここまでにする?」との問いに、うなずき、明らかにしゅんとしたまま帰るAくんの様子を見て、自分の対応がこれでよかったのか?と、少しもやもやしてしまいました。 Aくんは前任のスタッフから担当を引き継いで間もない生徒さんです。関係性を構築する過程にある中で、私自身もAくんについてまだまだ知りたい状況にありました。 このときの様子が

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          スイカの種飛ばし、一緒にしませんか?【経営合宿2023@真夏の古民家】

          経営合宿に事務局メンバーが参戦!2023年夏、千葉県いすみ市の経営合宿にはある変化がありました。それは、<ダイバーシティ工房・事務局>つまり、バックオフィス部門の職員が参加したのです。 ※2023年いすみ合宿の概要はこちら  去年まで経営合宿に事務局から参加していたのはマネージャー陣のみだったそうで、ここにバックオフィスである事務局のメンバーや、普段現場での支援を主とするメンバーなど、役職に関わらず様々な職員が参加するのは、ほぼ初めて。その中へ飛び込んでいったのが労務担当の

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